海外のような素敵な結婚式、映画のワンシーンのような結婚式といえば、ファーストダンスのシーンが思い描かれるのではないでしょうか?
今回は、ファーストダンスについてです。
【目次】
- ファーストダンスってなに?
- 欧米には、ダンスの慣習が根付いているからこその演出
- ラストダンスという素敵な演出も…
- 日本の結婚式に取り入れるなら
- ファーストダンスと同じ意味をもつ演出には…
- 時間の過ごし方として…
ファーストダンスってなに?
ファーストダンスは、欧米のウエディングレセプション(日本の披露宴)での伝統的なセレモニーの一つです。
ウエディングディナーも終わりに近づくころ、席を立ち、踊りだす…そんなおきまりの流れなのですが、最近では、注目されやすい食事前に踊ることもあるようです。
欧米のレセプションは、自宅で開催されることが多かったのですが、最近はホテルなどの施設を貸し切って行うこともあり、もしかすると、日本のようにある程度の時間制限ができたことから、このような変化が生まれたかもしれませんね。
さて、このファーストダンス。新郎新婦が夫婦となり始めて踊るダンスということから“ファーストダンス”と名付けられています。
伝統的には、スローな曲で踊ることが多いのですが、最近の動画サイトを見ていると、キレキレのダンスをする新郎新婦の映像なんかもみつけることができ、ふたりのオリジナリティ発揮の場のようです。
また、この日のために事前にダンスの練習をするのも結婚準備の一つなのですよ。
欧米には、ダンスの慣習が根付いているからこその演出
とはいえ、日本で突然このファーストダンスを取り入れようとしてもなかなかイメージ通りにはいかない気がしますよね。
それもそのはず、欧米では学生時代からprom(プロム)と言われるダンスパーティーが開催され、男女ペアでの参加が当たり前なのです。
日本の学際のような感覚で開催されます。きっと、一度は海外の映画で目にしたことがあるシーンなのではないでしょうか。
そのようにダンスパーティーをすることが慣習になっているので、結婚式でダンスタイムになってもゲストそれぞれが振る舞い方、楽しみ方を知っているのです。
また、夫婦になったらこれから、夫婦で参加するパーティーも増えるのでしょう…。もちろん、夫婦でダンスすることにも。
そういった背景を考えると、結婚式でのファーストダンスの意味が「夫婦になって初めてのダンス」として素敵な演出になることがわかりますね。
そして、事前に練習するのも、生涯のダンスパーティーのためにもなります。欧米版花嫁修業みたいですよね。
ラストダンスという素敵な演出も…
新郎新婦のファーストダンスと一緒に新郎がお母さまと、新婦がお父さまと踊るラストダンスも見逃してはいけない素敵な演出です。
その名の通り、親子としての最後のダンスですね。こちらもまた、事前にダンスの練習をしてみなさんに披露することもあれば、当日のお楽しみとして行われることもあります。
どちらにしても、感動的なシーンになりそうです。
日本の結婚式に取り入れるなら
ダンスといってもさまざま、伝統的なファーストダンスをイメージするようなワルツやスローな曲でのダンスは少し抵抗があるかもしれませんが、テンポの良い曲や、流行りのダンスならきっとみんなで楽しめるのではないでしょうか。
ちょっと余興的な雰囲気になるかもしれませんが、ゲストの皆さんに簡単な打楽器などのアイテムを手にしてもらい新郎新婦のダンスを盛り上げてもらうのも一つのアイディアです。
また、入場シーンなど、ミュージカル風にダンスをしながらの登場というのもグッと盛り上がりますね。
また、日本には祭り文化があることをおわすれなく。地域によっては、祭りの踊りは、ゲストのみなさんにも馴染みがあり、みんなで楽しめるダンスの一つのはずです。
かなり、海外のファーストダンスとはイメージがかけ離れてきましたが…。
ファーストダンスと同じ意味をもつ演出には…
結婚式の定番の演出には、それぞれ意味があるのですが、ウエディングケーキを使った演出にはファーストダンスに似た意味合いをもつものがいくつかありますので、少しご紹介。
ケーキ入刀…夫婦になってはじめての共同作業とコメントされることが多いですよね。
ファーストバイト、ラストバイト…ダンスを取り入れるのが難しい日本では、こちらの方が取り入れやすいかもしれませんね。
ウエディングケーキ入刀後に、それぞれ新郎新婦の初めての食べさせあい、そして、ご両親から最後に食べさせてもらう…そんな素敵な演出です。
時間の過ごし方として…
海外のファーストダンスのイメージには、ゲストの方が思い思いに自由な場所でリラックスしてすごしている、そんな雰囲気がポイントとなっている方も多いかもしれませんね。
最近では、食事のデザートをデザートタイムとしてデザートブッフェを用意し、ゲストの方が自由に席を立ち、またガーデンのある会場なら屋外でデザートタイムを楽しむというスタイルが叶う会場もあります。
ダンスはしないけれど、ダンスパーティーのような雰囲気を楽しみたいという方にはぴったりのスタイルではないでしょうか。
もちろん、こんなアットホームな雰囲気になれば、みんなの前でダンスを披露しても良いですよね。まさに、思い描いていた海外の結婚式のワンシーンに。
日本の場合、ゲストの方に自由にダンスをしてね!というよりは、新郎新婦のダンスを見てもらうといった演出の方がうまくいくと思います。
お友達にも参加してもらって、みんなで妖怪ウォッチ体操、AKBを披露、これだって立派なファーストダンスになりますよ。
旬なダンスをセレクトすれば盛り上がること間違いなし!
やっぱり、お洒落な雰囲気が良いという方なら生演奏や黒人ボーカルのオプションを加えるのもオススメ!ゲストを引き込んでグッと盛り上げてくれるでしょう。
※ 2016年8月 時点の情報を元に構成しています
「披露宴演出」 の トレンド に含まれています