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「お心遣いありがとうございます」の意味は?会話やメールの例文や返信の仕方

2022.07.31

相手に感謝するときに使う「お心遣いありがとうございます」という言い回し。

大人になって使う場面が増えますが、適切な場面で正しく使えていますか?

本記事では「お心遣いありがとうございます」の意味と正しい使い方を解説します。
会話やメールで使える例文や、「お心遣いありがとうございます」と言われたときの返事・返信の仕方も合わせてチェックしておきましょう。

「お心遣いありがとうございます」の意味

「心遣い(こころづかい)」は、相手のためになるように考えることを意味します。

「お心遣いありがとうございます」は相手が自分にしてくれた心遣いに対して感謝を伝える言葉です。その心遣いは言葉かけであったり、贈り物であったり、行動であったりとさまざまな形があります。

ご祝儀や香典などの「お金」を指す場合も

お心遣いありがとうございます ご祝儀

ご祝儀や香典など、お祝いやお悔やみの気持ちを込めて贈るお金のことを心遣いという場合もあります。

お金を渡す場合でも、贈りたいのはあくまで気持ちであり、直接的な表現を避けることで受け取りやすくなりますね。

またご祝儀やチップを「心付け(こころづけ)」という場合もあり、心遣いよりもやや直接的な意味合いになります。

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目上の人から何かしてもらったときに使う

お心遣いありがとうございます 目上の人から何かしてもらったとき

「お心遣いありがとうございます」は人に何かをしてもらったときに使う言葉。丁寧な表現であるため、上司や先輩などの目上の人に対して使ってもOKです。

また、立場にかかわらず、職場のような公的な場での会話や相手との関係性によっては自然に使われます。逆に親しい仲の人に使うと他人行儀な印象になることもあるので、かしこまった言葉遣いが不自然でない相手との会話で使うようにしましょう。

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「お心遣いありがとうございます」のシーン別例文

お心遣いありがとうございます 例文

「お心遣いありがとうございます」はおもに口語(話し言葉)で使われることが多い表現です。

書き言葉としては、手紙のほか、LINEや日常的なメールなどテキストのやりとりで使われることも。会話やメールで使える例文を紹介します。

お菓子やプレゼントをもらったとき

お中元やお歳暮、お見舞い、出産祝いなどのプレゼントをもらったときに、お礼として「お心遣いありがとうございます」を使います。ちょっとしたお土産としてお菓子をもらったときに使ってもよいでしょう。

例文

このたびはお心遣いいただきありがとうございました。さっそく家族でいただきました。


お心遣いありがとうございます。大変気に入りました。

仕事のフォローや声かけに対して

仕事でフォローしてもらったときや、心配の声をかけてもらったときにも使います。うれしい、助かったという気持ちをいっしょに伝えられるとよいですね。

例文

お心遣いありがとうございます。助かります。


お心遣いありがとうございます。お話できてよかったです。

メールや手紙でお礼を伝えるとき

直接話す機会がなかった相手に、メールや手紙でお礼を伝えることもあるでしょう。時間が経ってからお礼を伝える場合は、何を指しているのかがわかるように「その節は」「〇〇のときは」などに続けて「お心遣いありがとうございました」と過去形にして使います。

例文

先日はお心遣いありがとうございました。無事、終えることができました。


このたびは急な引越しであったにもかかわらず、お心遣いいただきありがとうございました。

ご祝儀・香典をもらったとき

結婚式や葬儀でご祝儀・香典をもらったときにも「お心遣いありがとうございます」を使います。丁寧な感謝の表現なので、一般ゲストに対して使いましょう。身内やとくに近しい人には「ありがとうございます」だけでもOKです。

例文

お心遣いありがとうございます。頂戴いたします。

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「お心遣いありがとうございます」に対する返事・返信の例

「お心遣いありがとうございます」と言われた場合の返事は「とんでもございません」「滅相もありません」のように謙遜するのが定番です。

相手を思いやった言動に対してお礼を言われるとうれしいもの。素直にうれしい気持ちを伝えてもよいでしょう。

例文

とんでもございません。また何かあれば言ってください。


お力になれたのであれば幸いです。


とんでもありません。お役に立てて光栄です。

▼「とんでもございません」は間違い?

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「お心遣いありがとうございます」の類似表現と例文

「お心遣いありがとうございます」とよく似た意味の表現を紹介します。それぞれの使い方を例文で理解して、シーンや相手に応じて使い分けましょう。

お気遣いありがとうございます

「気遣い」はいろいろと気を遣うことや心配することを意味します。「心遣い」よりもあっさりしたイメージで、相手の行為や心配の気持ちに対してお礼を言うときに使います。また「お気遣いなく」と遠慮する使い方もあります。

例文

ご心配をおかけしてすみません。お気遣いありがとうございます。


先日はお気遣いいただきありがとうございました。

ご配慮ありがとうございます

「ご配慮ありがとうございます」はビジネスやフォーマルな場に適した表現です。状況を慮って調整してくれたときやこちらの事情をくんでくれたときなどに使います。

また、個人への配慮だけでなく環境や周りの人への配慮ある言動に対して感謝を伝えたいときにも使えます。

例文

スケジュール調整について、ご配慮ありがとうございます。


分散入場へのご協力、ご配慮ありがとうございます。

ご高配に感謝いたします

「高配(こうはい)」は、相手の気配りを意味する尊敬語です。書き言葉に適した表現であり、ビジネス文書やメールで「いつもお世話になっております」といった意味で使われる定番の挨拶です。公的な文書や目上の人へのメールで使います。

例文

皆様のご支援ご高配に感謝いたします。


平素は格別のご高配を賜りありがとうございます。

ご深慮ありがとうございます

「深慮(しんりょ)」は深い考えを意味し、「ご深慮ありがとうございます」はよく考えてくれたことに対する感謝の言葉です。おもに書き言葉として使われます。   例文

格別のご深慮を賜り誠にありがとうございます。


我々の提案事項につきまして、ご深慮いただきありがとうございます。

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「お心遣いありがとうございます」の英語表現

英語で「お心遣いありがとうございます」と言いたいときには、“Thank you”を使って相手の親切や考えてくれたことに対してお礼を述べましょう。英語表現の例を紹介します。

例文

Thank you for your kindness.
(お心遣いありがとうございます)


Thank you for your concern.
(ご心配いただきありがとうございます。)


Thank you for your consideration.
(ご深慮ありがとうございます。)

上記の3つの表現も含めて、Thank you for…の言い回しは日常生活でかなりよく使われます。 英語でのコミュニケーションの潤滑油的な役割で使われているともいえそうです。


「お心遣いありがとうございます」は、相手のやさしい心遣いに感謝を伝えることができる表現です。こうした適切な言葉で感謝を伝えることもまた心遣いだといえるでしょう。

日常生活やビジネスの場での円滑なコミュニケーションに役立ててくださいね。

※ 2022年7月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー