上品でアットホームな結婚式

コストパフォーマンスですが、見学をした５つの会場の中で最も良かったと思います。あるところは、ロケーションが気に入ってたけど費用が高すぎたり、かといって費用がお手ごろだけど料理が美味しくなかったりとなかなか費用と内容のバランスに納得がいかず先の見えない式場見学を続けていましたが、最後に見学したロアラブッシュは私がこだわっていた料理・ロケーション・クラシカル（歴史がある）を網羅しているにも関わらず、予算内だったので見学当日にこの会場がいい！と即決しました。

ロアラブッシュは昭和初期に建てられた貴族の邸宅で、現在はレストランとして使用されている歴史のある建物です。もともといかにもな結婚式会場というような張りぼてなところではなく、気品があって歴史のある場所で挙式をしたいと思っていましたので、うってつけの会場でした。また、「ミュージアム１９９９ロアラブッシュ」という正式名でもわかるとおり会場内はまさに美術品の宝庫。エルテという画家の絵画がいたるところに飾られていて、美術館を訪れたような気分にもなります。打ち合わせで利用した最上階はもともと使用人部屋として使われていたそうなのですが、屋根裏部屋で隠れ家のような雰囲気で訪ねるたびにワクワクしました。挙式会場や披露宴会場も草花などの手入れも行き届いていて、調度品１つ１つにセンスの良さを感じます。当日のゲストは６０名ほどでしたが、広さもちょうど良かったです。

ゲストは親族と友人のみだったので、格式ばった結婚式というより自分達らしいアットホームな結婚式にしたいと思っていました。特に個性的なことはしていませんが、大好きな家族がところどころに参加して自分達らしい結婚式が出来たのではないかと思います。具体的には人前式では妹がリングガールをしたり、披露宴では祖母とお色直しの際に退場したりしました。人前式では提案していただいたとおりブーケブートニア（新郎がゲストからブーケを集めて新婦に渡す）の儀式をしたり、ゲスト参加型だったので、ゲストからも楽しく印象に残ったと言われました。また、他の式場に比べて装花のオリジナリティが素晴らしく、式場提携の花屋と２回の打ち合わせの上決めしたのですが、いかにもな感じではない実をたくさん使った季節感にあふれ見ているだけで楽しくなる作品に仕上げてくださり、披露宴会場を彩ってくれました。

式場と提携している業者が多数ありましたので、５店舗ほど試着をして結局一番値段が安く（といってもやっぱりお高いですが．．）、縁のある（高校の卒業生が社長をしている）業者に決めました。自分の体型（５号）に合って気に入ったデザインのドレスが見つかり満足しています。

担当していただいたスタッフ全員に対して満足していますし、感謝しています。プランナーさんはとても親しみやすく面白い方だったので、慣れない打ち合わせも楽しくすることができました。介添え人兼ヘアメイクスタッフさんについても、当日自分でもびっくりするくらいキレイにヘアメイクしてくだいましたし、介添えの経験も豊富なようでスムーズに進行していただきました。とにかくスタッフ全員がとても感じが良く、信頼の置ける方ばかりでした。

ロケーションについては、とても重要視していました。いくら会場が良くても周辺が繁華街で騒々しかったりすると、雰囲気が台無しで興ざめしますが、ロアラブッシュはそんな心配はご無用。表参道と渋谷の間にある閑静な高級住宅街の一角にあります。静寂な雰囲気に包まれながら、非日常感のある会場に向かうまでの道がいつも楽しみの一つでした。
また、交通の便についても問題はありません。住宅街にあり道に迷いやすいと気にする方がいるかもしれませんが、招待状に駅から会場までの道すじがわかりやすく記載している地図を同封してくれますので、そのお陰か当日迷ったというゲストは１人もいませんでした。姫路や名古屋等遠方からゲストもきていましたが、特に問題なくたどり着いていました。遠方で土地勘のないゲストは渋谷からタクシーなどを利用した方がわかりやすいのかもしれません。