本格的な夏に突入する7月の結婚式。暑さが気になるところですが、サマーウェディングには魅力がいっぱい!
この記事では7月にふたりらしい結婚式を挙げられるように、おもてなしの工夫、ウェディングテーマやブーケ、装花、おすすめのウェディングドレスなど、7月婚を楽しむためのあれこれをまとめました。
暑い7月の結婚式はゲストに迷惑?
7月は人気の春のシーズンが過ぎて、結婚式が徐々に落ち着いてくる時期。実施件数はあまり多くはありません。
ネックはやはり近年の猛暑ですが、空調設備が整った屋内でおこなうのであればそこまで心配しなくてもよさそう。ゲストの負担を軽くするため、屋内での演出は避ける、最寄りの公共交通機関から近い式場を選ぶなど、立地や演出内容に配慮する必要がありそうです。
また7月下旬は学校が夏休みに入り、家族旅行などのレジャーの予定を立てるゲストも。日程が決まったら早めにゲストに伝えられるといいですね。
式場選びがスムーズ!7月の結婚式のメリット
夏の結婚式だからこその魅力がたっぷり!7月の結婚式のおすすめポイントはこちら♪
夏ならではの開放感を楽しめる
夏といえばお祭りや音楽フェス、バーベキュー、花火など、開放感を味わえるイベントが盛りだくさん。ゲストと一体感を感じられるようなテーマがよく似合います。
みんなでわいわい過ごす時間は新郎新婦もゲストも緊張がほぐれて、心の距離を縮めてくれそう。ゲストが気兼ねなく楽しめる結婚式にしたいというふたりにおすすめの季節です。
式場予約が取りやすい
結婚式が多い秋や春は土日祝日・お日柄のいい日はすぐに予約で埋まってしまいますが、結婚式のオフシーズンにあたる7月は日程が選びやすいのがメリットです。
費用を抑えられる
費用が安く済むというメリットもあります。さらに結婚式が少なくなる8月に向けて、夏の割引プランや期間限定プランを出している式場も多いもの。少しでも安く結婚式を挙げたいというふたりは7月がねらい目と言えそう!
気温と旅費に注意!7月の結婚式のデメリット
7月の結婚式で注意したいのは気候とゲストの費用面です。7月婚を検討するなら知っておきたいポイントを解説します。
暑い日が多くゲリラ豪雨が発生することも
2023年7月の東京の日平均気温は28.7℃。最高気温は33.9℃、最低気温は24.7℃です。日中に30℃を超えるのは当たり前で、場所によっては35℃以上になる猛暑日を記録する地域も!また7月の上旬は梅雨明け前のことが多く、雨の心配もあります。
気温の上昇で大気の状態が不安定になりやすいため、7月の後半はゲリラ豪雨にも注意が必要です。
※気象庁の過去の気象データより
夏休みに向けて宿泊費が上がる
7月下旬は夏休み期間にかかるため、飛行機などの交通費やホテルの宿泊料が高くなります。交通費の割り増し分を含めたお車代を用意するなど、ゲストの負担が大きくなりすぎないよう配慮が必要になります。
遠方からのゲストが多い場合、想定よりもお車代・宿泊費の負担が大きくなる可能性があることを忘れずに。
7月の結婚式の暑さ対策に!暑い日のおもてなしアイデア
7月の結婚式は暑さ対策が必須!式場までの移動時から結婚式中まで、ゲストによろこばれる暑い日のおもてなしアイデアを紹介します。
送迎バスやタクシーチケットを用意する
暑い日の結婚式で一番ネックなのは式場までの移動。できるだけ屋外の移動が少なくなるよう、最寄り駅からの送迎バスやタクシーチケットを用意するとよろこばれます。
これから式場選びをするなら、おすすめなのは駅直結の式場。最寄り駅から屋外にでることなく会場入りできるため、気温や気候の影響を受けにくく移動もスムーズです。
冷たいウェルカムドリンク&おしぼりでおもてなし
到着したゲストには冷たいおしぼりとウェルカムドリンクでおもてなししましょう。身体を冷やしたくないというゲストのために、常温の飲み物もあるとより細やかな気配りを感じてもらえそう。
暑さ・汗対策のアメニティを充実させる
ヘアスタイルやメイクが汗で崩れてしまった、汗ジミや匂いも気になる…というゲストのために、制汗スプレーや汗ふきシート、ヘアスプレーなどをトイレに設置しておくとよろこばれます。余計な荷物を持ち歩かずに済むように、招待状に用意しているアイテムを記載しておくと親切ですね。
夏はナイトウェディングが盛り上がる
屋外の演出を取り入れたいというふたりは、暑い日中を避けて少しでも涼しくなる夜に結婚式をスタートするのも手です。ライトアップやバルーンランタン、花火など、ナイトウェディングだからこそできる演出もたくさん!ビールやフローズンカクテルを飲みながら、ゲストとまったり過ごせるのも夜ならではですね。
▼ナイトウェディングの魅力をチェック!
7月の結婚式はいつがいい?縁起がいい日をピックアップ
上旬は梅雨の影響、下旬は猛暑が気になる7月ですが、天候や気温の傾向は年によって変わるので日取りの段階ではなんともいえませんよね。オフシーズンで比較的日程を選びやすい7月の結婚式、おすすめの日取りを見ていきましょう。
【2025年7月】結婚式におすすめの縁起のいい日は6日・12日・21日
2025年7月の結婚式で人気の日取りになりそうなのは7月6日(日)、7月12日(土)、7月21日(月・祝)。
6日は大安の日曜日。夏休みに入る前の上旬なので、ゲストのレジャーの予定を気にする必要もなさそうです。
12日(土)は一粒万倍日かつ大明日など3つの吉日が重なる大安という貴重な開運日。2025年7月でもっとも人気の日取りになりそうです。この日も夏休み前なので、まだ旅行などの予定を立てるゲストは多くなさそう。
21日(月)は海の日の祝日。"友を幸せに引き込む"として結婚式に適しているといわれる友引です。大明日という吉日も重なる縁起のいい日ですが、夏休みに入る学校があり、さらに三連休の最終日でもあるのでゲストへの配慮が必要です。
7月の結婚式に選びたいおすすめテーマ4選
7月の結婚式は夏ならではのテーマを楽しみたいですよね。テーマごとに取り入れたい演出や装花 おもてなしの実例を紹介します。
七夕
7月のイベントといえば7月7日の七夕。織姫と彦星が会えるロマンチックな一日であり、7月上旬の結婚式のテーマにおすすめです。
星に願いを込めて! 装飾も演出もアイデアいっぱいな七夕ウェディング
七夕の飾りといえば笹飾りはマスト。笹飾りに夫婦のお守りを飾ったウェルカムボードがとっても可愛いですね。
「スイートヴィラガーデン」で短冊に願いを乗せるロマンチックな七夕ウェディング
本物の笹飾りを飾った高砂はインパクト抜群!願い事を書いた短冊を飾ってもらう時間を演出に取り入れても面白そう。
星に願いを込めて! 装飾も演出もアイデアいっぱいな七夕ウェディング
星モチーフの装飾も七夕の季節ならでは。ネイビーのクロスに映えるゴールドの星がとってもきれい。ネイビー×星で統一されたペーパーアイテムもおしゃれです。
「スイートヴィラガーデン」で短冊に願いを乗せるロマンチックな七夕ウェディング
七夕のデザートといえばフルーツポンチ!見た目も涼し気で、デザートに取り入れるとよろこばれそう。星型のナタデココやスターフルーツを入れれば七夕ムードも満点!噴水フルーツポンチの演出をしたり、ウェディングケーキ代わりにして夫婦ふたりがサーブするのも楽しいですね。
海・ビーチ
夏と言えば海水浴やマリンスポーツ。7月の結婚式は、開放感溢れる雰囲気を演出してくれる「海」や「ビーチ」のテーマもおすすめ!
麻のテーブルランナーや小瓶の装花がビーチを思わせるテーブルコーディネートがとってもおしゃれ!メッシュデザインのお皿やブルーのグラスが涼しげな雰囲気を醸し出しています。
青空に白いタープが映えるテラスでのケーキカットもフォトジェニック。海風を感じられる場所なら、屋外の演出も気持ちよさそう!
海が好きなふたりなら、海のなかに入って撮る水中フォトウェディングに挑戦してみるのも◎
完成した写真はウェルカムボードやペーパーアイテムのデザインに取り入れても素敵です。
フェス(フェスティバル)
夏といえば祭りの季節。ふたりの好きなものを散りばめたオリジナルのフェスで、ゲストといっしょに楽しみましょう!
音楽好きカップルのフェス型ウェディング!ワイワイ楽しむ「Red Rock Festival」
音楽フェスが好きなふたりなら、再入場や余興で好きな音楽を流して、ゲストと一緒にペンライトで盛り上がったり、
誓って、笑って、ダンスして♪ようこそ、「マエダ・ウェディング・フェスティバル」へ!
みんなで踊るのもアリ!
誓って、笑って、ダンスして♪ようこそ、「マエダ・ウェディング・フェスティバル」へ!
フェスおなじみの、つかみどりやすくいどりのコーナーをつくるのも面白そう。大人はおつまみ、子どもはピカピカ光るボールなど、年齢ごとにアイテムを分けるとより盛り上がります。
誓って、笑って、ダンスして♪ようこそ、「マエダ・ウェディング・フェスティバル」へ!
メインの食事は控えめに、みんなで気軽につまめるものを用意してもいいですね。ご友人メインの結婚式ならあえて立食形式にすることで、ゲストどうしの距離も縮まりそう。
キャンプ・アウトドア
テーマは「山とキャンプ」!愛用のアウトドア用品を使ったオリジナルウェディング
「キャンプ」も夏に人気のテーマのひとつです。グリーンたっぷりの装飾にミニサイズのティピーテントを張れば、まるで物語のワンシーンのようなナチュラルかわいいキャンプが完成!
「森で過ごすキャンプ」をテーマに1日の流れを再現。ガーデン付き邸宅をDIY装飾したこだわりウェディング
こちらもティピーテントでキャンプムードをかわいらしく演出!グリーンと看板で世界観もばっちりのコーナーは、ゲストのフォトブースとしても活躍しそう。
誓って、笑って、ダンスして♪ようこそ、「マエダ・ウェディング・フェスティバル」へ!
こだわり派のふたりならキャンプファイヤーを取り入れて、本格派のキャンプウェディングはいかが?
キャンプ恒例のスイカ割りや
誓って、笑って、ダンスして♪ようこそ、「マエダ・ウェディング・フェスティバル」へ!
手持ち花火を楽しむのもキャンプウェディングならでは◎一生忘れられない思い出になること間違いなしです。
7月の結婚式だから着たい!ウェディングドレス・カラードレス
7月婚のドレス選びに!夏だから着たいウェディングドレス・カラードレスの特徴とおすすめデザインを紹介します。
涼し気なスレンダーラインのドレス
7月におすすめなのは、縦ラインのストンとしたシルエットが特徴的なスレンダーラインのドレスです。軽やかな見た目はとっても涼しげ。動きやすいため、ゲストと一緒に楽しみたい結婚式にぴったり。熱がこもりにくいため、式中心地よく過ごしたいという花嫁さんにも最適です。
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夏にぴったりなマーメイドドレス
人魚をイメージさせるマーメイドドレスも夏にぴったり。リラクシーさと上品さを兼ね備えたシルエットは、ホテルウェディングやスタイリッシュなバンケットにも◎着てみたいけれど似合わないのでは?と心配な花嫁さんには、ボディラインが強調されすぎないソフトマーメイドがおすすめです。
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ひんやり可愛いアイスカラーのドレス
色選びに悩んでいる花嫁さんなら、アイスカラー(アイシーカラー)のドレスはいかが?パステルカラーに似た優しい色ながらも、冷たさを感じさせてくれるのが特徴で、可愛すぎず大人っぽく着こなしたい花嫁さんにもおすすめのカラーです。
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7月の結婚式におすすめ!夏が旬の花でつくるブーケ&装花
会場を彩る装花も7月ならではの花を使って、ふたりの世界観を演出してみてはいかがでしょうか。
ダリア
結婚式の装花やブーケで定番のダリアは夏から秋にかけて咲く花です。幾重にも重なる花びらがとっても華やか。ラウンドのフォルムが美しく、洋にも和にも似合います。
赤、ピンク、オレンジ、紫など、カラーバリエーションも豊富。一重、八重、ポンポン咲きと咲き方の種類もたくさんあるので、この機会に好みの品種を探してみるのもいいですね。
リニューアル直後のホテルオークラで*お料理におもてなしを込めた大人ウェディング
「気品」「優美」の花言葉も花嫁さんにぴったり。同じくウェディングに定番のバラと合わせればシックな印象に。ユーカリやラナンキュラスの花材と合わせればナチュラルなブーケにもなります◎
ラベンダー
夏に見ごろを迎えるラベンダーも、夏のナチュラルウェディングにぴったりの花。
細い茎の先に、鮮やかな紫色をした小さな花をつけます。花言葉は「幸福」「優美」。リラックス効果があるハーブとしても有名ですよね。
ラベンダーのみの花束は、ほかの花嫁と被りたくない個性的なブーケを探している人におすすめ。ラベンダーの香りを感じるたびに結婚式の記憶が蘇ってきそう。
デンファレ
胡蝶蘭に似た花姿のデンファレも、夏から秋にかけて咲く花です。花言葉は美しい花姿にぴったりの「魅惑」。ほかの植物に寄り添いながら咲くことから「お似合いのふたり」という花言葉もあります。
肉厚で艶のある独特の花びらは、上品さを演出したいコーディネートにおすすめ。
東南アジアを中心とする熱帯地方の植物だけあって、リゾートウェディングの雰囲気にもよく合います。白以外にも、ピンク、赤、紫、黄色もあります。
モカラ
鮮やかなビタミンカラーのモカラも夏を感じさせてくれる花。肉厚で袋状になった花びらが特徴で、鮮やかな黄色やオレンジが有名ですが、赤、紫、ピンクもあります。モカラの花言葉は「気品」「優美」。アンスリウムやモンステラ、カラーなど、同じく南国を感じさせてくれる花と合わせて、リゾートやトロピカルテイストのブーケとして人気があります。
7月の結婚式のおもてなしに!料理に取り入れたいおすすめの食材は?
最後はおもてなしのメインとなる料理のアイデア。7月の結婚式に取り入れたい食材を紹介します。
夏バテにも効果◎7月に旬を迎える野菜
・夏キャベツ
・かぼちゃ
・オクラ
・きゅうり
・レタス
・とうもろこし
・トマト
・ナス
夏に旬を迎える野菜は、夏の身体の不調を整えてくれる栄養素が含まれています。水分をたっぷりと含んだ口当たりの良さや、シャキシャキした食感も魅力です。暑くて食欲がわかないというゲストのために、さっぱりと食べられるメニューを取り入れるとよろこばれそう。
爽やかな酸味が特徴!7月に旬を迎える果物
・ラズベリー
・スイカ
・マンゴー
・あんず
・桃
・すもも
7月に旬を迎える果物は暖かい地域で栽培されるトロピカルフルーツ系や、夏の果物として代表的な桃やスイカなど。水分をたっぷりと含んだジューシーかつ、爽やかな酸味のフルーツが多いのが特徴。ケーキのデコレーションとしてはもちろん、夏にうれしいジュレやシャーベットもいいですね。
さっぱりした味わいがうれしい!7月に旬を迎える魚介
・マアジ
・スズキ
・ハモ
・クルマエビ
・ケンサキイカ
・マダコ
・アワビ
7月に旬を迎えるのは、暑い時期にも食べやすいさっぱりとした味わいの魚介。代表的なのはアジで、産卵前のこの時期に旨味が増します。刺身はもちろん、夏野菜と楽しむマリネや、ソテーもおいしそう。ほかにも、高級魚として人気のスズキやハモ、同じく高級品のクルマエビやアワビがあります。
夏の始まりをゲストと楽しむ結婚式を!
7月の結婚式は、暑い時期ならではの魅力がいっぱい!天候や気温への配慮は必要ですが、だからこそふたりの心遣いやおもてなしをしっかりと感じてもらえそう。大切なゲストといっしょに、開放的な夏の結婚式を楽しんでくださいね。
※ 2024年2月 時点の情報を元に構成しています
「結婚式準備」 の キホン に含まれています