結納を行なった場合、「結納金」という結婚準備金が、新郎側から新婦側へ、あるいは婿養子の場合はその逆に、納められる慣習があります。
どちらも「家」から「家」へ贈られるものですが、実際のところ、誰が「使い道」を決める権利があるのでしょうか。
結婚式場選び口コミサイト「みんなのウェディング」の相談広場に、新郎側の両親から「結婚準備に使えばよい」といってくれていたのが、結納後は新婦側の両親が「預かっておく」、となり、戸惑う女性からの相談が寄せられ、注目を集めています。
結納金を結婚準備や貯金に使ってもいいと聞いていたのに…
結納前、義両親は結納金100万を支度費用や貯金にしてもいいからって彼伝いで聞いてました。
私もそれを母に言ってました。
しかしいざ結納をしたら、「結納金は家に渡すお金。お納めくださいというお金だ」と言われました。
もらった私の両親は私達の為に使うと言ってますが、何につかうか全く教えてくれません。(24歳女性)
この相談に対して、みんなのウェディングユーザーから沢山のコメントが寄せられました。
1.もともとは新婦の親に渡されるもの
一説によれば、農家などでは「そちらの労働力をいただきます。
今まで育ててくれてありがとう。」と、新婦の親への御礼というか、手切れ金?として渡すお金が発祥だとも聞きました。(27歳 女性)
女性と言えども、貴重な労働力としてみなされていた時代では、結納金は「新婦の親」のものだったようです。
2.新婦の親が使い道を決める
結納金で、嫁入り道具を揃えてお嫁に出す、というのが世間一般に考えられているものだと思います。
しかし、受け取った花嫁側の両親が、その使い道を決めるので良いと思います。(35歳 女性)
結納金を嫁入り道具をそろえるのに使うにしろ、新婦のご両親がその使い道を決めることが多いようです。
3.結納金を新生活の貯蓄として預かっていてくれるご両親も
それぞれの家の考え方次第だとは思いますが…。
ご両親には、何か将来家を建てるときに出してあげよう、とか、孫が産まれたときまで取っておいて何かの費用にしよう、とか考えがあるのかもしれませんよね…。(34歳女性)
「家」が決めることだとすれば、両親の考えに従うしかないのかもしれません。もしかしたら、ご両親は2人の新生活のためにとっておいてくれているのかも。
結婚準備にはいろいろお金がかかり、援助があれば素直にうれしいものです。
結納金がそれに充てられると聞けば、あてにしてしまいます。
ただし、結納金とは「家」に納められたもの、両親が決めた方向に従うことが慣例のようです。
どうしてもふたりだけでは準備資金が足りない場合は、具体的に両親に交渉するのがよいのかもしれませんね。
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