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結婚式をもう一度!結婚10周年にバウリニューアルを行ったご夫婦にお話を聞いてみた♪

2020.02.19

結婚式をもう一度!結婚10周年にバウリニューアルを行ったご夫婦にお話を聞いてみた♪

みなさん「バウリニューアル」という言葉をご存知ですか?
その言葉は、「bow renewal=あらたな誓い」と訳され、今まで一緒に歩んできたふたりが、銀婚式や金婚式だけではなく人生の節目にきずなを確かめ合い、 もう一度愛の誓いを立てるという欧米で生まれた習慣のことを指します。
近年、徐々にこの習慣が日本にも取り入れられ、バウリニューアルを夫婦の節目に行う方も見かけるようになってきました。

今回は、実際にそのバウリニューアルを行った小玉さんご夫婦にお話をお伺いし、その魅力について迫りました!

早速ご紹介していきましょう!


結婚10周年にたどり着いた答えは「もう一回結婚式をしよう!」

ご紹介するのは、結婚10周年という節目にバウリニューアルを行うことを決めた小玉さんご夫婦。
旦那様の智武さん、奥様の千代里さん、そして愛娘のジュノンちゃんの3人でこの節目に臨まれました。

もともとこの10周年記念には、奥様に気持ちを伝えるために何かやりたい!と思っていたという智武さん。
その決意が固まったのは、ある日10年前おふたりが挙式を行った湯本富士屋ホテルに行った時のことでした。

https://www.mwed.jp/

その時に、当時おふたりの結婚式を担当していたプランナーさんと再会をする機会があり、そこで智武さんは「結婚10周年の節目に何かしたいと思っている」と打ち明けます。
そこでプランナーさんと話していくうちにたどりついた答えが「もう一回結婚をしよう!」というものでした。
このアイデアには、千代里さんも最初は驚いたそうですが、「せっかくの10周年だしね!」ということでもちろんOKの返事を♪

おふたりの意見が一致したところで、早速その準備に取り掛かります。
このバウリニューアルでおふたりがこだわったのは、「10年前に戻る」ということ

そこで会場には、おふたりの10年前の出発地でもある「湯本富士屋ホテル」を選択し、準備には当時おふたりの結婚式を担当してくれたプランナーさんである松平さんにお願いをしました。
また、それだけではありません。
その他の、スタッフさん、司会者さん、チャペルの雰囲気、会食のテーブルコーディネートに至るまで10年前とできるだけ同じになるようにしました。

そこにこだわった理由、そして今回のこのバウリニューアルにかける思いを智武さんはこう話してくれました。


「今回は、夫婦の10年という節目です。ここでは、私から妻へ10年一緒にいてくれてありがとうの気持ちをまず第一に伝えたいと思っています。
やはりどうしても10年前の結婚式をした時の気持ちって日々を過ごす中で薄れていってしまうんですよね。
でも、今回10年前と限りなく同じ雰囲気を再現することで、その気持ちをまたリセットし、新たな夫婦としてそして家族として再出発し、ここからまた良い絆を生めればいいなと思っています。」

合わせておふたりと10年来の仲であるプランナー松平さんも今回のバウリニューアルについてこう話してくれました。

「長年このプランナーのお仕事しておりますが、10年の時を経てまたこうしておふたりの幸せのお手伝いができるということはこれまで経験のないことです。
当時よりおふたりは私の中で大変記憶に残る新郎新婦様でした。
というのも私自身おふたりの人柄にとっても惹かれたんですよね。
なので、結婚式後もホテルに遊びに来てくれた際には、定期的にお会いさせていただいておりました。
そんな思い入れのあるおふたりのこんな素敵な瞬間にまた立ちあえるなんてこんなに嬉しいことはありません。
この仕事をしていて本当に良かった。心からそう思います。
当日は、全スタッフが総力を挙げておふたりを祝福させていただきます。」

小玉さんご夫婦の熱い気持ちをのせたバウリニューアル。
当日の様子をここからはレポートします!


夫婦としての今まで、そしてこれからを見つめる式

当日は、ゲストに親戚のみを招待し、通常の宴会場として使用している部屋におふたりだけの特別なチャペルを作りました。
プランナーの松平さん、そしてスタッフさん達の真心がこもった会場。
いよいよ挙式が始まります!

ゴスペルの美しい歌声とともに、智武さん千代里さんそして指輪を持ったリングガールのジュノンちゃん3人で登場します。

10年前はおふたりであった入場シーンも、今回は愛娘ジュノンちゃんが加わることでより一層家族としての重みを感じます。

おふたりが祭壇に立ったところで、牧師先生が旧約聖書の朗読をしてくれました。
お話ししてくださったのは、夫婦の愛について
「これからのふたりの新たな日々のためにお互いに力を合わせて乗り越えなければなりません。おふたりの両親がそうであったように苦しい時も楽しい時も分かち合う事でより強固なものになっていきます神はそういう夫婦になってほしいと願っています。」
牧師先生の言葉をしっかりとかみしめるおふたり。
また新たに始まる夫婦人生に気持ちも引き締まる思いです。

続いて行われたのは、「誓約の言葉」。
誓約の言葉は、それぞれが考えられたというオリジナルのものということで、智武さんも千代里さんもどんなメッセージが聞けるのか当日までワクワクしていました!

先に誓いの言葉を伝えたのは、智武さん。
そこには10年前と変わらない、千代里さんへの愛情と感謝の気持ちが述べられました。

「これまでの10年間。迷惑をかけた日、心配をかけた日たくさんありました。
そんな中いつも隣で支えてくれたこと本当に感謝しています。
そしてジュノンという素晴らしい子供を産んでくれて育ててくれて本当にありがとう。
もっともっとこれから千代里には幸せになってほしい、もっともっと幸せを届けたいと思っています。」

千代里さんへのこれまでの感謝の気持ちが込み上がり、言葉を詰まらせる場面もあった中、しっかりとその思いを伝えることができました。
また、その感動的なメッセージに、会場中の誰もが涙せずには入られませんでした。

その熱いメッセージに応えるように千代里さんからも誓いの言葉が伝えられました。

「いつもゴミ捨てをしてくれてありがとう。
いつもジュノンのお世話をしてくれてありがとうございます。
これからも仲良く3人でやっていきましょう。 よろしくお願い致します。」

感動の誓いのシーンに続いて行われたのが「リングリレー」。

リングリレーとは、指輪交換で使用するリングをリボンに通し、ゲストから新郎新婦へリレーのようにして渡してもらうセレモニー。
ジュノンちゃんがリボンに指輪を通してスタート!

中島みゆきの「糸」と共に、ゲストの方々の手によって指輪が渡されていきます。
そして、ゴールで待っていたジュノンちゃんの手元に。

最後に、ジュノンちゃんは、大好きなお父さんお母さんの手元へと指輪を運びます。

お互いに指輪の交換がなされ、これでまた新たな夫婦人生の一歩を踏み出しましたおふたり。
この場面には、会場中が暖かい拍手に包まれました。

これで終わりかと思われた式の最後には、おふたりからある人たちへのサプライズが!

それは、智武さんのお兄さん夫婦へ、自分たち身につけていたブートニアとブーケをプレゼントするものでした。
このサプライズには、「これから結婚10周年を迎えるお兄さん夫婦にも是非夫婦としての感謝を忘れず、こういう機会を持ってほしい」という智武さんの願いが込められていました。
ブートニアを手渡した智武さんとお兄さんががっちりと握手をし互いに目に涙を浮かべ合ったシーンがとっても印象的で、言葉を語らずとも智武さんの願いがお兄さんに通じているようでした。
この感動的なサプライズでおふたりの式は幕を閉じました。

おふたりの素敵な夫婦として、そして家族としての人生の歩み方に、参列した誰しもが感動に包まれた式となりました。
そして、誰にとっても一生忘れることのできない時間となりました。


挙式後は、参列してもらった親族、そして10年前もおふたりの結婚式に携わってくれたホテルのスタッフの方々を招いてのお食事を開催。

これまでの思い出話、そしてこれからの思いなど話が途絶えることはない楽しい時間となりました。

最後に、智武さんからこれから結婚をする方々、そして夫婦となった方々へのメッセージをいただきました。

「人は一人では絶対に生きていけない。
そういう意味で、
人生の伴侶を見つけて結婚するというのは本当に奇跡のようなもの
なので、結婚式とは
「一緒にいてくれてありがとう」という感謝の気持ちを相手に伝える場だと思っています。
それと同時にいつも支えてくれる周りにもこれまでの感謝を伝える一つの機会だと思っています。
最近は、SNSで結婚を報告して済ます人も多いですが、僕はそういうのは嫌いです。
というのも、電波じゃ伝えられない気持ちって絶対あると思うんですよ。

結婚式は本当に意味のあるものだと僕は思っています。」

小玉さんご夫婦のあり方は、誰しもがきっと描く理想の夫婦なのではないでしょうか。
おふたりのように何年たっても互いへの愛情と尊敬の念を持ち、共に人生を歩んでいきたいですよね。
このバウリニューアルを通して夫婦のあり方を考えさせられた編集部でした。
皆さんも、夫婦の節目には、バウリニューアルなどを通して相手に感謝を伝える場を用意してみてはいかがでしょうか?

※ 2017年6月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー