時代の変化とともに“結納”をしないカップルも増えていますが、両家の伝統や地域性、両親の意識によっては、「結納するのがあたりまえ」ということも。
「みんなのウェディング」では、結婚するなら「けじめを見せろ」と譲らない母に対して、どうすればいい?という相談が寄せられ、注目を集めています。
母の怒りが収まらず、涙が止まりません…。
相談内容
もうすぐ結婚予定で顔合わせを控えているのですが、母がいきなり「気に入らない」「けじめをつけて」と言い出しました。私と彼がそれぞれの両親に挨拶にいったのが1月頃です。しかし、私の弟の受験シーズンにはいるため、結婚に関する行事ごとを4月以降にしてほしいと母から要望がありました。彼のご両親にも待ってほしいと挨拶の際にお願いすることに。
そのときに結納をどうするかの話となり、正式結納は少し困ると言われてしまいました。 理由として、以下の内容です。
●彼が寮暮らしの途中で家電一式を揃えたため、新たに家具一式調達されても困る。
●今後のことを考えてリーズナブルにできるならしたい。
●コロナ感染も気になるから何度も会うことへのリスクもある、それに伴い結婚式もやるなら家族だけにしたい。結婚式は入籍後に様子を見てやりたいと彼の両親へお伝えし承諾を得ました。
しかし母からは、「結納もしたくないとは何事か」「今後の心配程度の理由で結納したくないってあり得ない」「顔合わせ一回で娘をよそにやるなんて嫌」と言われてしまいました。
私としても両親の負担を軽くしたい一心でした。顔合わせに必要なお金も私と彼で負担し、両家には金銭を出させない形にすることも伝えました。
怒る母に、どうしたらいいか尋ねると「けじめを見せろ」と言われて頭を抱えています。けじめとはなんでしょうか?私が聞いても、自分たちで考えなさいの一点張り。親の心子知らずとまで言われてしまい…涙が止まりません。誰よりも母に認めてもらい、安心してほしいと思っています。私と彼はどうしたらけじめを見せたことになるのでしょうか?
花嫁Q&A
※相談・回答内容は一部編集しています
この相談に対して、みんなのウェディングユーザーからコメントが寄せられました。
最初から仕切り直したほうがいいかも…
■あなたは弟さんの大学の入学費の件もありお金の心配をしたのだと思いますが、親からしたら、それはそれ、これはこれ、で別物なのですよ。
弟さんの受験が落ち着いたので、ようやく親もあなたの結婚についていろいろ考えたり、動いたりできるようになったわけです。この時期に被せたのは自分たちなので、“ここから始める”くらいの気持ちで最初から仕切り直して進めるしかないのでは?
最初から仕切り直したほうがいいのでは?というご意見です。弟さんの受験が終わり、いまならしっかり腰を据えて話し合うことができそう。娘に花を持たせたい親の気持ちも理解し受け止めたいところですね。
話の進め方に問題があるのかも?
■ご両親に負担をかけたくない気持ちはわかりますが、ご両親からしたら大切に育ててきた娘の一大イベント。多少の経済的負担があっても、きちんとしたいのが親心なのではないでしょうか。
あなたは、結納や顔合わせの件について、ご両親にちゃんと相談しましたか?新郎側とあなたが話をしてご両親を置き去りにして物ごとを進めてないですか?顔合わせも、結納も、本来なら両家できちんと話し合って決めていくものです。
けじめをつけてほしいと言うのは、一度あなたと新郎でご両親にきちんと謝罪して、今後の進め方や、ご両親の要望についてきちんと話を伺い、話し合うことなのだと思います。
結納とは「家と家との結びつき」を象徴する儀式。決定権は親も当人ふたりも持っている、と言えます。「けじめ」とは、今後の進め方など、相談者さまのご両親の意見や要望も交えて再度話し合うことなのでは?というご意見です。
結納をする・しないの決定権は、誰が持っていると決まっているわけではありません。それゆえに、結婚するふたりと両家とでよく話し合って決めないと、意見の相違でのちのちトラブルに発展することも。
今回の場合、「結納するメリット・デメリット」「なぜ結納を行わないのか」など、両家を交えて今一度話し合うのが良さそう。
一生に一度の結婚の儀式。双方が納得するように進められるといいですね。
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※ 2022年5月 時点の情報を元に構成しています
「結納」 の 花嫁相談室 に含まれています