1. 結婚式口コミ みんなのウェディング
  2. みんなのウェディングニュース
  3. 出会い・恋愛
  4. あなたのアカウントは大丈夫?「ロマンス詐欺」のターゲットとして狙われやすいSNSのプロフィール&投稿とは!?

あなたのアカウントは大丈夫?「ロマンス詐欺」のターゲットとして狙われやすいSNSのプロフィール&投稿とは!?

2022.03.17

コロナ禍の後押しもあり、婚活サイトなどオンライン婚活への抵抗感は減少。リアルの場で接触せずに出会えるマッチングアプリも、広い世代から支持されています。

オンラインでの出会いは手軽で便利ですが、利用者であれば誰もが巻き込まれかねない詐欺をご存じですか? マッチングアプリやSNSなど、オンライン上で知り合った相手が恋愛関係を装って近づき、金銭被害をもたらす詐欺を「ロマンス詐欺」と呼びます。

気をつけたいロマンス詐欺について株式会社ノートンライフロックが調査した内容を紹介します。

マッチングアプリの利用率は4人に1人!40代以上で増える傾向に

今回の調査でわかったのは、日本人の約4人に1人(27%)がマッチングアプリ等の利用経験があること。

年齢別にみてみると、18~39歳の若い世代では22%と、全体よりも8ポイント低い結果に。一方、40歳以上では37%が利用と、7ポイント高いことが明らかになりました。コロナ禍が後押しし、オンラインで出会える、マッチングアプリ等の普及が進んだ可能性があります。

マッチング後に相手をSNSで調べる人は23%!

そして、マッチングアプリ等を利用したことがある日本人の約4人に1人(23%)が、マッチング後に相手のことを調べた経験があると回答しました。中でも、「SNSのプロフィールを検索」が最多です。続いて「検索エンジンで検索(10%)」といった簡単な方法から、「お金を払って探偵等に調査を依頼する(1%)」という回答も見られました。

さらに、マッチングアプリ等を利用したことのある日本人の約5人に1人(19%)は、相手について調べて得た情報がきっかけで、マッチングを解除したり、デートを断ったりした経験があるそうです。

その理由としては、相手が「自分の情報(年齢、身長、所在地など)について嘘をついていることを知った(10%)」、「SNS上で不快な投稿をしていた(5%)」等が上位となりました。

インターネット上に情報があふれる現在、嘘をついているかどうか、検索等で簡単に分かる可能性があります。また、過去のSNS投稿なども見られる可能性がある点には注意した方が良さそうですね。

日本人の100人に1人がロマンス詐欺を経験

何より驚いたのが、日本人の約100人に1人が、過去12ヶ月間に、オンライン上で恋愛関係を装って近づき金銭被害をもたらす詐欺「ロマンス詐欺」を経験しているということ!

ロマンス詐欺とは?

ロマンス詐欺とは、SNSなどオンライン上で恋愛関係を装いターゲットへメッセージをし、信頼関係がある程度築けた段階で、金銭を搾取する詐欺です。金銭被害だけではなく、自暴自棄や異性へのトラウマなど心にも大きな被害を与えることも大きな特徴です。より複雑化した、グループ犯罪も増えており、米国や日本だけでなく世界中で横行しています。

ロマンス詐欺の被害者は、その詐欺の性質から「人には話せない」と感じてしまい、警察や周囲へ報告しない場合が多くあります。そのため、今回の調査での被害件数(約100人に1人)も、実際の詐欺件数に比べ、報告数が少ない可能性も考えられます。

「オンラインで出会った人に金銭を求められ、送金した途端に音信不通になった」や、「オンラインで出会った人に、詐欺の暗号通貨サービスへの投資を強要された」という回答も多数。金銭の要求や、暗号通貨への投資の勧誘は、典型的なロマンス詐欺の手口なので注意が必要です。

知っておきたい"詐欺師がとるステップ"

ロマンス詐欺を仕掛けてくる場合の、代表的なステップを確認しましょう。

フェーズ1:ターゲットの選定

詐欺師は、実際にプロフィールや投稿を見てターゲットにする相手を選定します。例えば、「SNS上での経済的余裕のある投稿」といった要素は、詐欺師から好まれやすい傾向が。

フェーズ2:信頼関係の構築

メッセージ交換を重ね、信頼を形成していく時期です。SNS等のメッセージ機能で会話をする中で、LINEやメールなど他の連絡手段への移行を誘導しようとすることがしばしば見られます。

フェーズ3:金銭の要求

急遽お金が必要になった等の理由で、金銭を要求。最近では、このフェーズでの性的・精神的虐待も確認されており、スマートフォン等で撮影した被害者の性的な画像・映像をネタに、金銭をゆすり取られるケースも発生しています。

フェーズ4:詐欺リストに追加され犯罪のターゲットに

詐欺のターゲットリストに載せられてしまうこともあるようです。そのリストが犯罪者間で取引されることで、他の犯罪でもターゲットにされる可能性があります。

ターゲットになりやすいプロフィールって?

ロマンス詐欺のターゲットにならないために、狙われやすいプロフィールを確認しましょう。

家族・パートナーとの写真がない

シングルかもしれない人を探している詐欺師の目に留まる可能性があります。

ペットの写真がある

愛犬家などを装い、ペットの話で近づく詐欺師のケースもあります。

車・家・高級品の写真がある

経済的余裕を感じる写真等がある場合、詐欺師の目に留まる可能性があります。

相手が詐欺師の可能性があるプロフィールや特徴は?

「離婚している、家族が亡くなっている」や「子どもの有無」等の状況に関しては、ターゲットの状況に合わせて変更する場合があります。

たとえば、ターゲットが「離婚していて、子どもがいる」場合には、詐欺師も同様の状況を装ってくることがあるようです。

ロマンス詐欺は誰でも遭遇する可能性がある

ロマンス詐欺のターゲットになりやすいSNSアカウントの特徴、詐欺師の可能性がある怪しいアカウントの特徴がわかりました。

ロマンス詐欺は身近で起きる可能性も十分にある詐欺です。実は気づいていないだけで、知らぬ間にロマンス詐欺の被害者だった!なんてこともありえるかもしれません。

コロナ禍で新たな出会いをオンラインで求めることもあると思いますが、マッチングした相手をしっかりと見極め、安心なお付き合いをしていけるといいですね。


■調査概要
「ノートン サイバーセーフティ インサイトレポート 2022」について
この調査は、ノートンライフロック社の委託を受けたThe Harris Poll社が、18歳以上の1,000人 (うち295人がマッチングアプリ・サイトを利用経験あり)を対象に日本国内でオンライン調査を行ったものです。 調査は2021年11月15日~12月7日に実施。
データは人口の実際の割合に沿うよう、必要に応じて年齢、性別、人種/民族、地域、教育、雇用、収入、婚姻区分、インターネットの利用状況、言語能力、世帯規模、世帯収入、社会経済的状況、地域、オンラインになる傾向によって加重しています。理論的サンプリング誤差は考慮されていません。

参照元:PR Times

※ 2022年3月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー