本物のチャペル、本物のスタッフ

料理だけちょっとマイナス…

会場の方が結婚式のプロフェッショナルということで挙式にあたって必要不可欠なものは全て見積もりに盛り込まれていたと思います(他会場との比較)。
またホテルがあり、遠方からのゲストの宿泊場所手配も一度にでき、
さらに新郎新婦の式当日の宿泊はサービスしてもらえます。
衣装など、本来あちらこちらに報連相しなくてはならないところを、ここなら一括でやってもらえるので、準備の負担がかなり楽になりそうです。
これらのこともあり、特に安いとまでは言えませんが結果的にとてもリーズナブルなのではないかと思います。

「チャペルは、イギリスでずっと昔から本物の教会として使われていたもの」
そう聞いて、見るときは期待していました。そして…期待の何十倍も感動しました。
元は本物の教会というだけあってとにかく祭壇が荘厳。
客席にあたるのはかつてミサ客の席だったもので、木製の長椅子は角がまろやかになっていたり、よく磨かれながら長い歳を重ねてきたことがよくわかる味わい深いものでした。
チャペルの所々で装飾に使用されている燭台なども、全て昔から実際に使われているものだそうです。それだけ長い使用に耐え得るものなのだろうこともあり、装飾としてただ置かれているだけでも、ずっと眺めていられる美しさです。
これだけクラシックな美しさを見せられたあと、新郎新婦入場時の演出例を見せてくださるとのことで…いやびっくりしました。今度はこの教会の白い天井をスクリーンとして使って、CG大活躍の華やかな映像演出を見せてくださるとは。

我々は結局この会場を選ばなかったのですが、
最後の最後まで苦しまされたのがこのチャペルを諦めることでした。
もう本当に、美しく素晴らしいですよ。
天気が良ければチャペルの外へ出てフラワーシャワーや写真撮影ができます。

式場はチャペルでのキリスト教式のほか、神社の分祀もあるので神前式も可能です。
披露宴会場は客数に合わせて宴会場が3タイプほど、さらにローズガーデン、ガーデンに面したオールドアメリカンテイストのレストラン(ピザ釜が設置されている)もあり、多彩な舞台が揃っています。
何をやるかという点で、どこまでの演出が対応可能かは我々には分からないのですが
やりたい演出をどの舞台を使ってやるかという点では広い選択肢があり、
披露宴やパーティをどんなテイストで行うか考えるにあたり、これらの舞台がインスピレーションを与えてくれることもあるかと思います。

式場の中に衣装室があるので、ウエディングフェアで衣装も見ることができました。実物を一枚一枚じっくり見ることはできませんが、衣装すべての写真が載っている資料集を貸していただいたので、好みのものが何着かあることを確認できました。資料集にはデザインごとに用意されているサイズも併記されているので、気に入ったドレスはサイズも同時にチェックできます。
ただ見ることができたのはドレスの資料のみで、この会場では神前式もできますが和装のバリエーションはこのときは見られませんでした。

ホテルのホスピタリティと、何より「結婚式のプロフェッショナル」と呼んでよいスタッフが担当してくださいます。プランはもちろんですが、たとえば「昔の結婚式は三日間。初めの二日は白い衣装を着ることで純潔を表し、三日目になると色打掛に着替えて新郎の色に染まったことを表した」というお色直しのルーツなど、結婚式の本来の形についてあれこれ教えてくださいました。
もしここに決めていたら、確実にこの上なく頼れるサポートをしてくださったと思います。

駅からは無料の送迎バスがあります。ヨーロッパ風レトロ雰囲気のバスは会場の雰囲気をここでも感じられてウキウキしてしまいます、が、道の舗装の具合のせいだと思いますが道中結構揺れます(笑)
駅からバスで10分もかからないのでアクセスとしては悪くないと思います。

立地に関して、
こちらの会場には一番の目玉とされている薔薇に囲まれた素敵なガーデンがあるのですが、
ガーデン内の場所によっては、外の道路や一般の建物、ごく普通の公園などが難なく視界に入ってきます。
ここはホテルと何種類かの会場が一緒になった場所なので、ガーデンから見えるものの中にはこちらのホテルやこちらの別の会場の建物(どちらもヨーロピアンで雰囲気の素敵な建物です)もあるのですが、
もう少し周りが気にならないようにならなかったかなとは思いました。