88年の歴史がある「学士会館」。ステンドグラスからの自然光に包まれたレトロな雰囲気のチャペルではキリスト教式の他に人前式も。館内にある神殿には神田明神の神霊をお祀りしています。建設当時の姿を色濃く残した披露宴会場はアンティークモダンな空間でのパーティーを。少人数のパーティーは大切な方との距離が近い、エレガントな雰囲気の個室であたたかな時間をお過ごしいただけます。神保町駅徒歩1分の好アクセスも魅力です。
本番時 20代後半 男性
挙式日 2019年10月 (投稿2019年10月)
・設備
昭和初期に建設されていますが、トイレ等の設備は当然更新されているので不便に感じる部分はありません。
・式場
神式で挙げました。神殿は神田明神の神霊を祀っています。神職・巫女の方がいらして厳かな雰囲気の中、執り行われました。参列者との距離も近かったのが良かったです。
・披露宴会場
親族のみを招待していたため、一番小さい301号室を利用しました。ゲストとの距離が近く、和やかな雰囲気で行うことができました。高砂・3つのゲストテーブル以外にも撮影できるスペースがあり、大きさは丁度良かったです。ウェディングドレスが移動するには少し手狭でしたが、介添えさんが手厚くサポートしてくださったので大丈夫でした。
・その他
館内で和装・洋装のスナップ写真を撮りました。和装は式前、洋装は披露宴前に行いました。思い入れのある神保町周辺を眺めながらの屋上庭園での撮影は感慨深かったです。一階の赤い絨毯が敷かれた廊下、ステンドグラス、階段、玄関などどこを切り取ってもそれだけで絵になります。流石有形文化財です。
また、館内には会合等で利用する一般のお客さんもいらっしゃり、日常を過ごす人々がいる中でハレの日を迎えている自分達、という対比があり、特別感が増しました。あんなに周囲の人から視線を注がれることはこの先ないと思います(笑)
披露宴というよりも食事会にしようと思っていたので、定番の演出は省略しました。省いた演出は(1)披露宴中の和装→洋装へのお色直し(新郎新婦も食事を楽しむため式後すぐに洋装になりましたが、ゲストから和装で写真を撮りたかったという声があり、ちょっぴり後悔してます…)、(2)ケーキ入刀、(3)両親への手紙です。和装での鏡開き、お互いのプロフィール紹介、引出物の手渡し&お見送り、両親への花束贈呈をプランナーさんから提案してもらったおかげで「披露宴」の度合いが増しました(鏡開き以外はやりました)。結果的には新郎新婦はもちろん、ゲストの方に楽しめていただけたので良かったです。
披露宴進行も新郎が行う予定でしたが、披露宴スタッフの方が適宜進行役を務めていただき、滞りなく終えることが出来ました。披露宴の音響も結婚式にまつわるクラシックが流れており、会場の雰囲気とマッチしていました。
ステンドグラスや赤い絨毯が敷かれた階段・廊下、重厚な玄関先、晴天の下での屋上庭園で写真撮影ができるのは、学士会館の特筆すべき点ですし、新婦が一目惚れした要因でもあります。時間を最大限使いつつ、様々なポーズで撮影できたのは楽しかったですし、嬉しかったです。
提携ショップは3つありますが、1つの店舗で和装・洋装ともに用意しました。和装・洋装を両方見るならココ、というベテランプランナーさんのアドバイスがドンピシャで、(新婦が面倒くさがったというのもありますが)他の2店は下見にも行っていません。
提携店舗の担当者の方もベテランで、自分で用意するアイテムにもアドバイスを頂き助かりました。色打掛、ウェディングドレスともに新婦が気に入ったものを選ぶことができ、当日も終始喜んでいました。ティアラや和装小物も大変気に入り、和装小物は介添えさんやスタッフの方にも褒めていただきました。追加料金はかかりましたが、新婦が納得のいく衣装を揃えられたので気にはなりませんでした。担当者の方には安く抑える工夫をしていただき、ありがたかったです。
試着予約が取りにくいということはありませんでした。試着予定のドレスのクリーニングが終わらずに、訪問回数が一回分増えたことがありましたが、繁華街の駅近に店舗があるため、むしろ行く用事ができて良かったと思いました。
フランス料理を2コース試食し、高い方のコースにしました。料理の変更にも対応していただき、前菜は一つ下のコースのものに変更しました。全体のバランスやゲストが親族のみで若者が殆どいない点を考慮して選びました。ゲストの方にも「料理が美味しかった」と褒めていただきました。新郎新婦も、披露宴でもう一度食べられるのを楽しみにしてました。コンソメスープ、ホタテ貝のエビ巻き、赤ワイン(お酒が弱い新郎も赤ワインだけは試食の時に飲みきりました)などが好評でした。
なお、ウェディングケーキは注文していません。
・プランナー
ベテランならではのテキパキとした仕事ぶりで、全幅の信頼を寄せていました。自分が過去に担当した結婚式を参考に話しをしてくれたので、分かりやすく、説得力がありました。素朴な疑問にも的確に答えてくださったり、アドバイスを押し付けたりせずに我々の意向を尊重してくれました。打ち合わせのときに聞き忘れていたことや確認したいことをメールで問い合わせても、すぐに確認、返信をしていただき助かりました。新郎新婦共々、「あのプランナーさんで良かった」とずっと言っていました。
・介添え
ベテランの方で、和装・洋装ともに手厚く新婦(の移動)をサポートしてくださいました。スナップ写真の撮影の際には、連絡を密に取って状況を把握して頂いたおかげで、撮影時間を確保してもらうことが出来ました。温かみのある笑顔で気さくに新婦に話しかけてくれ、新婦の緊張も柔らぎました。本当に素晴らしい介添えさんでした。最後に直接お礼を言えなかったのが残念です。
・美容室
新婦のメイクに常に気を配り、当日は細かい微調整を何度もしていただきました。メイク以外にも気軽に話しかけてもらい、新婦の緊張をほぐしてくれました。新婦の希望に親身になって相談に乗ってもらったこともとても感謝していました。
新郎のヘアセットも、希望を取り入れていただきありがたかったです。写真撮影の際には、胸元の細やかな調整を何度もしてもらい、「そこまでやるのか」とただただ感心していました。
・撮影スタッフ
館内のスナップ写真の際には、様々なポーズを提示してもらいました。披露宴会場では、スマホでの撮影にも快く応じてくださったり、時間終了間際まで撮影忘れがないか配慮してもらいました。テキパキと撮影してもらったおかげで、進行に支障をきたすことなく沢山撮影をしてもらいました。
スタジオ写真でも細やかな指示、服装の微調整をしてもらいました。
・披露宴スタッフ
式の進行について、細やかな指示のもと丁寧にサポートしてもらいました。最後に「こんな温かな披露宴は久しぶりで、担当させていただきありがとうございました。」とおっしゃって頂いたのがとても印象的で、すごく嬉しかったです。
・全体を通して
準備段階から関わってくれたスタッフの方は言わずもがなですが、式当日のみのサポートとなるスタッフの方々の気配りやテキパキとした仕事振りには本当に感服&感謝しかありません。スタッフの方のサポートがあって、「主役」にしてもらいました。
・車の場合
首都高からも近く、白山通り沿いにあり車でも来場しやすいです。駐車スペースが限られるようで、車を利用する場合は事前に台数と名前を伝え、駐車場を予約する必要があります。
・電車の場合
神保町駅から至近です。都営新宿・三田線、東京メトロ半蔵門線も相互乗り入れが多いので利便性は高いです。
友人だけを呼ぶお披露目パーティーを神保町の別会場で行いますが、そこを紹介していただいたのもプランナーさんでした。新郎としては学士会館のレストランで行いたかったのですが、人数、日程、費用を考慮して断念しました。自社以外の会場の提案をしていただいたプランナーには本当に感謝しかありません。
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会場名 | 学士会館 |
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挙式スタイル | 教会,神前,人前 |
住所 |
東京都千代田区神田錦町3-28
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費用・コストパフォーマンス
最終金額は18名で172万円です。見積段階では165万円ぐらいですから、大きく変わりませんでした(詳しくは費用明細の投稿を参照してほしいです)。見積から大きくかわることがなかったので、個人的には費用がかかったという印象はありません。スタッフの方のホスピタリティや料理の美味しさ等を鑑みると、妥当な値段、むしろコスパが良いとさえ言えると思います。