歴史に裏打ちされた、中身のあるブランド力

持ち込みプランや自由な演出は難しいかも…

決して「お手軽な」金額ではなかったのですが、かけたお金に見合う素晴らしい内容で、納得でした。
利用したのは、平日・仏滅用少人数（20~39名）プラン「舞」です。（現在は違うプラン名になっています）
20名ちょうどで利用しました。基本料金は50万円ですが、最終的に200万円程度になりました。
見積もりの内容については、打ち合わせのたびにきちんと説明がされていたので納得していましたが、せっかくの結婚式だから…と予算を加えていくたびにどんどん膨れ上がっていきました。
特に値上がりしたのは、花嫁の衣装代です。レンタルの白無垢と色打掛を利用したのですが、素晴らしく気に入った、でも高い！衣装を利用したために、70万近くかかりました。
また、神社なので、結婚式当日に初穂料（10,0000円）を神社へ納める必要があります。この金額は式場からの指定でした。初穂料の相場はわからないのですが…でも、一生に一度のことですし、と思って収めました。

挙式を行った明治神宮は歴史ある神社で、爽やかな緑に囲まれた素晴らしい雰囲気でした。観光スポットでもあるため、外国人観光客が大勢おり、式場に入るまでの道中、両脇から何枚も写真を撮られました。芸能人になったような気分でした…笑。ですが、式場の中は外とはっきり区切られており、騒がしい声なども全く聞こえず厳かな雰囲気で挙式できました。
披露宴は明治記念館「相生の間」で行いました。歴史ある会場なので、現代的で洗練された雰囲気を好む人には向かないかもしれませんが、汚さや寂れた感じは全くありませんでした。利用した会場が芝生の中庭に面したテラスのある部屋で、お色直しの後に中庭から登場する特別な演出ができました。

披露宴の演出オプションが用意されています。鏡開きやキャンドルサービス、太鼓演奏などがあったと思います。あまり目新しさのあるものはなく、式場のオリジナルプランは利用しませんでした。招待状や席次表は自作できたので、その中に待ち時間に読んでもらえるようなミニコーナーなどをもうけ、好評でした。飲食物や衣装の持ち込みはできませんが、プランナーさんとの相談次第でオリジナリティを出すことが可能です。私たちはこれと言った希望が少なかったので、カスタマイズが難しくても特に不満はありませんでした。

ドレスも和装も、種類が豊富です。とくに和装（色物）の品揃えは素晴らしく、厚さ５センチもあるアルバム５冊分にもなる衣装リストを見せていただきました。それだけの種類があるので、挙式予定日に希望の衣装が空いていないということはありませんでした。基本料金に衣装は入っていないので、衣装ごとに違うレンタル料を追加で支払うことにないります。最終的にとても高い衣装を気に入ってしまい、かなりの料金を支払うことになりましたが、満足しています。
また、衣装選びについてくれる専属スタッフの知識も素晴らしく、高い衣装はなぜ高いのか、丁寧に説明してくれました。

行き届いた素晴らしいスタッフさんでした。
《挙式準備中》
基本的に専属のプランナーさんがついて相談を受けてくれるのですが、日程の関係で担当の方と違う方と話すことも複数ありました。ですが、前の方との引き継ぎが非常にしっかりしており、何も不満なく進めることができました。特に印象的なのは、担当プランナーさんと別れた後に、席次表の誤字（点がつくかつかないか、という程度の非常に小さい見落とし）に気づき、その辺を歩いていた別のプランナーさんに口頭で伝えたところ、次の打ち合わせで席次表がしっかり直っていたことです。情報共有がとてもしっかりしているのだな、と感動しました。
《挙式当日》
明治神宮と明治記念館、それぞれの会場に介添えのスタッフさんがついてサポートをしてくださいました。いずれも40代～50代の女性スタッフでした。慣れない白無垢や打掛でしたが、安心して過ごすことができました。
明治記念館のスタッフの方は、重いかつらで頭が痛くなっていないか気遣ってくださいました。（案の定、頭痛が起きていました）

明治神宮は原宿駅、代々木駅から徒歩で行くこともできますが、当日の荷物のことなどを考えるとタクシーか自家用車が現実的です。車が入るために入構証が必要なため、車を利用する予定の出席者には、前もって入構証を郵送しておく必要があり、やや面倒でした。また、明治神宮は広く、挙式会場と駐車場が離れています。挙式会場に車を横付けすることはできますが、その後駐車場へ車を戻すのが少し大変そうでした。
明治記念館は信濃町駅から徒歩３分程度、その道も神宮外苑の緑に囲まれた道で、とても気持ちのいい道です。明治神宮と明治記念館の間は、婚礼出席者を運んでくださるシャトルバスが出ています。新郎新婦は特別仕様車で移動できます。