結婚式のペーパーアイテム「席札」。ゲストに結婚披露宴での席を示す役割があり、名前を書いてゲストテーブルの上に置きます。
以前までは紙の席札が主流でしたが、最近は紙以外のゲストが思わず持って帰りたくなるような席札を用意する新郎新婦が増えていて、手作りするカップルも!
この記事では、100円ショップのアイテムを使って簡単に手作りできるこだわり席札を紹介します。
結婚式の装飾にミラーを使うのがトレンド
今回紹介するのはミラー席札。最近、結婚式会場の装飾やアイテムにミラー(鏡)を取り入れる新郎新婦が増えています。ウェルカムミラー、結婚証明書など、洗練された印象になりスタイリッシュにコーディネートできると人気。
ミラーは空間に奥行きを出し、ゲストが簡単な身支度チェックに使うこともできます。新郎新婦からのメッセージを描いて伝えることができるほか、装花などを写すことで写真映えもする優秀アイテム!
そんなミラーを使った席札の作り方を、ペーパーアイテム専門店ARARSの山内美穂さんに教えていただきます。
ヘキサゴンモチーフのミラー席札
このミラー席札のポイントは六角形のカタチ!
ミラーと同様に結婚式でよく見かける六角形のアイテム。ヘキサゴンモチーフと呼ばれていて、調和や安定を意味する結婚式にぴったりの縁起のいいモチーフです。
手作りするのは難しそう…と思うかもしれませんが、人気100円ショップセリアの商品を使って簡単に作ることができるんです!
ミラー席札の材料と必要な道具
用意する材料と道具はたったこれだけ!
- ミラー風タイルシール(セリアで購入・約9cm×7.8cm)写真左
- チャコペーパー(ダイソーで購入)写真中央
- ペイントマーカー(ダイソーで購入)写真右
- A4の白い紙(コピー用紙でOK)
- ボールペン
- セロテープ
- プリンター
セリアのミラー風タイルシールは1袋3枚入り。ゴールドとシルバーがあります。マーカーでなぞる際にうまくいかないこともあるので、予備として多めに購入しておくのがおすすめです。
チャコペーパーは手芸で図案を写したり、印をつけるときに使う複写紙のこと。上からなぞることでデザインを複写できます。100円ショップの手芸コーナーで手に入れることができます。
ペイントマーカーはガラスや金属、プラスチックなどにも書ける油性タイプを用意します。中字タイプがおすすめです。100円ショップでも手に入りますが、書きやすさ優先で選んでください。
プリンターが自宅になければ、作成したデータをコンビニでプリントすることもできます。
テンプレートをダウンロードして名前を入力する
まずはゲストの名前を入れた図案を作成します。セリアのミラー風タイルシールのサイズに合わせて山内さんが作成したテンプレートを使えば、とっても簡単で失敗なし!
文書作成ソフトWord(ワード)を使う
ダウンロードしたファイルを開き、六角形の中央に好きなフォントで席札を作成するゲスト全員分の名前を入力していきます。名前が長い場合は文字サイズを小さく調節します。
スマホ・パソコンで画像に文字入れする
パソコンの場合はPhotoshopや画像加工・編集ソフト、スマホの場合は文字入れアプリを使い画像の上にゲストの名前を入れていきます。
無料デザインツールCanva(キャンバ)を使う
Canvaを初めて使う場合は、無料登録してからテンプレートを確認してください。
おすすめフォント「Freebooter Script」
今回紹介している作り方で使っているのはこちらの「Freebooter Script」というフォント。太字でくっきりしているのでゲストのお名前の視認性が高く、それでいて大胆なカールが華やかさを兼ねそろえた筆記体フォントです。フォーマルかつエレガントで結婚式のペーパーアイテムで活躍しそう!
►フォント「Freebooter Script」のダウンロードはこちら
プリントして切る
すべての文字を入れ終わったら、保存して原寸大で紙にプリントアウトします。
六角形の罫線に沿ってハサミで切り離していきます。線の内側を切るとタイルにぴったり合いますが、神経質になりすぎなくてOKです。
このように、ゲストの名前を入れた図案の紙が人数分できたらOKです。
ミラーに図案を固定する
ミラー部分の保護フィルムを剥がします。
図案の紙をミラー面に重ね、ずれないようにセロテープで留めます。
こちらも席札を作成するゲストの人数分作ります。
文字をなぞってミラーに写す
テープで固定した図案の紙とミラーの間にチャコペーパーを挟みます。
ボールペンで図案の文字をしっかりなぞっていきます。この作業でミラー面に下書きの線が複写されます。
マーカーで文字をなぞる
チャコペーパーを取って、上の写真のようになぞった文字がミラーに写っていることを確認します。うまく複写されていない部分があれば、再度チャコペーパーを挟んで上からなぞります。
チャコペーパーで写った下書きの文字をマーカーでなぞります。
すべての文字をなぞったら完成です!
ミラー席札作りでは最後のマーカーでなぞる工程が一番難しく、なかなかきれいに仕上がらないことも。数回練習するとコツをつかむことができるので、ミラー風タイルシールは余裕をもって用意しておくことをおすすめします。
ミラー席札のおすすめアレンジ
ホワイトマーカーで名前を書くだけですてきな席札となりますが、ミラー面に装飾するなどのアレンジを加えるとよりオリジナリティのある席札に。
たとえば立体感のあるモチーフレースを貼り付けると華やかさがぐっとアップ!
また、席札として使った後に新郎新婦の思い出の品として残すアイデアも。
ゲスト人数分の席札が収まる大きさのフレームを用意して、ゲストに帰りに貼り付けてもらって1枚のミラーに!端にできた空きスペースはミラー風タイルシールをカットして埋めることができます。宴中にゲストに新郎新婦へのメッセージを書き添えてもらえば、思い出の詰まったメッセージボードになりますね。
また、セリアにはミラー風タイルシールと同じサイズのヘキサゴンボックスが販売されているので、ミラー席札をヘキサゴンボックスに貼り付け、ボックス同士を木工用ボンドで貼り付けて額縁風に仕上げるのもおしゃれ!
いろいろなアレンジをして楽しんでみてくださいね。
2005年にペーパーアイテム専門店ARARS(アラース)を創業。
招待状、席次表、席札など、本物のレースを施したペーパーアイテムで1万組以上のウェディングに携わる。
現在はInstagramで誰でも手軽に花嫁DIYが楽しめるペーパーアイテムの作り方を発信、サイトでは数々のおしゃれな無料テンプレートを配布している。
ゲストから褒められる花嫁DIYレシピ
Instagram:@arars.diy
※ 2023年8月 時点の情報を元に構成しています
「席札」 の ハウツー・ノウハウ に含まれています