披露宴での人気演出「花嫁の手紙」。花嫁から親や家族に思いを伝えるものですが、「何を書いたらいいのかわからない」「上手くまとまらない」という苦労も多いようです。
この記事では、花嫁の手紙の書き方を書き出しから結びの構成に沿って【7ステップ】で解説します。入籍済みの場合や親族のみの結婚式など、いろいろなパターンで使える例文もたっぷりご用意!
また、花嫁の手紙を読まない結婚式の体験談も。言葉遣いなどの注意点も参考に、自分らしい取り入れ方を考えてみてください。
花嫁の手紙を書くコツ
結婚式の披露宴で読む「花嫁の手紙」は、構成に沿って書くのがコツ。次から解説する7ステップでおおまかな流れを作ってから、自分らしいエピソードや言葉を盛り込んでいくとスムーズに書くことができます。
本番では3分程度で読めるように、600字から800字を目安に書くようにしましょう。そして実際に読んでみて推敲するのも大切です。
花嫁の手紙の書き方7ステップ【例文つき】
花嫁の手紙は、次の7ステップに沿って書くと起承転結のあるまとまった手紙になります。各ステップの例文も参考にしてくださいね。
【STEP 1】前置き:ゲストへひと言
まず前置きとして、ゲストに向けた言葉を述べましょう。結婚式に来てくれたことに対する感謝の気持ちと、この時間を使って手紙を読むことへの断りを入れると丁寧な印象になります。
あまりかしこまった雰囲気にしたくない場合は、【STEP 2】の書き出しからでもOKです。
例文
本日はご多用のところ、私たちの披露宴にお越しくださいまして、誠にありがとうございます。私ごとではございますが、この場をお借りして両親へ手紙を読ませていただくことをお許しください。
みなさま、本日はご多用のところ、またご遠方にもかかわらず、私たちの結婚式へご出席いただきまして本当にありがとうございます。この場をお借りして、私を育ててくれた両親へ、感謝の手紙を読ませていただくことをお許しください。
ゲストのみなさま、本日はお集まりいただきありがとうございます。この場を借りて、両親への手紙を読ませていただきます。
【STEP 2】書き出し:今の気持ち
ここから両親に向けた言葉をつむいでいきます。結婚式を迎えた今の気持ちを述べ、手紙を書こうと思った理由につなげるといいでしょう。感じたままの素直な言葉で伝えると、ゲストをぐっと引き込むことができますよ。
例文
お父さんお母さん。〇年間大切に育ててくれてありがとうございます。今日この日を迎えることができたのはふたりのおかげです。
今日という日を迎えるまで、振り返るとそこにはいつも両親のあたたかい愛情がありました。なかなか口に出してお礼を言えないので、この場を借りて感謝の気持ちを伝えさせてください。
お父さんお母さん、改めてたくさんの愛情を感じている今、思い返すと胸がいっぱいでうまく言葉では伝えられそうにないですが、日頃言えない感謝の気持ちを伝えさせてください。
【STEP 3】エピソード:親との思い出
手紙の主文に入っていきます。これまでを振り返り、親との思い出から印象的なエピソードを具体的に書きましょう。そのエピソードで感じたことが【STEP 4】の伝えたい言葉へとつながっていくイメージです。
「愛情を注いでくれたことへの感謝」を伝えたいのであれば、愛情を感じるエピソードを。「ごめんなさいの気持ち」であれば、謝りたいと思うきっかけとなったエピソードを入れてみましょう。
【STEP 4】親へ一番伝えたい言葉
この手紙を通して、親に一番伝えたい言葉を書きましょう。手紙を書き始める前にこの部分を決めておくと、前後の流れも自然になります。
「育ててくれてありがとう」「大好きです」「あのときはありがとう」「あのときはごめんなさい」「尊敬しています」など、普段は直接伝えるのが照れくさいような言葉もストレートに伝えてみてください。
例文
今、私も大人になり、仕事や家事をしているなかで、改めてふたりのすごさやありがたさが身にしみています。私を産んでくれて、本当にありがとう。お父さんとお母さんの娘に生まれてこられて、私はとても幸せです。
お母さんの励ましの言葉に幾度となく支えられて、今、すごく幸せな日々を送っています。手紙には書ききれないくらい感謝しています。本当に本当にありがとう。
社会に出て周りの友人の話を聞くたびに、私はなんて幸せなのだろうと気づかされ、また、お父さんとお母さんを困らせたことを後悔しました。あのときは本当にごめんなさい。そしてそんなことがあってからもたくさんの愛情を注いでくれて本当にありがとう。
【STEP 5】義両親への感謝の言葉
自分の親に感謝を伝えた後は、義両親への一言も忘れずに!定型の言葉以外にも、義両親とのうれしかったエピソードや、義両親に対する素直な気持ちを入れるとより心に響きます。
例文
〇〇さんのお義父さんお義母さん。お付き合いをはじめた頃から、家に遊びに行くといつも笑顔で迎え入れてくださり、本当にうれしかったです。 何かと至らないことも多い私ですが、これからもよろしくお願いします。
〇〇さんのお義父さんお義母さん、初めてお会いしたときから私のことを温かく迎えてくださり本当にありがとうございます。至らないところばかりの私ですが、精一杯頑張りますので、これからもどうぞよろしくお願いします。
そして、〇〇さんのお義父さんお義母さん。私たちの結婚を快く認めてくださりありがとうございます。〇〇家はいつも賑やかであたたかいなと感じています。その家族の一員になれることがすごく楽しみです。これからよろしくお願いします。
【STEP 6】結婚への決意
「ふたりで幸せになるよ」という結婚への決意を込めて、両親が安心するような言葉を投げかけましょう。また「これからもよろしくね」など、結婚しても変わらず家族であることを表す一言を添えると、両親の寂しい気持ちも和らぐかもしれません。
例文
結婚生活は両家のお父さん、お母さんをお手本に、ふたりで支えあって歩んでいきます。そして、これからは私なりの親孝行をしていきたいと思います。
これからはふたりで力を合わせて、あたたかい家庭を築いていきたいと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。
これからも〇〇さんと協力し合いながら、みんなで楽しく過ごせるよう頑張っていきたいと思います。まだ未熟な私ですが、末長くよろしくお願いいたします。
【STEP 7】結び:ゲストへの感謝の言葉
手紙の結びでは、ゲストへの感謝の気持ちや、これから夫婦としてお世話になることへの挨拶、未来への抱負を述べて締めましょう。
例文
みなさま、未熟な私たちではございますが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
ご列席いただきましたみなさまに、ふたりの新しい門出を見守っていただき、幸せな気持ちでいっぱいです。本日はありがとうございました。
本日は、お忙しいところみなさまにご列席いただき、心から感謝申し上げます。また、個人的な内容の話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
これからはふたりであたたかい家庭を作っていきたいと思いますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
【全文例文】“両親に感謝を伝える”花嫁の手紙
両親に感謝の気持ちを伝える花嫁の手紙を紹介します。例文を参考に、エピソードや言葉遣いなどを自分らしくアレンジしてみてください。
例文
お父さんお母さん、はじめに伝えたいことがあるよ。私はふたりのことが大好きです。
お父さん。 アウトドアが大好きなお父さんは、小さい頃からたくさん遊びに連れて行ってくれたね。家族のことを一番に考えて、楽しませようとしてくれるお父さんが大好きです。大きくなってから家族で出かけることも減ってしまったけれど、今度は〇〇さんも一緒にキャンプに行こう!お父さんのかっこいい姿を見せたいです。
お母さん。 思春期の頃はいつも反抗してばかりで、「うざい」って言ってごめんなさい。お母さんは口うるさいけれど、絶対に私の味方でいてくれるよね。その気持ちに何度も助けられたよ。ありがとう。私も子どもができたらこういうお母さんでいたいな。
お父さん、お母さん、たくさんの愛をありがとう。
そして〇〇さんのお父さんお母さん。こんな私を「娘ができたみたい」なんて言ってくれて、あたたかく迎えてくれてありがとう。
本日、両家のためにこの場に集まってくださったみなさまに心より感謝申し上げます。 少しの間ですが、両親への手紙を読ませていただくことをお許しください。
お父さん、お母さん、私は今日、大好きなふたりのもとから旅立ち、新しい人生をスタートします。 こうしてたくさんの方に見守られて結婚式を挙げることができたのも、お父さんお母さんのおかげです。
私が辛いとき、何も言わずに話を聞いて、そして優しく見守ってくれたお父さん。いつも笑顔で元気をくれたお母さん。ふたりがいたから、いろいろな壁も乗り越えてこられたと思います。私もふたりが築いてきたようなあたたかい家庭を、〇〇さんとふたりで作っていきたいです。
今まで大切に育ててくれてありがとうございました。 最後になりますが、〇〇さんのお父さん、お母さん。 新しい家族として、今後ともどうぞよろしくお願いします。
みなさま、本日は私たちの結婚式にお集まりいただき、誠にありがとうございます。 この場をお借りして、両親へ感謝の手紙を読むことをお許しください。
お父さん。 お父さんは私にすごく甘くて、いつも「こんなにかわいい子はいない」と言ってくれていたので、私は自分が世界一かわいくて良い子なのだとつい最近まで思っていました。親元を離れて社会に出て、私が反省すべきようなことがあっても、いつでも私の味方で「私がお嫁に行ったらお父さんどうなっちゃうの!?」なんて心配したけれど、意外とすんなり結婚を承諾してくれたよね。
でも、その夜に飲みながら愚痴っていたとお母さんから聞いたよ。いろいろ心配だと思うけれど、お父さんみたいに私を大切にしてくれる人と出会ったよ。安心してね。
いつも甘いお父さんの代わりに、私を叱ってくれたお母さん。「ダイエットする」が口癖で結局何もしない私を、叱咤激励してくれてありがとう。おかげで結婚式に向けて10キロも減量することができました。お父さんは「何を着てもかわいい」としか言わないから、お母さんが叱ってくれなければ、こんなにすてきな日は迎えられなかったと思います。
家族3人で過ごした時間は私の宝物です。私もそんな家庭を作れるように、これから頑張っていきます。これからもあたたかく見守っていてね。
最後になりましたが、〇〇さんのお父さん、お母さん。こんな私たちですが、両親ともども、これからもどうぞよろしくお願いします。
【全文例文】“親族のみの結婚式”の花嫁の手紙
次に、親族のみの結婚式にぴったりな花嫁の手紙を紹介します。親族のみの結婚式では、時間に余裕があることが多く、またほとんどが顔見知り同士のため、より具体的かつ濃い内容を入れるのがポイントです。
「お父さんお母さん」のほか、「〇〇ちゃん」など普段の呼び名で語りかけるような手紙にするのもおすすめ。
例文
今日はお父さんお母さんだけでなく、来てくださったみなさんへの感謝の気持ちを読ませていただきたいと思います。
お父さん。 学校嫌いな私を諦めずに見守って、大学まで通わせてくれて本当にありがとう。お父さんのおかげで、今夢だった仕事に就けています。仕事に真面目で、何事にも一生懸命なお父さんは私の誇りです。
お母さん。 アレルギーや喘息と身体の弱かった私を、ここまで育ててくれて本当にありがとう。周りの友だちから、仕事をしながらの子育てと看病は本当に大変だと聞いて、ありがたみを実感しています。お陰でこんなに元気になりました。家族のためにすぐに無理するお母さんが心配なので、今度は私がサポートするからね。身体を大事にしてね。
おじいちゃん。 おじいちゃんに花嫁姿を見せることができて本当にうれしいよ。今日は遠くからありがとう。結婚式をすごく楽しみにしてくれているってお母さんから聞いてたよ。私たちの子どもも絶対に抱っこしてほしいから、お酒はほどほどに長生きしてね。
お兄ちゃん。 年が離れているせいで、大人になってからはあまり話をすることがなかったよね。でも私が社会人になって悩んでいたときに、真っ先に気づいて話を聞いてくれたのはお兄ちゃんで、それが本当にうれしかったよ。あのときは本当にありがとう。これからも頼りにしているよ。
お義姉さん。 会うたびに私を気遣ってくれるお義姉さんの優しさに救われています。いつもありがとう。ふたりの子どもが生まれてから、わが家はすごくにぎやかで、お父さんとお母さんがうれしそうで私もうれしいです。これからもよろしくお願いします。
おばちゃん。 いつもこっそりお小遣いをくれたり、お土産を買ってきてくれたり、本当の娘みたいに可愛がってくれてありがとう。結婚してもまだ娘気分でいたいから、これからも甘えさせてね。こっちに来たときは一緒にランチに行こうね。
最後に、みんながいたからこんなにすてきな日を迎えることができました。未熟な私たちですが、これからもどうぞ見守っていてください。
【全文例文】“入籍済みでおこなう結婚式”の花嫁の手紙
入籍済みで、少し日が経ってから結婚式をするという新郎新婦もいるでしょう。中にはさまざまな事情で結婚式を諦めていた、結婚後早くに子どもができたなど、ふたりにとっても、見守る家族にとっても特別な思いで結婚式を迎える場合もあります。
入籍済みの花嫁の手紙のポイント
そんな念願叶った結婚式では、花嫁の手紙にも今だからこその気持ちを込めたいですよね。入籍済みの場合は、基本構成に加えて次のようなポイントを意識しましょう。
入籍について触れる
入籍の時期やその日を記念日とした由来、入籍時のエピソードなどを入れると、この結婚式への思いがより深く伝わります。
例文
私たちはすでに入籍を済ませ、夫婦としての生活をスタートさせています。
私たちは〇年前、ふたりがはじめて出会った記念すべき日である〇月〇日に入籍しました。
現在の生活について触れる
入籍してから新たな生活が始まったことを具体的に述べてもいいでしょう。ふたりでの暮らし、引越しの予定、生活のなかでのエピソードなど、夫婦となって改めて抱く相手への思いにつながる事柄を取り入れるのもおすすめです。
例文
〇〇に新居を構え、夫婦ふたりでの生活をスタートしました。結婚式に向けて準備を進めるなかで、距離が近くなったぶん、ぶつかることも増えたように思います。
憧れていた結婚生活は、順風満帆とはいきませんでした。それでも、自分の一番の味方が一番近くにいてくれることに、大きな幸せを感じています。
今だから言える両親への気持ち
結婚した今だからこそ両親に伝えたい気持ちを述べましょう。入籍や結婚生活を経て思ったこと、両親のサポートに対する感謝、見習いたいことなど、気づきを含めた気持ちを表せるといいですね。
例文
誰かと一緒に暮らすということがこんなにも大変で、こんなにも幸せなことだとは知りませんでした。
慣れない新生活で毎日がバタバタです。お父さんお母さんにもこんな時期があったのかと思うと微笑ましく、また感謝の思いでいっぱいになります。
これまでお父さん、お母さんがどれだけ支えてくれていたのかと、離れてみて改めて痛感しています。今でもなお、ふたりのサポートから得られる安心感は絶大で、感謝の気持ちでいっぱいです。
【例文】入籍済みの場合
例文
お父さん、お母さん、まずは今日、家族みんなでこの日を迎えることができ、本当に感謝しています。 入籍して2年になりますが、お礼も言えないままだったので、この場を借りて手紙を読みたいと思います。
お母さん。 自分が母になって何度も、お母さんのありがたみを感じています。仕事をしながらの病院通い、習い事の送り迎え、どんなに大変だったか、そんな事情も知らないで反抗的な態度をとってごめんなさい。そして、私の妊娠中もずっと支えてくれて、子どもが生まれてからもサポートしてくれて、本当にありがとう。結婚してからの方が前よりもずっと、仲良くなれた気がしてうれしいです。
お父さん。 最初は結婚に反対していたお父さん。なんでわかってくれないの?と思っていたけれど、子どもが生まれた今ならお父さんの気持ちもわかるよ。あのときは本当にごめんね。そして、〇〇さんとの結婚を認めてくれてありがとう。あと、孫がかわいいのはわかるけれど、行くたびにいろいろ買い与えすぎだよ。少し控えてね。
やっと迎えた結婚式。諦めていたのにこんなにすてきな式を挙げられたのは、お父さんお母さんのおかげです。 これまでいただいてきた愛と感謝を忘れず、これからは〇〇さんと力をあわせて、すてきな家庭を築いていきます。
今日まで本当にありがとうございました。 これからもよろしくお願いいたします。
本日は、私たちの結婚式にお越しいただきありがとうございます。入籍から〇年が経った今でも、これだけの人に集まっていただけて、本当にうれしく、心強く感じています。
私たちは〇年〇月にキャンパスで出会い、そして、〇年のその日に夫婦となりました。目の前の生活に精一杯で諦めかけていた結婚式をやさしく後押ししてくれた両親に、あらためて感謝の気持ちを述べたいと思います。
お父さん、お母さん。〇年間大切に育ててくれてありがとうございました。そして今なお、楽しいときには見守り、大変なときには寄り添ってくれてありがとう。今日を迎えられたのもふたりのおかげです。
入籍後に始まったふたりでの生活は、簡単なものではありませんでした。何か壁にぶつかるたびに、お父さんとお母さんの姿を思い出して真似してみたり、「お母さんなら何て言うかな」と考えてみたり、私の大切な道標になっています。
これからもきっと、ふたりがくれたこれまでの人生と、ふたりがこれからも見せてくれるであろう背中に助けられるのだと思います。これからもずっと、大切で大好きな家族です。そして、少しでも恩返しできるように頑張りたいと思います。
ゲストのみなさまにもその姿を見せられるよう、励んでいきたいです。まだ未熟な私たちですが、どうかあたたかく見守ってください。これからもよろしくお願いいたします。
花嫁の手紙の言葉遣いのポイント
結婚式では、お祝いの場にふさわしい言葉遣いのマナーがあります。花嫁の手紙においても、次のポイントに注意しましょう。
忌み言葉や重ね言葉
「病気」「別れる」などの不吉なイメージを与える言葉や不幸を連想させる言葉は忌み言葉といわれ、結婚式のようなお祝いの場にはふさわしくないとされています。
また、「重ね重ね」「わざわざ」のように同じ語を繰り返す言葉は重ね言葉といい、再婚を連想させるため結婚式では避けるのがベターです。
▼結婚式でのNGワード!忌み言葉・重ね言葉をチェック
敬語の間違い
花嫁の手紙は丁寧語で書くのが一般的です。語りかける相手によって、適切な敬語を用いるようにしましょう。ただし、あまりに堅苦しいと聞いているほうも疲れてしまうので、聞き手が不快にならない程度であれば普段の言葉で伝えてもOKです。
▼その言葉遣いはOK?敬語の使い分けをチェック
花嫁の手紙 Q&A
そのほか、花嫁の手紙の準備に役立ててほしいポイントをQ&A形式で紹介します。ほかにも気になることがあれば、本番までにプランナーさんに相談しておくと安心です。
花嫁の手紙を書く便箋はどこで買う?
手紙を書く便箋にとくに決まりはありません。ロフトや東急ハンズといった大型ショッピングセンターの文具店などで購入できます。
100均や、ハンドメイドサイトなども覗いてみるといいでしょう。また、手紙を読む際に会場のゲストには便箋の裏面が見えるので、裏に柄や装飾があるものもおすすめです。
花嫁の手紙を読むときのBGM曲は?
花嫁の手紙を読む際に、会場ではBGMを流します。手紙の邪魔をしないような控えめな曲調で、手紙のムード・シチュエーションにあう雰囲気のものを選ぶといいでしょう。
手紙で伝えたい気持ちに沿った歌詞の曲や、歌詞のないオルゴールやピアノの曲もおすすめです。
▼花嫁の手紙のバックで流したい!おすすめ楽曲はこちら
手紙の終わり方は?渡すときはどうする?
花嫁の手紙の最後には、当日の日付と名前を入れることが多いです。読み終えたら手紙を封筒に入れ、両親や手紙の相手に手渡します。
読んだ手紙そのものを渡してもいいですが、手紙に印やメモを入れて台本のように使いたい場合は、読む用と渡す用の2通を用意しておくといいですよ。
新郎から両親への手紙もOK?
花嫁だけでなく、新郎から両親へ気持ちを伝える機会とするのも素敵です。新郎新婦それぞれが手紙を読みたい場合は、トータルの時間や読む順番、マイクの受け渡しなど、実際の場面を想定して準備をするといいでしょう。
花嫁の手紙を読みたくない!読まないのはアリ?
長らく結婚式の定番演出であった花嫁の手紙ですが、花嫁の手紙を読まないケースも増えてきています。みんなのウェディングが実施したアンケートによると、13%の人は手紙を読んでいませんでした。
2025年みんなのウェディングwebアンケート回答231名
理由は「人前で手紙を読むのに抵抗がある」「湿っぽくならず、楽しい式にしたい」などさまざまで、なかには両親から「泣いてしまうから読まないで」と言われることもあるようです。
体験談

母からただでさえ涙出そうなのに手紙なんて読まれたら涙止まらなくなっちゃうから読まないで!と言われたので読みませんでした。
友達も結婚するとき、同じ理由で読みませんでした。
何回か結婚式出席しましたが花嫁からの手紙を読んでいたのは1回だけで花嫁からの手紙がない結婚式の方が断然多かったです。

私の姉のときも、読まなかったです。それでも式の最中は始終号泣でしたよ(笑)
旦那さんが最後に手紙を読みましたが、そこでもみんな泣いてましたよ。
私は正直、なにも人様の前であえて感動ムード作らなくても…って思います。
花嫁の手紙の代わりの演出アイデア
結婚式だからしなければならないことや、「ないとおかしい」ということは1つもありません。結婚式のスタイルが多様化しているように、花嫁の手紙もいろいろな形があって当然です。プログラムとして花嫁の手紙を取り入れず、ほかの演出に時間を使ってもOK♪
例えば、花束や記念品を渡して感謝の気持ちを伝える。披露宴中には読まず、書いた手紙を渡すだけにする。ビデオレターを作成したり、楽器を演奏したり、歌を歌ったりと、自分らしい表現で気持ちを伝えるのも素敵です。
体験談

母親が「披露宴とは、お世話になった方・お世話になる方へのお披露目の場である。身内でやるべき手紙を人様を巻き込んでやるのはTPOをわきまえない振る舞い」「お涙頂戴の演出は苦手」と、とっても手厳しかったので(苦笑)、やりませんでした。
ただし、花束贈呈のみさらっとやりました。花束贈呈→新郎父挨拶→新郎挨拶、で退場しました。新郎の挨拶が、直接的な表現ではないけれど、親への感謝も伝わる内容でした。

新婦両親、新郎両親、両家親戚、両家友人(会社関係含む)、式に参加してくれたみなさんに向けての手紙です。
新郎謝辞と重なる部分もありますが、自分(新婦)からも自分の声でみなさんに感謝とこれからもよろしくお願いします、という気持ちを伝えられたらいいなと思い、手紙という形を取らせてもらいました。

プランナーさんにも、恥ずかしいし、泣いて読めなくなりそうなのでプレゼントと一緒に渡しますと伝えましたが、読まないことに関して特に気に止める感じではなかったです!
大切な気持ちを届ける特別な時間に
結婚式は自分にとって、夫婦となるふたりにとって、そして家族にとっても大きな節目です。これまでの感謝や、未来に向けた決意など、このときだからこそ伝えられる気持ちがあるでしょう。
花嫁の手紙として口に出して、また、自分らしい表現で、素直な気持ちを届けてほしいと思います。
手紙の演出で悩んでいる方におすすめ
▼花嫁の手紙を読むか悩んでいる方へ
▼再婚カップルにおすすめの演出
▼手紙はもちろん!それ以外にもゲストが喜ぶ演出
※ 2025年5月 時点の情報を元に構成しています
「披露宴演出」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています