ゲストの感激の声が絶えませんでした

はっきりいって安いところでは決してないです。オフシーズン&少人数でかなり演出も抑えてようやく予算内に間に合った感じでした。
しかし装飾をそこまでせずともすでに雰囲気のある会場にあれだけ美味しい料理と、支払う金額に見合ったものが得られる会場だと思います。だから「高い買い物」ではない。頑張って良かったなと本当に思います。

玄関を入ってすぐ一面の窓越しに見られる庭園の景色は息を飲むほどの美しさ。それだけでおもてなしの演出になります。宴会場・控え室など各部屋からはそれぞれ違う角度から庭を見られますが、どこから見ても趣があります。
また庭ばかりでなく、部屋の中や廊下の壁には季節ごとに変わるお花や人形などの飾りがあり、とても心和む空間です。
宴会場の前にはところどころに腰掛けられるところもあるので開場を待つゲストも快適だったようです。

会場の雰囲気によく合う和芸(紙切り、獅子舞、三味線、けん玉ジャグリング、お琴など)が充実しています。私たちは時間と予算の都合から特に何もしなかったのですが、特に紙切りは楽しんでもらえそうだなと思いました。

日本らしい会場を生かしたいと思い、衣裳も和装に決めました。私はもともと「白無垢ではないけど白っぽい地の着物」を希望していたのでそこまで迷うことはありませんでした。式の裏テーマとしてちょうど「梅が咲くくらいの季節」をイメージしていたので、白地に赤い梅柄の打掛が見つかったのは本当にラッキーでした。
小物もあまり迷いませんでしたが、たとえば髪飾りなどはいろんなパターンを見せてもらえた上、予算なども伝えるとそれに合ったものを紹介してもらえました。ちなみに私は赤い幅広のリボンと金色の組紐を飾り結びにしたものを髪飾りにしましたが、あえてお花モチーフを外したことで、衣装の梅柄が引き立って良かったなと思っています。

ヘアメイクと介添えの方(2名)が本当に気遣いが細やかで安心できました。
カメラマンの方は気さくで優しく、撮影時は具体的にポージングを支持してくれる(「ラブラブな感じで～」とかではない)のでやりやすかったです。また親戚から聞いた話ですが、カメラマンさんの横で自分のカメラで写真を撮ろうとしたら「もう一歩前に出た方がもっと良いの撮れますよ」などアドバイスをくれたり、撮りやすい位置を譲ってくれたり、「逆光だから難しいな」と呟いたら親戚のカメラで代わりに撮ってくれたり…ととにかくものすごく親切だったそうです。他の会場で同じことをするとあまり良い顔をされないことも多いようで、驚いて&喜んでいました。私たちだけでなくゲストのことまで、お客として大切にしてくださっていたのがとても嬉しかったです。

遠方のゲストにとっては「辻堂」という場所自体がイメージしにくい場所ではあったかもしれません。
しかし駅からはタクシーなどで10分未満の距離で、また30分間隔で送迎バスも利用でき、私たちにとっては具体的に苦労したことは特にありませんでした。本来は料亭なので地元での知名度も高く、タクシーの運転手さんにも「車屋」と言うだけですんなり伝わりました。