式や写真撮影にペットも参加できる結婚式場

当たり前のことではありますが、必要なものを揃えたら決して“リーズナブル”とはいえない金額になりました。

注意すべき点としてまず挙げられるのが、ゲストの控室がないところです。
観光客向けのお土産屋さんと同じフロアにあるので人通りが結構あり、ベンチや簡単なテーブルとイスは何セットか置いてありますが、とても落ち着いて過ごせる雰囲気ではないのが大変残念でした。（冬場は肌寒いです）
当然、着替えるスペースもないので貸衣装を利用しないゲストには不便をかけました。
式が終わって集合写真を撮影する準備が整うまでの間も、ゲストには会場の外に出ていてもらわなければならず心苦しかったです。

挙式会場は白を基調としたインテリアで統一されていて、狭さは感じるものの天井が高いので圧迫感のようなものはありません。
ただ、ゲスト用の椅子が少し安っぽいかなと思います。有料ですが造花などで飾り付けをしてもらうこともできるようなので、気になる方は相談されるとよいかもしれません。
また、当日会場でゲストを誘導・案内してくれるスタッフさんがつかないので、ゲストの座席を指定する場合は予めゲストに直接伝えておくか招待状やパンフレットのようなものに会場の見取り図（座席表）を載せる、座席に名札を付けたり名前入りのカードを載せる、などの準備が必須になるかと思います。

私がこちらの会場を選んだ理由のひとつに、「ペットと一緒に挙式ができるから」というのがあります。
2人の結婚に立ち会った証人として肉球に朱肉をつけ、宣誓書に書く新郎新婦のサインの下にスタンプを押させたり（スタッフさんが手伝ってくれます！）、集合写真や前撮りの撮影でペットと一緒に写ることができるんです。これはこの会場ならではの試みだと思います。
犬や猫の場合は挙式時に粗相をしてしまわないようオムツをする必要がありますが、ここぞという場面以外はケージやキャリーバッグに入れ、オムツが目立たないように衣装を着せるなど工夫をすればまず問題ないかと思います。

体に合うものがなく取り寄せになりましたが、何点か試着して気に入ったものを選ぶことができました。
小物は、ブーケを造花にするか生花にするかをスタッフさんとよく相談してイメージ通りのものを用意して頂けて感激しました。
挙式＆ウェディングドレスを着ての写真撮影とカラードレスを着ての写真撮影を別の日にしたので、1日目は造花、2日目は生花と2種類用意して頂きました。生花のブーケは持ちかえり可で、ドライフラワーとして保管できます。

初めに担当としてつくプランナーさんがほとんど全ての業務をこなしていました。複数人での分担がないので、同じ方になんでも相談できてよかったです。
ヘアメイクスタッフさんは式には参列されませんが式場の扉の前まで付き添って扉が開く直前までスタイリングの微調整をして下さって、緊張している私を世間話などでリラックスさせてくれ、安心して式に臨むことができました。

遠方からのゲスト（主に親族）には前日からサッポロファクトリーの前にあるホテルに宿泊してもらっていました。
まだ雪の季節でしたがホテルとは地下通路で繋がっていたので、足場の悪い道路を歩かせることなく会場に辿りつくことができました。
また、当日新婦は早い時間にノーメイクで会場入りするように指示されますので（大多数の方は単独での会場入りとなるかと…）、人通りの少ない地下通路を通って会場へ入れることは大きなメリットかと思います。
サッポロファクトリーへのアクセスは主に路線バスかタクシーを利用されると便利です。自家用車の場合も、完全無料ではないものの駐車場がありますので交通の便はさほど悪いわけでもないと思います。