結婚式の引出物はご祝儀の金額のこともあるし、親族、上司、友人など贈り分けをしたいけれど、わからないことがいっぱい!
誰にどう分けるか引出物の贈り分け方法をご紹介します。
引出物の贈り分け(おくりわけ)をする理由
贈り分けとは、引出物の中身を贈る招待客によって変更することです。
贈り分けはご祝儀の違い・家族構成・年齢・好みを考慮する気遣いでもありますね。
誰に贈り分けする?
贈り分けの方法はいくつかありますが、一般的には親戚・上司・友人のご祝儀金額を想定して引出物の金額を分けます。
その他、贈り分けにはどんなパターンがあるのでしょうか?
パターン①親族/それ以外
一般的には、ご祝儀は親族のほうが金額を多く包んでくれるものです。
ご祝儀の金額を想定して、親族分とそれ以外というパターンで引出物を分ける場合も少なくありません。
贈り分けをする場合、細かく設定するのが面倒な場合は親族とそれ以外という形をとるのも一般的です。
パターン②親族/上司/友人(同僚含む)
ゲストが多い場合は、親族・上司・友人(同僚含む)などそれぞれに贈り分けをしてもいいかもしれません。
親族・上司・友人と贈り分けをする場合は、それぞれのご祝儀金額を想定し見合った品物を贈るといいでしょう。
パターン③ファミリー・ひとり暮らし
世帯ごとに渡す引出物の贈り分けは、ファミリー・ひとり暮らしと分けるのもいいでしょう。
ファミリーとひとり暮らしでは、日常的に使うものでも違ってきます。
相手の暮らしに合わせて分けるのも、ゲストへの気遣いと配慮ですね。
パターン④男性・女性
男性・女性とでは、好みやもらってうれしい物も違ってきます。
男性・女性で贈り分けをする場合は同じ金額のものでもブランドを分けるなどして贈り分けをするといいでしょう。
パターン⑤趣味趣向
大学の友人や趣味の友人などでゲストの趣味趣向が異なる場合は、好みを想定して贈り分けをするのもおすすめです。
その場合、誰に何を贈り分けをするのかを明確にしましょう。
細かく振り分けるのが大変な場合は、カタログギフトで贈り分けをするもいいですね。
贈り分けの方法
贈り分けをするときには、どのゲストもなるべく同じ大きさの引出物を選ぶようにしましょう。
明らかに大きさが違うと、ゲストに疑問をもたれる場合も。
贈り分けは見た目も配慮しましょう。
引出物の金額で贈り分ける
引出物の金額は、ご祝儀の額を想定して贈り分けをするのが一般的です。
想定のご祝儀金額に合わせて引出物の金額を設定しましょう。
引出物の品数で贈り分ける
引出物の金額によって贈る品数が異なる場合があります。
同じ品物だけど、品数で贈り分けをする場合は、贈る相手を間違ってしまわないように入念にチェックをしましょう。
贈り分けで注意したいこと
贈り分けをする場合は、贈り分けの品をゲストが察することがないように配慮が必要です。
たとえば、隣の人と明らかに袋が違っていたり、大きさが異なっている、なんてことにならないように引出物の袋はすべて同じにするなど注意しましょう。
手配ミス
結婚式当日に、手配ミスがあり贈り分けしたものが別のゲストの手に渡ってしまった。
ということにならないように、贈り分けをする際は入念なチェックを行いましょう。
プランナーさんとの引出物のチェックの際、見積もりに細かく指示を書いたり、結婚式の前日に自分たちで引出物の内容をチェックしたりすることも手配ミスを防ぐことにつながります。
中身が違うことを知られないよう配慮する
贈り分けをして、引出物の中身が違うことをゲストが知ってしまう場合もあります。
明らかに、引出物の内容が違うことをよく思わないゲストもいるかもしれません。
そういったことを避けるために、カタログギフトの差額別で贈る、または配送で引出物を贈るといった気遣いをするとていねいですね。
関係性が近い人は贈り分けないのが無難
一般的な贈り分けの基準として、関係性が近い・同じグループの友人など横のつながりがある人には贈り分けないのが無難です。
基本的に、同じテーブルに座っている人同士は関係性が近いことから贈り分けをする際はテーブルごとに引出物の品を変えるなどの工夫をするといいですね。
引出物を受け取る相手の家族構成も考慮する
いくら高価なものでも、ひとり暮らしの方にファミリー用の食器セットを贈ったり、あまりにも相手の趣味趣向にそぐわないものを贈るのは避けたいところ。
贈り分けをする際は、受け取る相手の家族構成や趣味趣向などに注意しましょう。
以上、引出物の贈り分けの基本でした。
贈り分けをする際は、受け取る側のことを考えて引出物を贈りましょう。
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※ 2020年1月 時点の情報を元に構成しています
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