豊洲駅より徒歩4分、東京駅からシャトルバスの運行を開始する『アニヴェルセル 豊洲』。高さのある天井と120年の歴史あるステンドグラスが彩る大聖堂。挙式後にはフラワーシャワーやバルーンリリースを行うことも。雰囲気の違う3つのガーデン付貸切邸宅での披露宴。午後からのパーティーは、ロマンティックな夜景やイルミネーションが織りなす最高のロケーションの中で特別な1日を過ごしていただけます。
本番時 30代前半 女性
挙式日 2016年5月 (投稿2016年6月)
まず第一に言えるのが、式場の「香り」です。私は見学に行った瞬間、「何ていい香りのする式場だろう」というのが第一印象でした。花がテーマの式を挙げたかったので、この香りはゲストの記憶に残ってくれるといいな、と思ったのも決め手のひとつです。
式場は高い天井、長いバージンロード、100人以上のゲストが全員入る広さ、荘厳なステンドグラスにパイプオルガン、生のトランペット演奏に3人の聖歌隊による賛美歌と、「ザ・結婚式」を叶えたい人にはお勧めの式場です。牧師さんも外国人の方で、ドラマのような本格的な雰囲気でした。
チャペルの大階段も半分は全天候型なので、雨でもフラワーシャワーが楽しめますし、晴れた日には階段下まで行くとサプライズで噴水と音楽がでて、まるでテーマパークでした。雨よけの天井設備が檻のような形をしていることだけが唯一難点でしたが、全員集合写真を大階段で撮影したときは皆の顔も綺麗に写り絵になります。周りが豊洲のビル群なのですが、それも気にならないくらいチャペルの豪華さに圧倒されます。
披露宴はヴィラモナコという白を基調にした会場でしたが、何色にでも装飾できるので自由度の高い、それでいて豪華な会場です。最大の魅力は大きな芝つきの庭があることでしょう。都心でガーデンパーティが行える会場は数えるほどしかなく、式場の公式HPにもそこまで庭が推されていないので見学に行くまで気がつきませんでしたが、アニヴェルセル東京ベイと同じかそれ以上に庭が広いです。天井つきの庭がある会場もあったので、天気に左右されずガーデンパーティをしたい方にはお勧めの式場です。私はこの会場の庭の広さに一目ぼれして式場を決定したくらい、素敵な場所だと思いました。
スクリーンもとても大きく、音響設備も良く、トイレも可愛くて広くて綺麗でいい香りでした。
難点としては、白がベースで5年以上経過しているためか、ゲストの椅子の背もたれが汚れていたこと、テーブルサイズが全体的に小さく、豪華な花を飾れなかったこと(その分コストダウンにはなりましたが)です。基本が6~7人がけでキツキツ、8人がけのテーブルはスペース上3卓~4卓までしか置けないので、座席配置に悩むことになりました。また会場内には基本持ち込み禁止なので、高砂やサイドテーブルを自由に飾ることはできません(ペアクッションやグラスドレスは持ち込めました)
様々な演出が用意されていましたが、私たちは自分達で演出を考えましたのであまり活用はしませんでした。が、特筆すべきは演出の自由度です。唯一活用したのがバルーンリリースでしたが、花の種をつけて飛ばしたいというリクエストに、初めてながらGOを出してくださり、重さや環境面などきちんと調整してくださいました。「面倒ごとを避けようとする」スタンスではなくなく「極力できるように調整する」方向で動いて頂けたことが嬉しかったです。また、司会もこちらのリクエストに忠実に進行してくださり、オリジナルの芝居の余興にもお付き合いくださいました。
残念だったのは、グリーンのアーチを高砂に希望したのですが、壁面設備の関係で適わなかったこと、またブランディングサービスはないので、オリジナルロゴデザインや式自体のテーマを考えたりなどは全て自分たちでしなければいけなかったことが大変でした。今はそういったトータルコーディネーターさんがいる式場も多いので、ペーパーアイテムや式場の装飾などを統一でオリジナルにしてくれるデザイナーさんが専属でついてくれるようなオプションがあったらいいのになと感じました。
またこれは式場のせいではありませんが、著作権に厳しくなってしまったので楽曲を頭出ししかできないこと、自由に音楽や映像が使えないのが大変でした。お金を積めばできるプランもありますが、CD操作のために払う金額としては高すぎる金額設定でした。
タカミブライダルとフォーシスが提携です。(コラボドレスやジルスチュアート、バービーなどもあります)
希望の色形を伝えたら、何度でも提案をしてくださいます。フォーシスは試着開始時期と予約ペースが早く、毎週でも行けたので10ヶ月前~半年前まではフォーシスで、半年前~直前まではタカミで予約を取っていきました。タカミの予約は土日だと3週間おきくらいになってしまうので注意が必要です。また、5ヶ月前にはどちらのショップで借りるかは決定しなければいけませんので先にフォーシスでひたすら試着しておくことをお勧めします。詰めれば1回で7着ほど着られます。アクセサリーは小物あわせが1回きり。無料レンタルで十分でしたが、ベールやティアラ、親族衣装は価格が最初の見積もりより大幅に高いので事前に自前で用意しておくことをお勧めします。
タカミはこだわりが強ければ、ドレスをオリジナルでアレンジしていただくこともできるのでサービスは抜群なショップです。ただ、取り扱いがないドレスもあるので着たいドレスがある方は下調べが肝心です。
アドバイスとしては、新郎の衣装も早めに一度試着し、サイズ確保をしておいた方が良いということです。どうしても「ドレスが決まってから・・・」と後回しになりがちですが、男性の衣装はそもそも少ないので、どのドレスでも合いそうな無難なものを1着抑えておいて損はありません。私は後回しにしていたので、最後これがいい!という色のものが空いておらず残念な思いをしました。
価格にしてはこのくらいか、というフレンチのフルコースでした。味は可も不可もなく、でも見た目はとても綺麗でした。試食会は高いコースのものしかなく、模擬披露宴に参加すると自然と注文しなければならない仕組みなので、一人1万円の試食代は自ずとかかってくる上、高いコースに誘導されてしまいました。
が結果としてプランを上げ、フォアグラつきのコースにしたのでゲストとしてはまあまあ良かったという感じだったのではないかと思います。
全てのスタッフさんが本気で、式をよくしようとしてくれている雰囲気が凄く伝わってきました。数えきれないほどの披露宴をしているのに、一組一組丁寧に対応している様子でした。若い方も多いので、ゲストへの対応などはホテルのサービスほどはいかなかったようですが、デザートビュッフェ後にゲスト卓へ余ったスイーツを取り分けておいてくださったり、足りない席札を補充してくださったり、無理なDIYの飾り付け依頼など、私の知らないところでも色々対応くださったようです。
式前に関しては、打ち合わせ中も無茶なご相談に全てOKで応えてくださり、こちらで手が足りない雑務など(装飾物の仕上げのお手伝い)も前日の夜にもかかわらず笑顔で引き受けてくださいました。これでもかというリクエストの嵐に、毎回想像以上にきちんとした資料を用意して応えてくださったのが印象的でした。不愉快な思いはいちどもせず、非の打ち所はゼロでした。
西東京方面からはやや不便ですが、駅から徒歩5分で二次会会場もすぐ隣だったので当日はヒールの方もほぼ大きな移動もなかったと思っています。東京駅からも直通のバスが何本もでているし、暇つぶしに豊洲のららぽーとを見たり、海沿いを歩くこともできます。ビル風が強い日があるのでそれだけ気になりました。
式場を決められる際は、ブログや口コミサイトなど徹底的に下調べをしておくことをお勧めします。見積もりは確実に100万円以上あがるつもりで。打ち合わせ回数や内容はこういう段取りで進むつもりで。事前に知っておくと漏れなく安心して臨めるので、お金はかかりますが損した気持ちにはなりません。
提携でなければNGなのが料理、ドレス、引き出物、音響関係でしたが、逆にブーケ類、撮影、ペーパーアイテム、親族衣装、小物、映像を外注&自前で用意することで節約しました。(今は撮影は外注NGかもしれません)
都心で挙式のロイヤル・ゴージャス感はしっかり残しつつ、ナチュラルなガーデンパーティも叶えたい欲張りさんにはお勧めの式場です。ホテルにも、流行のオーダーメイドウェディングにもできない強みがあります。
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会場名 | アニヴェルセル 豊洲 |
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挙式スタイル | 教会,人前 |
住所 |
東京都江東区豊洲2-1-7
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費用・コストパフォーマンス
やはり、一流の式場だけあって全般的に設定は高いです。私はカラードレス無料プランにしましたので総計から十数万円得しましたが、フェア特典で一番コスパがいいのは何といっても「料理人数分無料」の特典だったと今になって思います。後々必ずランクアップすることになるのが料理なので、基本料金が無料だと上乗せも安心してできます。「フォーマル写真無料」や「式場での前撮り無料」などのフェア特典もありますが、結局打ち合わせが進むにつれプランをランクアップしたくなり、そうすると特典も無効になってしまう上最高でも数十万の得にしかなりませんので、「料理の特典」があるときに契約をすることをお勧めします。
全体的に高い、という評価ではありますが、ただその分サービス・設備は最高のものでした。ゲストへのおもてなしや自分自身への満足感を考慮すると一切トラブルはありませんでしたし、不満はありません。