新しい年の始まりである1月に”ふたりの始まり”である結婚式を…と考えるカップル必見!一月婚の魅力と成功のポイントを紹介します。
1月は一年でもっとも結婚式が少ない月

1月は一年のなかでもっとも結婚式が少ない月。もっとも開催が多い10月の1/3以下と、1月に結婚式を挙げるカップルはかなり少ないことがわかります。
1月が不人気の理由のひとつは気温。寒さが一気に厳しくなる1月と2月は連続して結婚式が少なく、いわば閑散期。しかし、結婚式が少ない月だからこそのメリットもあります。
閑散期だからこそ♡1月の結婚式のメリット
まずは1月の結婚式の魅力を見ていきましょう。
結婚式場の予約が取りやすい
1月は結婚式場の予約を取りやすいというメリットがあります。お日柄、時間帯、会場が選びやすいのはもちろん、いつもは混んでいる人気式場の空きがある可能性も!
人気のヘアメイク、カメラマンなど個人に依頼したい人も、一年でもっとも空いている1月がねらい目です。
結婚式場の費用が安い
予約が少ない1月はハイシーズンと同じプラン内容でも大幅な割引が適用されていたり、挙式料が安く設定されていることが多いようです。数十万、多いところなら百万単位で割引されることも!少しでも節約したいふたりはもちろん、料理のランクアップや憧れのウェディングドレスのレンタルなど、予算内でこだわりを叶えたいというふたりにおすすめ。
レンタルドレスの選択肢が多い
結婚式が少ないということはほかの人と被りにくく、レンタルドレスの予約も空きがある可能性が高いということ。たくさんの種類から選べたり、いつもは予約でいっぱいの憧れのドレスが着られる可能性も!ドレスにこだわりたい花嫁さんは1月も候補に入れてみてはいかがでしょうか。
寒さ対策がおもてなしの要!1月の結婚式のデメリット
1月の結婚式の注意ポイントは気温と日程選びの難しさ。詳しく見ていきましょう。
寒さが厳しい
2024年東京の1月の日平均気温は7.1度、日最高気温は11.8度、日最低気温は2.9度です。暖冬ではありますが、やはり12月に比べると気温も下がる月となりますね。
※気象庁の過去の気象データより
「寒くて移動がつらい」「コートや手袋など荷物が増えるのが面倒」というゲストも多いので、式場選びや引き出物選びに配慮が必要。屋外の演出も避けるのがベストです。
雪の心配もある
1、2月は一年のうちでもっとも降雪量が多い月。会場選びは雪が降ることも想定して、駅からの距離やゲストが通るルートを確認しておきましょう。また、雪で公共交通機関がマヒしゲストが来られなくなってしまった場合はどうなるのか、キャンセル料の有無や対応など、万が一のことも式場側と確認しておくと安心です。
日取りが難しい
1月の結婚式は帰省や旅行を予定している人が多い初旬を避けると、選べる日が少なくなるのがデメリットです。また、サービス業のゲストは繁忙期に当たる月なので、仕事が休めず参列できないという人がいるかもしれません。
逆に親族のみ、家族のみで結婚式を挙げる場合は、みんなが集まる新年は予定も立てやすく集まりやすいということも!親族のみの結婚式を検討してみるのもおすすめです。
1月の結婚式を成功させるためのおもてなしポイント
一年の始まりの1月は仕事もプライベートもバタバタしがち。出費が多い時期でもあることから、できれば避けたいと考えているゲストも…。迷惑と思われないためにはどうしたらいいのでしょうか。
ゲストには早めに連絡する
結婚式が決まった時点で、ゲストには1月に結婚式を挙げたいことを伝えておくのがベスト。事前に知っていればスケジュール調整をすることも、ご祝儀を計画的に貯めておくこともできます。その際には「年始の忙しい時期にごめんね」と一言声をかけておくと、心遣いが伝わります。
送迎バスやタクシーチケットを手配する
寒さや雪対策として、駅直結や駅近くなど屋外の移動が少ない式場を選ぶのもポイントです。駅から距離がある場合は送迎バスやタクシーチケットを手配するのを忘れずに!また、帰省や旅行シーズンとなる1月は宿泊費や交通費が割高になっていることがあるので、お車代も配慮して用意しゲストの負担が増えないようにしましょう。
寒さ対策グッズを用意する
式場に到着したゲストにホットのウェルカムドリンクをサービスするのも、寒い時期ならではの心あたたまるおもてなし。自由に使えるブランケットや使い捨てカイロも用意すれば、より快適に過ごしてもらえそう。
引き出物宅配便サービスを利用する
防寒具の脱ぎ着でゲストの手荷物が増えることを考慮して、引き出物は宅配便サービスを手配するのがベター。プチギフトやブーケトスのプレゼントなども、持ち帰りしやすいサイズにする、引換券を渡して後日郵送するなど、荷物にならないようにしましょう。
1月の結婚式に選びたいおすすめテーマ5選
1月にふさわしいウェディングテーマにはどんなものがあるのでしょうか。テーマに合わせた演出や装花、先輩カップルのおもてなしの実例を紹介します。
新春・新年
新しい年を迎えてお祝いムードに沸き立つ1月。結婚式もそんなおめでたい雰囲気にあやかって、お正月らしさを取り入れてみてはいかがでしょうか。新しい年を意味する「新春」は、そんなふたりの結婚式にもぴったりのテーマです!
新たな門出を祝う鏡開きは、ふたりのハレの日にふさわしい演出。鏡(樽の蓋)を開くことで運を開き、マスに注いで乾杯することでゲストと福を分かち合うという意味があります。
縁起物にあやかりたいお正月には、どんな願い事も叶えてくれるといわれているダルマのケーキはいかが?願いを込めて片目を入れ、願いがかなったらもう片方の目を入れる…という風習にならって、目入れの演出をするのも面白そう。
和
日本の伝統や風習を意識することが多い1月。日本の魅力を感じられる「和」もウェディングテーマにおすすめ。「和」にはまぜる、仲良くするという意味もあり、両家やゲストとの絆を深めたい結婚式にもぴったりです。
和の挙式には花びらではなく、幸福を願う色とりどりの折り鶴シャワーを。ふたりが通った後もフォトジェニックな写真で残せるのも魅力です。
和を感じる高砂ソファはふたりのセンスの見せどころ!会場に歴史的建造物や日本家屋を選べば、よりテーマの世界観が深まります。
ケーキ入刀を和テイストにアレンジ。写真はフルーツの代わりに色とりどりの海鮮をのせたちらし寿司入刀!
旬のいちごを使った大福タワーは見た目もキュート!大福をほおばるふたりのファーストバイトも見どころです。
紅白のパッケージがおしゃれなお米のプチギフト。普段買わないちょっと贅沢なブランド米をプレゼントするとよろこばれそう。
雪
真冬である1月は「雪」をテーマに、ロマンチックな雰囲気を演出してみては?
雪を思わせる白の装花に鮮やかなブルーが、冷たく澄んだ冬の空気感をイメージさせるメインテーブル装花。まわりには雪の結晶モチーフを飾って、冬ムードたっぷりに仕上げています。
テーマは「カラフル」!DIYアイデアも光る、憧れ続けた夢のマイウェディング*
花びらにも雪の結晶モチーフをプラスすれば、冬にぴったりのフラワーシャワーが完成します。
雪だるまのモチーフも1月の結婚式にぴったり!ウェルカムドールの代わりにウェルカム雪だるまを飾ったり、ふたりをイメージした雪だるまのイラストをオリジナルロゴとしてペーパーアイテムに印刷するのも楽しそう。
いちご
かわいいテイストが好きなふたりは、1月5日のいちごの日にちなんで旬のフルーツ「いちご」をテーマにするのもおすすめ。
いちごの果実を取り入れた会場装花やブーケはマネしたいアイデア!いちごの花を思わせる白の小花に、真っ赤ないちごの組み合わせがとってもキュート。
デザートはもちろん、いちごをたっぷりと使ったウェディングケーキが主役!
デザートビュッフェをいちごづくしにするのも贅沢♡いちごチョコレートやいちごのクリームで彩られたデザートは、思わず写真を撮りたくなるかわいさ!
ウィンタースポーツ
スキーやスノーボードが好きなふたりは1月12日のスキーの日にちなんで「ウィンタースポーツ」をテーマにするのも面白そう!
「ジェネラス軽井沢」でふたりらしくカジュアルに♪アウトドアな海外風ガーデンウェディング
ふたりのこだわりのアイテムを並べて、好きを詰め込んだウェルカムスペースが挨拶代わりに!
ウェディングケーキにももちろん、ふたりの好きを詰め込んで。生クリームをゲレンデに見立てて滑り降りるふたりの姿をケーキにしてもいいですね。
1月の結婚式に着たい!ウェディングドレス・カラードレス
1月の結婚式はウェディングドレス・カラードレスにも冬らしい要素をプラスして、季節を感じるコーディネートでゲストを魅了しましょう。
ハイネック×ロングスリーブのドレス
寒い時期に着たいのはハイネック×ロングスリーブのドレス。透け感が少ない生地でも暑苦しくならず、自然に着こなせるのがメリットです。ノーブルな雰囲気は大聖堂や趣のある洋館など、クラシカルな会場によく似合います。
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ローズモチーフのドレス
重厚感と高級感を演出するローズモチーフのドレスも真冬の結婚式にぴったり。刺繍で表現した繊細なバラモチーフも素敵ですが、スカート全体や一部がバラモチーフになった大胆なデザインも要チェック!インパクトのあるデザインでゲストの視線を奪って。
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雪や氷をイメージさせるブルードレス
雪や氷のプリンセスを思わせるブルードレスは真冬に人気のカラードレス。グリーンよりのブルーを選ぶのがコーディネートのポイント!2025年も引き続きブルードレスが人気なので、トレンドを取り入れたい人にもおすすめです。
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1月の結婚式におすすめ!ブーケ
花が少ない印象の冬ですが、冬に咲く花や冬を感じさせるものにはどんな素材があるのでしょうか。一月婚のブーケのアイデアを紹介します。
アネモネ
オリジナルアイルランナーで贈る感動と笑顔*こだわりDIYの結婚式
黒色の芯が特徴的なアネモネは冬から春にかけて咲く花です。芯の色がアクセントとなってブーケのカラーを引き締めて、大人な印象を与えてくれます。
花言葉は白とピンクが「希望」、青は「固い誓い」、赤は「君を愛す」と、色によって異なります。アネモネは全体としての花言葉に「儚い恋」などネガティブなワードが含まれているので、花言葉を重視するのであれば気を付けて。
シルバーグリーン
冬ブーケに合わせたいのはみずみずしいグリーンよりも、ユーカリやシルバーリーフなど、冬を感じさせてくれるシルバーグリーンの花材たち。
グリーンをシルバーカラーに変えるだけで、一気に冬らしさがアップ。落ち着いたグリーンがナチュラルすぎず、クラシカルな雰囲気にもぴったりです。
ドライフラワー
ドライフラワーも冬に選びたい素材のひとつ。濃い色合いの花材を集めれば、重厚感のあるシックなブーケに。深紅や鮮やかなオレンジカラーのドレスによく似合いそう!
白を貴重にすれば、まるで雪のような儚げなブーケが完成します。
ドライフラワーならではのくすみカラーを楽しむ、カラフルなブーケもおしゃれ。スモークツリーやコットンなどあたたかみを感じる素材や、冬らしいベロア素材のリボンがいいアクセントになっています。
アーティシャルフラワー
花が少ない真冬はアーティシャルフラワーで理想のブーケを作るのも手。生花では難しい組み合わせもアーティシャルフラワーなら問題なし。事前にデザインを確認できるのもメリットです。
木の実をプラスしたデザインがとってもかわいいブーケ。鮮やかな赤色にゴールドのリボンがアクセントになっています。
なかには花材を調達して自分でブーケをつくる花嫁さんも!冬ブーケにぴったりなくすみカラーやダークカラーの花も、アーティシャルフラワーなら理想の色を選べますね。
1月の結婚式のおもてなしに!料理に取り入れたいおすすめ食材
料理の食材もゲストの満足度に関わる大切な要素。冬の味覚を贅沢に味わう料理で、ゲストをおもてなししましょう。
風味と食感を楽しむ!1月に旬を迎える野菜
・ちぢみほうれん草
・セリ
・わけぎ
・菜花
・春菊
・大根
・壬生菜
・金時ニンジン
1月に旬を迎えるのは葉物野菜や根菜類です。冬の葉野菜は寒いほどに甘みが増してくるのが特徴。ほろ苦さやシャキッとした食感を楽しむ壬生菜や、春を感じさせてくれる菜花もこの時期が旬です。真冬の大根はみずみずしくてジューシー!肉や魚との相性もいいので、メイン料理の素材にもおすすめ。
ビタミンCたっぷり!1月に旬を迎える果物
・晩生みかん
・ぽんかん
・デコポン
・きんかん
・りんご
・いちご
・キウイ
1月に旬を迎える果物は高級フルーツのデコポンや甘みが強い晩生(おくて)みかん、老若男女問わず人気のいちご、爽やかな酸味が特徴のキウイなど。ビタミンCをたっぷり含んだフルーツたちが主役です。オレンジやグリーンの鮮やかな色味を活かして、目にも楽しいデザートでゲストをおもてなしして!
脂たっぷりでおいしい!1月に旬を迎える魚介
・真鯛
・フグ
・あんこう
・タラ
・クエ
・サヨリ
・コウイカ
・ヤリイカ
・マガキ
1月に旬を迎える魚介は、小魚をたっぷりと食べて脂を蓄えた魚たち。高級魚で知られるフグやあんこう、婚礼料理に欠かせない真鯛ももっともおいしい季節です。ゲストに感謝の気持ちを込めて、スペシャルな食材をメインに取り入れてみてはいかがでしょうか。
事前準備を万全に!ゲストも大満足の1月の結婚式を挙げよう
1月の結婚式では、寒さや雪を考慮した会場選びとゲストへの早めの相談が肝心!事前準備を完璧に、ゲストもふたりも大満足の結婚式にしてくださいね。
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※ 2025年2月 時点の情報を元に構成しています


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