9月1日は防災の日。
最近は、地震に台風、豪雨による水害…自然災害が増加していて不安ですよね。
大切なパートナーと結婚したら、ぜひ「防災グッズ」を整えておきたいものです。
想定する日数と人数別に揃えておくべき持ち出し袋の内容をご紹介します。
防災グッズの中には何をそろえるべき?
防災グッズは何をそろえればいいのでしょうか。
おもにセット売りされていますが、その中に含まれている必要最低限のグッズと、あると便利なグッズに分けて紹介します。
市販の「防災セット」の中に入っている防災グッズリスト
ほとんどの防災グッズセットの中に入っている防災グッズを、消耗品と消耗品以外でまとめました。
消耗品は災害が長引きそうなときには追加で補充したいものばかりなので、分けて把握しておきましょう。
消耗品
①3日分の食料品
カンパン、缶詰、レトルト食品、インスタントラーメン、飴やチョコレートなど、すぐ食べられる、または非加熱で食べられるもの。
②飲料水
1日3リットル分×3日分。5年保存できる水だと安心。
③電池
懐中電灯などに必要な本数
④簡易トイレ
凝固剤入りのものを3日分(1日平均7回トイレに行くとして21回分)。
⑤ティッシュ類
ティッシュ、ウェットティッシュ、トイレットペーパーなど。
⑥水不要のボディタオル・シャンプー
⑦明かり関連のもの
ライター、マッチ、ろうそく、ランタンなど。
⑧携帯用カイロ
冬の災害時の防寒に。
⑨歯ブラシ・歯磨き粉
⑩マスク
コロナ禍での災害の必需品に。
消耗品以外
①持ち出し袋
両手の悪リュックタイプがおすすめ。家族分用意。
②ビニールシート
屋外で過ごす場合に備える。
③スリッパ
割れたガラスなどを踏まないために。
④安眠グッズ
耳栓、アイマスク、エアー枕など。
⑤携帯ラジオ
⑥懐中電灯
⑦救急セット
常備薬や絆創膏など。
⑧筆記用具
紙とボールペン、油性マジック、布粘着テープなど。
⑨非常用給水袋
水をためたり、支給がある際に便利。
⑩頭を守るもの
ヘルメット、防災頭巾など。
⑪マルチツール
万能ナイフや缶切りなど。
⑫軍手と長靴
⑬タオル
⑭下着類
3セットは用意したい
⑮雨具類
傘よりレインコートが便利。
⑯緊急用の笛
居場所を知らせるときに使う。
食料品や水などは、賞味期限があるため年に1回見直す機会を作り、適宜入れ替えましょう。
年末や防災の日など、思い出しやすい日にしておくと忘れにくいですよ。
あると便利な防災グッズのリスト
防災グッズセットには入っていない場合もありますが、あると便利な防災グッズも確認しておきましょう。
必要に応じて防災グッズに追加しておくと、いざという時安心です。
防災グッズのセットを購入した後、中身を点検して必要と感じたものを追加しましょう。
夫婦ふたり暮らしの場合の防災グッズの準備は?
夫と妻の夫婦ふたり暮らしの場合、どんなものを最低限用意しておくと良いでしょうか。
日帰り、3日間、1週間、それ以上の日数別に揃えるべきアイテムとボリューム、おおよその価格について紹介します♪
日帰りに必要な防災グッズ
日帰りとわかっている場合、防災グッズセットに入っているものをそのまま持っていくだけで大丈夫です。
防災グッズセットは、内容にもよりますが1セットおよそ2万円程度するものが多いため、夫婦で4万円程度の費用がかかります。もちろん、中身は自分たちで用意してもよいでしょう。
3日間に必要な防災グッズ
一般的な防災グッズセットの場合、3日分までの必需品はそろっているため、防災グッズセットの持ち出しで大丈夫です。
ただし不安な場合は、1日増えるごとに以下の消耗品が増えることを考慮して、準備できるものは買い足しておきましょう。
1週間に必要な防災グッズ
大きな災害の場合、実際に支援が来るまで1週間前後かかると言われています。
3日分の防災グッズセットに加えて、あと4日分の消耗品をそろえておけば安心です。
1週間より長くなる場合に必要な防災グッズ
1週間以上の避難が必要な場合は、ある程度支援物資も届き始めるはずですが、それでもなにかと不便な生活は続きます。
1週間単位で追加が必要になる防災グッズとその費用をまとめました。
ファミリーの防災グッズリスト
夫婦ふたりに加えて子どもがいる場合にファミリーが揃えておくべき防犯グッズの内容と、ボリュームを紹介します!
赤ちゃん、幼児、小学生など年齢別に揃えておくと助かるアイテムをまとめています。
小さいお子さんがいる家庭は急な時に備えて今から揃えておきましょう。
赤ちゃんがいる場合にはミルクやおむつ関連グッズが必要
赤ちゃんがいる場合は、ミルクやおむつ関連など、かさばるものが多くなりますので、専用の持ち出し袋も用意しておくと便利ですよ。
幼児がいる場合はトイレ関連グッズを大人より手厚く
おむつがとれていない子にはおむつを継続して準備します。
トイレもなかなか行けないことが予想されるため、簡易トイレなどトイレ関連は手厚くしてあげてください。
余裕があれば絵本やおもちゃも入れておくとよいでしょう。
小学生以上の子どもがいる場合は大人1セット分で良い
小学生以上の子どもになると、大人1セット分の防災グッズがあれば問題ありません。
子どもが生まれ小学校に上がるタイミングで、もう1セット防災グッズを買っておきましょう。
ふたりで日頃から共有しておくべき
夫婦が一緒にいるタイミングで被災するとは限りません。
別々の場所で被災した場合に備えて、普段から夫婦間で災害に備えて共有しておくべき情報を整理しておきましょう!
・会社で災害にあったらどうするか
・電話連絡ができない場合の連絡手段(緊急伝言ダイアルなど)
・緊急連絡先の交換
・避難先情報の交換
お互いに勤務先がはっきりしている場合は、それぞれ避難場所を決めておきましょう。
どこに避難しているかがわからず電話連絡もできずに困る、という事態を避けるためです。
また、大地震の場合でも、揺れてすぐのタイミングではまだ電話連絡が可能な場合も。
ぐらっときたら、まずはお互いに連絡をとるよう意識しましょう。
電話が通じなくなった場合は、次の連絡手段に切り替え、事前に取り決めておいた連絡手段でお互いの安否を確認してくださいね。
災害大国日本に住むかぎり、災害を避けては通れません。
必要なことだと思いつつも、つい先延ばしにしがちな防災グッズの準備。備えあれば憂いなしという言葉もあるように、万が一に備えてきちんと防災グッズを用意しておきましょう!
※ 2021年8月 時点の情報を元に構成しています
「生活・家事・ライフスタイル」 の キホン に含まれています