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結納の目録や受書の書き方と準備するべき点<関東式・関西式>

2019.12.18

結納では結納品が毛筆書きの「目録」が必要です。結納セットに含まれていて、代筆も可能。
名前や読み方が独特で、目録の包み方や開け方、受け取り方の作法もあるようです。
地域によって「目録」のみの場合と「受書」の準備が必要な場合があります。

そこで、関東式・関西式の結納の目録や受書の記入例や注意点をご紹介します!


1.結納の目録とは

結納の際には両家の間で結納品が取り交わされます。
その際、納める品物を箇条書きにした納品書にあたるものが「目録」です。

受け取った品物を記載した受領書にあたるものが「受書」です。
現在は結納パックを利用すると、納める結納品にあわせ「目録」「受書」も含まれています。

毛筆書きも代筆してもらえるので安心ですね。 なお、結納品の品目や飾り方、結納の進め方には、大きく「関東式」と「関西式」とに分けられます。

一般的には武家の流れを汲む関東式は質素、公家の流れを汲む関西式は豪華と言われます。

関東式

女の立場を同格と見なし、お互いの結納品を贈り合って交換するのが一般的です。結納金については、女性が男性からもらった半額程度を「御袴料」として贈る習慣があります。

男女双方で結納品を交換することから、結納を行なうことを「結納を交わす」といいます。

したがって、贈る側は「目録」を、受け取る側は「受書」が必要となります。

関西式

結納は男性から女性へ贈るべきという考え方が強く、結納品は男性から女性に贈るものとされています。

関東式の結納では、結納金の半額を納める「半返し」の習慣がありますが、関西より西の地域では半返しをしないのが一般的です。

女性は日を改めて結納金の1割程度を、家族へのお土産として持参します。 関西式では男性側だけが贈ることから、結納を行なうことを「結納を納める」といいます。 したがって、贈る側の「目録」のみが必要です。

なお、九州地方では関西式がベースに、通常の結納品に加えて「清酒」「お茶」「真鯛」も用意し、結納の儀式が終わるころに、贈った結納品を親戚や近所の方にお披露目する「お茶開き」という風習が残っている地域もあります。


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2.目録・受書の書き方

結納金に縁起物を加えた結納セットのことを、結納品と呼びます。おめでたい象徴の品々が縁起のよい当て字で書かれ、読み方も独特なので、結納の前に確認しておくとよいですね。

結納の品目は9・7・5・3の奇数が基本です。 9品目が正式とされていますが、簡略化したい場合は7品目あるいは5品目に減らします。

最もコンパクトなセットは、長熨斗、金宝包、目録の3品になり、最近ではこのセットで行なわれるケースが増えています。

目録

目録の実際の品目が書かれた紙を、さらに数種の紙に包み、「のし」をつけたものが正式なものです。 結納パックを利用するとすべてが含まれているので便利です。

中身

53×約20センチの和紙が一般的です。 ただし、サイズに決まりがあるわけではありません。

また、メーカによっても異なります。 毛筆書きで品目が書かれた一覧です。

用紙

中身を包みます。 奉書(53×約40センチ)を縦1/2、横3つ折、2枚重ねにしたものが一般的ですが、決まりではありません。

表紙

表書きには「目録」と書きます。

外表紙「のし」

結納用は紅白、結納返し用は青白ベースです。

金銀の水引が掛かった外表紙が一般的ですが、「のし」に「末広」がついたものなど、地域によっても異なるので確認しましょう。

関東式

9品目が正式で、基本的に、すべての結納品を一つの白木の台に載せた形となります。

そのため、ひとつひとつの品が縦長につくられ、水引飾りも平面的になっていて、シンプルな形です。 関東の結納では、目録も品目の一つと考え、全9品目を書きます。

これは結納の原点が「酒肴」にあったことに加えて、それぞれの品目が縁起の良い「祝い言葉」として欠かせないものと考えられていたからです。

書き方は、毛筆縦書きで、 「一、 ○○ 一台」などと列挙します。

一、二、三…ではなく、すべて「一、一、一…」と書くので気をつけましょう。 それぞれの品目の数え方にも注意が必要です。

また、品目のあとには、 「右之通り幾久しく敷目(芽)出度く御受納ください」 と書き添えるようにしましょう。

男性本人から女性本人にあてる場合もあれば、男性父親から女性父親にあてる場合があります。

関東式 目録の例

目録
長熨斗
一、金宝包 壱封
一、末広 壱封
一、友志良賀 壱連
一、子生婦 壱台
一、寿留米 壱台
一、勝男節 壱台
一、家内喜多留 壱荷

右之通り幾久しく敷目出度く御受納ください

以上

平成○年○月○日
山田太郎
田中花子様

関東式の正式な9品目

1:目録(もくろく)
結納品の品名と数を列記したもの

2:長熨斗(ながのし)
あわびの肉を干して長く伸ばしたもの(長寿の象徴)

3:金宝包(きんぽうづつみ)
結納金を包んだもの

4:末広(すえひろ)
純白の扇子(「純粋無垢」「末広がり」の意)

5:友志良賀(ともしらが)
白い麻糸(「ともに白髪になるまで仲睦むつまじく」の意)

6:子生婦(こんぶ)
昆布昆布(「子宝に恵まれる」の意)

7:寿留米(するめ)
するめ(長期保存できることから「幾久しく」の願いを込めて)

8:勝男節(かつおぶし)
鰹節(男性のたくましさの象徴)

9:家内喜多留(やなぎだる)

柳の木でできた酒樽(「たくさんの福があるように」と願いを込めて

7品目:目録、長熨斗、金宝包、寿留米、子生婦、友志良賀、末広

5品目:目録、長熨斗、金宝包、友志良賀、末広

3品目:目録、長熨斗、金宝包

関西式

9品目が正式ですが、7品目あるいは5品目でもよく、地域によっては11から21品目まで飾るところもあります。

「目録」は品数に含まれません。 一品をそれ3ぞれ飾りが豪華なひとつの台ごとに載せ、松・竹・梅・金屏風などで飾るのが一般的です。

関西式 目録の例

目録
一、長熨斗 壱連
一、小袖料 壱封
一、寿恵広 壱封
一、松魚料 壱封
一、柳樽料 壱封
一、高砂人形 壱台
一、子生婦 壱台
一、寿留女 壱台
一、優美和 壱個

右之通り幾久しく敷目出度く御受納ください

以上

平成○年○月○日

山田太郎
田中花子様

関西式の正式な9品目

1:子生婦(こんぶ)昆布
(「子宝に恵まれる」の意)

2:優美和または結美和(ゆびわ)
婚約指輪

3:寿留女(するめ)
するめ(長期保存できることから「幾久しく」の願いを込めて)

4:長熨斗(ながのし)
鶴飾り

5:高砂人形(たかさごにんぎょう)
翁(おきな)と姥(うば)の人形

6:寿恵広(すえひろ)
純白の扇子(「純粋無垢」「末広がり」の意)

7:松魚料(まつうおりょう)
または勝男節(かつおぶし)亀飾り

8:柳樽料(やなぎだるりょう)
竹飾り(結納品の1割程度)

9:小袖料または御帯料(結納金)
松飾り

7品目:小袖科(結納金)、柳樽料、友白良賀(ともしらが)または高砂人形、長熨斗、寿恵広、子生婦、寿留女

5品目:小袖科(結納金)、柳樽料、松魚料、長熨斗、寿恵広

受書

「これだけの品物を確かに受け取りました」という、領収書のようなものです。

結納品を両家で交換する場合には、受書も双方で取り交わすことになりますが、最近は省略することも多くなっています。

関東式の受書は、白地に墨で表書きをしたシンプルなものが一般的です。 関西式では表書きはなく、奉書紙の色が緑のものが男性用、赤いものが女性用になっています。

また、関西式では女性側は結納品を贈らないので、受書は女性側だけが用意して、男性側は必要ありません。 なお、受書は結納品を列挙するため、結納品を用意する側が目録と同時に用意するケースが多いようです。

結納パックに含まれていることが多いので、代筆も含め、利用すると便利です。

なお、「受書」でも「御受書」のどちらでもかまいません。

そして、品目のあとには「右の通り幾久しく敷目(芽)出度く受納致しました」と書きそえるようにしましょう。

関東式 受書の例

受書

長熨斗

一、金宝包 壱封
一、末広 壱封
一、友志良賀 壱連
一、子生婦 壱台
一、寿留米 壱台
一、勝男節 壱台
一、家内喜多留 壱荷

右の通り幾久しく敷目出度く受納致しました

以上

平成○年○月○日
田中花子
山田太郎様


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3.注意する点

出身地が互いに異なる場合の結納はどうする?

結納のスタイルは地域によってさまざまなので、結納品の揃え方や結納の進め方についても、両家のどちらに合わせるかをよく話し合いましょう。

「関東で行なうため関東式に」または「男性側に合わせる」など、いずれか一方に合わせるのが円滑に進められる方法といえます。

自分たちで「目録」「受書」を記入する場合

目録と受書に記入する内容は同じにしましょう。 品目には当て字を使うので、間違えないように注意します。

みんなのウェディング相談デスク

※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています