真のホスピタリティがありました。

挙式をせず、また季節による割引特典を適用した場合の参考金額にはなりますが、60名弱で230万円程度でした。　(※ペーパーアイテムやプチギフト代は別途)
「ありのままの金額を伝える」ことをモットーとされているようで、過去の平均単価を元に見積額の算定がなされます。
オプションが積み重なって最終的に初回見積額とかけ離れた金額になってしまうのがこの業界の悪習とも言えるものですが、初回打ち合わせの段階からケースに応じた試算をしていただき、最終金額も人数による変動費分の差額程度でした。
もし費用面で足が出そうな場合、どこを見直すべきかの検討がしやすくなるというのもこの方式のメリットだと思います。
このような所にもパビリオンコートのホスピタリティを感じます。

会場のレトロな雰囲気こそ、パビリオンコートに興味を持ったきっかけでした。建物から漂う歴史の重厚さに加え、バックボーンが古美術商ということもあって、内装や家具類、小物に至るまで情趣たっぷりです。
披露宴会場のダイアナには大きな天窓があるため採光が良く、披露宴という明るい場をより一層明るくしてくれます。
公式HPの会場フォトギャラリーに外装・内装の写真が多数載っているので、そこをチェックするのが最もわかりやすいと思います。
個人的にはバーカウンターもある地下のセラーが一番のお気に入りでした。ここをゲストの待合室だけに使ってしまうのは何とも勿体ないので、終宴後にここで写真も追加で撮っていただきました。

野球好きの私達なので、プチギフト抽選会をドラフト会議形式にしたり、お色直し(ユニフォーム着用)後にビールサーバーを持って再登場するというのが当初からの希望でした。
プランナーさんからは企画がスムーズに進行できるよう様々なご提案をいただき、スタッフの方々のご協力もあって当日はゲストの笑いが絶えない会にすることができました。
私達自身も楽し過ぎて、会の後はしばらくロスになったほど…。
私達の場合はやりたいことが決まっていましたが、たとえ漠然としていても、会場のレトロな雰囲気、また1日1組(季節によっては2組)であることそれ自体が1つの演出なのではないかと思います。

新婦衣装は自前のウェディングドレスだったため、新郎のタキシードのみ、あゆみブライダルでレンタルしました。
開催日を1月→7月に延期したこともあり、衣装プランを当初からガラッと変えることになりましたが、かっちりしたものから遊びを利かせたものまでアイテム数は豊富なので無事にお気に入りに出会えました。
パビリオンコートという会場の雰囲気的にかっちりした衣装に意識が向くかも知れませんが、意外と遊びを利かせた衣装でもマッチしますよ。ちなみに上下スカイブルーのタキシードでした。

私達が最も幸運だったのはプランナーさんとの出会いだと思います。
いわゆる「オタク夫婦」な私達ですが、プランナーさんも同族の方であったため、打ち合わせは常に盛り上がっていました。
情勢もあって暗い世の中な分、とにかく嫌なことを全て忘れて楽しめる会にしたかったので、司会には私達のテンションに負けないような方を選んでいただいたのですが、お陰様で会が一層明るくなりました。
また、お楽しみ企画であるプチギフトドラフト会議ではスタッフの方々の多大なご尽力を頂戴し、感謝の念に堪えません。
そして何より感動したのが、帰宅して荷解きしてみたところ、備品類が全て細かくパッキングされていたことです。終宴後から会場を後にするまでの僅かな時間でそこまでしていただいたことに驚きましたし、真のプロフェッショナルとホスピタリティを感じました。

地下鉄東山駅からは徒歩5～6分程度ですが、会場前はやや急な上り坂です。
時間帯が合えば、目の前の青蓮院で停まるバスが公共交通機関では一番ラクでしょう。四条河原町や京阪三条にはタクシー乗り場もあるので、いっそタクシーを使ってしまうのも手です。
ちなみにレトロ好きな方なら、坂を40mほど下りた所にある昔ながらの喫茶兼食堂がハマるかも知れません。