＼準備期間は2日！／Zoomオンライン結婚式で世界と繋がるウェディングパーティーを実現

ソーシャルディスタンスを意識した『オンライン結婚式（リモートウェディング・リモート婚）』はwithコロナ時代と呼ばれる今、新しい結婚式として注目を集めています。
今回は、オンラインで世界中の友人たちが集まるウェディングパーティーを叶えたカップルを取材しました♪

オンライン結婚式を挙げた理由

今回取材したのは、ご自身が書かれた結婚式のレポ「コロナで結婚式が2日前に延期になったので、Zoomでオンラインウェディングを実験してみたら最高だった話」にも注目が集まっている、なおきさん＆かほさんご夫妻♪
新型コロナウイルスの影響で結婚式を挙げる予定だった日の2日前に延期を決め、そこからオンライン結婚式をを考え始めたというおふたりです。
どんなふうに最高の時間を作り上げていったのでしょうか？
さっそくお話を伺いました♡

ライター大石

ご自身でnoteに書かれていたレポもとても詳しくて面白かったのですが、あらためて伺っていきたいと思います！
まずは、オンライン結婚式を挙げることにした理由から教えてください♪

なおきさん＆かほさん

新型コロナウイルスの影響を受け3月28日挙げる予定だったに結婚式を挙式日2日前に延期することに決めました。
でも結婚式は半年前くらいから準備していたので「このまま終わるのは楽しくない、もったいないね…」という話になり、Zoomでオンライン結婚式を開くことを考え始めたんです。

ライター大石

延期を決めたときはやっぱり落ち込まれましたよね…？

なおきさん＆かほさん

それが、延期を決めたらすっきり切り替えできました！
結婚式ができるかどうかわからない…という段階がいちばん落ち着かなかったですね。
予定していた友人との結婚パーティーは『三密』そのものという感じだったので早めにキャンセルしていたんですが、結婚式と食事会は、条件的にまだなんとかなるんじゃないかと思っていたんです。
ですが、本番直前の3月25日夜、東京都知事から週末外出自粛要請が出てしまい、そのタイミングで挙式自体も延期にしました。

ライター大石

急な変更も多かったと思うのですが、挙式予定の式場の方のご対応などはいかがでしたか？

なおきさん＆かほさん

めちゃくちゃすばらしかったです…！
とても柔軟に対応してくださり、今も準備を進めてくださってます。
ちなみに、今年の秋頃に仮押さえをしていて、まだ検討中ですが、そのときにあらためて挙式できたらいいなと思っています。
「終わったら打ち上げしよう！」って担当の人とも話してるんですよ♪

結婚式延期からオンライン結婚式を決めるまでの流れ

2週間前：友人ゲストを招待した結婚パーティーの中止を決定
2週間～1週間前：海外や遠方からの挙式参加者の欠席をお願いする
3日前～2日前：挙式と親族食事会も延期を決定

目次に戻る

ふたりのオンライン結婚式は、こう作り上げた！

短期間の準備でも、楽しんでいる様子が伝わってくるおふたりのオンライン結婚式＊
どのように作り上げていったのか、具体的に伺っていきました♪

世界中から集まってくれたオンライン結婚式のゲスト

ライター大石

たくさんのゲストの方がオンラインで参加してくれたようですが、何人くらいいらっしゃったのですか？

なおきさん＆かほさん

50人～60人です！
親族は食事会の場を別に設けていたので呼ばず、ほぼすべて友人と、あとは僕たちが留学時代にお世話になっていたそれぞれのホストファミリーを招待しました。
本来参加できなかったはずの海外在住の友人も、タンザニア、チェコ、イギリス、ブルガリア、アメリカ、台湾、タイなどなどからたくさん参加してくれました！

ライター大石

海外からも気軽に参加できるのは、オンライン結婚式ならではの嬉しいポイントですね♪
ゲストの方はどんなふうに招待されたのでしょう？

なおきさん＆かほさん

本番の1日前にLINEでZoomの案内メッセージを一斉に送りました。
ただ、2日前に挙式と食事会の延期を案内した時点で、「オンラインウェディングをやりたい」と参加者にはすでに伝えていたので、みんな心の準備はしてくれていたみたいで、「ふたりらしいね！」「やるんだったら参加するよ！」と言ってくれていました。
直前だったのと、外出自粛期間だったのもあり、その時間をあけてくれている人が多くてよかったです！

こちらが実際にゲストに送った招待メッセージの文面＊

ライター大石

オンライン結婚式の配信ツールにZoomを選ばれたのには何か理由はありますか？

なおきさん＆かほさん

特にこだわりはなかったです。
私たちふたりとも知っているミーティングツールだったので、Zoomに即決めました！
実は僕もそのとき初めて使ったのですが、機器回りのトラブルはなかったです。

ライター大石

そこから２日間という超短期間で準備を進めていかれたのですね！

本番までの準備

当日の準備の流れ

朝：配信するスペースの飾り付け（約20分）
本番1時間半前：コンテンツ案作り
本番1時間前：画面共有のリハーサルとセルフヘアメイク

なおきさん＆かほさん

本番前日にツール回りのことを決めて疲れてしまったので、「明日で大丈夫っしょ！」というノリで、その他のことは本番当日にすることにしました。
コンテンツ案を作ったのも、本番当日です！

ライター大石

すごい…！
オンライン結婚式の内容は、どのように考えていったのでしょう？

なおきさん＆かほさん

まず僕がやりたい案を紙に書いて、「実際にできそうかな？」視点で妻に意見を出してもらうという流れで内容を考えました。
プロフィールムービーを流すのに画面共有の機能を使いたかったので、友達に確認してもらったりもしましたが、基本は自分たちだけがやることばかりなので、すぐ決まっちゃいましたね！

ライター大石

そんな短時間での準備だと焦ったりしそうですが、うまくいった秘訣はなんでしょう？

なおきさん＆かほさん

完璧を求めない（笑）！
オンライン結婚式では、みんなの顔がちゃんと見られて「結婚しました」と報告ができるがいちばんでした。
あとは、初めてやることだし「何かあっても仕方ないでしょ」と期待しないスタンスだったのが良かったのかもしれません。

ライター大石

新婦様のドレスやヘアメイクなどもセルフですか？

なおきさん＆かほさん

そうです。
ウェディングドレスもなかったので、手持ちの中にある白っぽい服を着ました。
そして、近くに住んでいるフラワーアーティストの方が、ブーケとブートニアを前日の夜にサプライズで届けてくれたんです！
それがあったから、パッと見のウェディングらしさがかなり演出できたんじゃないかなと思います♪

ライター大石

素敵なサプライズ！
配信したお部屋の装飾などもしましたか？

なおきさん＆かほさん

基本なにもなかったんですけど、いとこからの贈り物のバルーンが届いていたので、それを後ろの壁に貼りました。

ライター大石

バルーンがあると一気に華やかになりますね♪

目次に戻る

いよいよオンラインウェディング当日！

本番当日に怒濤の準備を進めたおふたりですが、オンラインウェディング本番はどんな時間になったのでしょうか？
詳しく伺っていきましょう＊

当日のスケジュール

12時：ゲスト受付開始
12時15分：新郎新婦の挨拶
12時20分：画面共有機能を使ってプロフィールムービー上映
12時25分：指輪交換
12時35分：乾杯
12時40分：参加者から一言＆サプライズのウェディングケーキが届く
13時30分：閉会

ライター大石

オンライン結婚式にあたって、ゲストの方にあらかじめお願いしていたことなどはありますか？

なおきさん＆かほさん

乾杯のドリンクの用意だけは事前にお願いしていました！
あとは特になく、メッセージもその場でどんどん指名して話してもらいました。
みんなアドリブで自由に言ってくださいましたね！

ライター大石

中でも特に心に残ったメッセージはありますか？

なおきさん＆かほさん

新郎のホストファザーの、「この柔軟性があればこれからもきっとうまくいくよ！」という言葉にぐっときましたね。
パブリックスピーキングに慣れていて、その場で素敵なことを言ってくれるなぁと思いました。

ライター大石

ゲストは外国の方が多かったのでしょうか？

なおきさん＆かほさん

2割くらいは外国の方でしたが、英語がある程度わかる人が多かったので、とくに言葉が伝わらないということはなかったです。
妻が日本語から英語に翻訳してみんなに伝えていた場面もありました！
こういうふうに世界中どこにいてもオンラインで集まれるっていうのは、この時代で良かったなと思いましたね。
Zoomのチャットでもゲスト同士で盛り上がってくれていたみたいです！

こちらが実際にZoomのチャットで繰り広げられていたやりとり＊
チャットでのコミニュケーションもオンライン結婚式ならでは！

ライター大石

ウェディングケーキを食べるおふたり、とっても嬉しそうでしたね♡

なおきさん＆かほさん

ウェディングケーキは、前日にブーケとブートニアを贈ってくれた知人が、さらにサプライズで届けててくれたんです。みんなからのメッセージをもらっているときに、「ピンポーン」と…！
「なに！？」と本当にびっくりしました！
ファーストバイトはする予定がなかったのですが、素敵な計らいのおかげでウェディングらしい演出ができいい思い出になりました♪

目次に戻る

オンライン結婚式、ここが良かった！／ここが改善点

ライター大石

オンライン結婚式を実際にされてみて、とくに良かった点というのはどんなところでしたか？　　

なおきさん＆かほさん

ちょうど世の中のニュースが暗めな時期だったので、みんなが家から楽しそうに参加してくれたのがいちばんでした！
みんなほっこりしたって言ってくれて、「幸せは伝播するんだね！」って感想をもらえたのは、「あ～よかったなぁ」と思えましたね。

ライター大石

逆に、トラブルや困ったこと、もっとこうすれば良かったと思ったことはありますか？

なおきさん＆かほさん

やっとけばよかったと思うのは…録画しとけばよかったです…！
バタバタでレコーディングのことまで頭が回ってなくて、めちゃくちゃ良いパーティーだったのにこればっかりは心残りですね。
コメント欄もZoomミーティングを退出したら見られなくなるので、もったいないと思いました。
「オンライン結婚式はぜったい録画しておいたほうがいい！」というのは伝えておきたいです。

目次に戻る

これからオンライン結婚式をする人へメッセージ／アドバイス＊

ライター大石

それでは最後に、これからオンライン結婚式を考えているという方にアドバイスやメッセージをお願いします！
先ほどの録画の件も重要なアドバイスだと思うのですが（笑）。

なおきさん＆かほさん

これから結婚式を控えているけどオンライン結婚式もやりたいという人は、気軽な気持ちでやっちゃっていいんじゃないかなと思います。
事前にオンライン結婚式をしておくと、いざ実際にリアルな結婚式で会えたときに、相手のことをさらに知れると思うんです。
ゲストのご家族のこともわかるので、「あの時のあの人だ！」という親しみが増しますよね。
完全に結婚式そのものをオンラインに移行するという人は、僕たちとは違って準備する時間がちゃんとあると思うので、いろいろ工夫しつつも、期待しすぎないことが大事なんじゃないかなぁと思います。
リアルな場にはリアルな場にしかない良さがあって、オンラインはあくまでも、いつかリアルで会えたときにさらにちゃんと話せるためのもの。
そんなスタンスでいると楽しめる気がします！

ライター大石

　　たしかに、オンラインウェディングをすると、いつかリアルで会ったときに、さらに心の距離が縮まりそうですよね♪
楽しいお話ありがとうございました＊

「ピンチはチャンス！」の精神で、失敗を恐れず楽しむスタンスがハッピーの秘訣♪
そう思わせてくれた、なおきさん＆かほさん夫妻のインタビューでした＊
「オンラインウェディングって興味あるけど、なんだか大変そう…」と思っていた方も、ヒントがいろいろ見つかるのではないでしょうか♪
《編集部のおすすめ記事》