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【世界の結婚式】子供の数を占いで予想!?韓国のゴージャスウェディングがすごかった!

2020.01.17

久しぶりの更新となった【世界の結婚式】シリーズ

これまで
ブラジルウェディング
イタリアウェディング

の実例をご紹介して参りましたが、今回はお隣の国「韓国」のウェディングストーリーをご紹介していきたいと思います♪


「とにかく派手に」がポイント?韓国のウェディング事情

韓国のウェディングは、専門の結婚式場やホテルのホールで行うことが多いそう。
今回取材をさせて頂いた、Nさんカップルは水原(スウォン)市内の、ホテルRitzウェディングホールにて挙式を執り行いました。

会場に入ると、まずはこんなに大きなお花のお祝い飾りがお出迎え。
日本の花輪に似ていますが、サイズも装飾もぐっと派手!
この花輪は韓国の結婚式では一般的によく見られるもの。
挙式会場に写真のようにずらりと並べられるそうです。

こちらは今回の主役のおふたり♡
韓国出身の旦那様、日本出身の奥様の国際結婚カップルです。

挙式日のいわゆる「当日前撮り」のこちらのお写真。
タキシード&ウェディングドレス姿がとっても美しいおふたりですが、気になるのはこの部屋のゴージャスさ。

挙式会場かな?披露宴会場なのかな?と想像していた編集部もびっくり。
なんとこちらは「控室」なんだそう。
こんなに華やかな控室見たことありますか…!?

日本から列席してくれた友人ともぱしゃり♡
フラワーウォールが、フォトブースの役割を担ってくれていて、女性にはちょっと嬉しい設備だったりして♪

控室のみならず、もちろん挙式会場だってご覧の通りのゴージャスさ!
きらめくシャンデリアにガラスのバージンロード…挙式会場というよりは、披露宴が行われるバンケット風の装飾です。

招待客数もなんと挙式で300名超
颯爽と登場する旦那様は新郎というより、韓流スターのような雰囲気を醸し出しています。

韓国の結婚式のスタイルは、「人前式」が基本
教会で結婚式をするのはキリスト教信者に限られるようです。
Nさん夫妻も、「人前式」スタイルでの挙式をチョイス。
日本同様、形式にとらわれない自由な式次第で進行していきます。

韓国独自の文化だなと感じたのは、まず両家の母親がともに並んで入場すること!
新郎のお母様はチマチョゴリ、新婦のお母様は着物とそれぞれの国の民族衣装を着ての登場となりました。

その後、それぞれ壇上のキャンドルに火を灯します。
これは両家の繋がりを表す儀式なのだそう。

新郎新婦は大階段から華々しく登場し、その後新郎が一人バージンロードを歩いていきます。

新婦は、日本の結婚式同様、お父様と一緒に新郎の元へと向かいます。
通常韓国の結婚式では母親が先に入場するため、ベールダウンの儀式がないそうですが、Nさん夫妻はここをアレンジ。
お母様に戻ってもらい、ベールを下ろしてもらいました。

結婚の誓約、誓いのキス、指輪の交換等は日本の結婚式と同じように行われるのですが、その後ちょっと違うのは「両家のお父様からのスピーチ」そして「両家の両親への挨拶」の時間があること。

挙式にて、めでたく両家が一つの家族となり「これからよろしく」との意味を込めてハグが交わされます。
何だかゲストの心も温かくなるような、素敵なシーンですよね。
家と家との結びつきをより深く感じさせる演出が多いのが、韓国の結婚式の一つの特徴のようです。

また日本でも「人前式」といえば、一風変わった演出やオリジナリティのある式次第が話題になっていますが、それは韓国でも同じようで…!?

なんと「新郎はパワーをつけないといけない!」という司会からの呼びかけにより、挙式の最後に新郎がおもむろに腕立て伏せを始めました!
会場は大盛り上がり。

新婦が背中に乗っても、新郎は頑張り続けます!このシーンが挙式で一番盛り上がったそうです(笑)
他にも列席者が歌を歌ったりすることも、よく見られる光景なのだそう。
とてもユニークですよね!

熱気冷めやらぬまま、挙式はお開きに。
会場は大歓声に包まれました。

他にも「とにかく写真撮影の時間が長い」など日本との違いがある韓国の結婚式ですが、編集部が驚いたのは「ブーケトス」の演出
日本では、未婚の女性を集めてブーケを投げるのが一般的ですが、韓国のそれはなんと「指名制」

新婦が友人1人を指名して、本人に向かってブーケをトスするそう。
これには「ブーケをもらった友人は半年以内に結婚しないと、その後6年は結婚ができない」(諸説あり)などの独自の言い伝えがあるからとも言われています。

幸せの象徴&お裾分けであるブーケですが、何だかちょっとプレッシャーにも…!?
結婚予定の友人などには喜ばれそうですね♪
日本と文化が違ってとても興味深いなと感じたポイントでした。


子供の数を占う!?伝統的儀式「ペベク」とは一体…!

国が違えば文化や歴史が違い、結婚式における常識も様々。
Nさんご夫妻の挙式もとても興味深かったですが、さらに私たちからすると目新しいイベントが。
それが韓国の伝統的結婚の儀式「ペベク」です。

挙式お開き後、新郎新婦、そして親族は専用の「ペベク室」へ移動します。
主役のおふたりはタキシード&ドレスの洋装スタイルから、ハンボク(韓服)と呼ばれる韓国の伝統衣装にチェンジ。

最近ではこの儀式を行わないカップルもいるそうですが、通常は挙式の後にこのように開催をされるそうです。

この儀式、新郎新婦が主役席に座るのか…と思いきや、そうではありません。
ペベクとは、「新郎新婦が親戚に対して「これから宜しくお願いします」という挨拶を行っていく場
どちらかというと、ふたりが皆をもてなすような流れで行われます。

まずは新郎の両親に対して、お酒を注ぎ、ペベクサンと呼ばれる伝統の料理を振舞います。

日本と同じく、割り切れない数が良しとされるため、料理の数も必ず奇数。
雌雄の鶏を華やかに盛り付けた「ペベク鶏」は子孫繁栄を意味するなど、それぞれの料理にめでたい意味合いも込められているそうです。

ここでは両親から結婚のお祝い、そして新婚生活のアドバイスなどのメッセージがふたりに送られます。

その後、新郎新婦が大きな布を広げて持ったかと思うと…

新郎の両親が、そこに向かって何かを思いっきりトス!

投げたのは、両手いっぱいの「棗(なつめ)」と「栗」。
棗は男の子、栗は女の子を表し、新郎新婦がキャッチした数だけの子宝に恵まれるという言い伝えがあるそうです。

結果は…男の子9名、女の子4名!
これはなかなか大変そうですね(笑)

続いて新婦の両親(元来は新郎サイドのみの儀式だったようです)、新郎の親戚にも同様に料理とお酒を振舞います。
それぞれアドバイスやお言葉も頂きつつ、結婚の挨拶をしていくという流れです。

一巡すると、今度は新郎新婦がテーブルへ。
ふたりに代わり、姪っ子などの子供たちがお祝いに駆けつけてくれました。
ここからはふたりの儀式が始まります。

お酒を注ぎあい…

腕をクロスさせながら飲み、

一つの棗を一緒に加えて食べる…など何だかラブラブな演出♡

ちなみに、棗の種を口に含んだ方が、今後の結婚生活の主導権を握る、とも言われているんだとか!
Nさんカップルは旦那さんが種をゲットしたそうです♪

最後は新郎が新婦をおんぶして、部屋を一周!
これには「僕があなたの面倒をこれから見ます」という新郎の熱い意思が込められているそうです。
頼もしいですね♪

韓国の結婚式の披露宴では、ビュッフェスタイルが基本で会費も日本円で3,000円~5,000円程度。
いわゆるご祝儀のような制度もありませんが、このペベクでは親族からお祝いのお金を頂くのだそう。
お祝い、そして数々のアドバイスをもらい、これにて無事に儀式がお開きとなりました♡


お隣の国でありながら、全く違う文化と伝統を持つ韓国のウェディング、いかがでしたか?
個人的には、「子供の数当て」や「結婚後の主導権当て」など占いのような要素が組み込まれているのが特に印象的でした!
ゲストも盛り上がりそうな演出ですよね。

また、おふたりには韓国といえば!の前撮り写真も見せて頂きました。

ゴージャスなセットや美しい構図、まさに憧れの韓国ウェディングフォト♡女優みたいな気分になれちゃいそうですね♪
日本人にもとても人気ですので、結婚式の予定は日本でも写真だけ韓国フォトを体験してみてもいいかもしれません♡

※ 2017年1月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー