「一生に一度の機会だから、誰とも被らない印象的な結婚式にしたい」というおふたりの思いで実現したのが、和と洋、両方の要素を詰め込んだクリスマスウェディング。白無垢に身をつつみ神前式を執りおこなったあとは、色打掛で披露宴が始まり、ウェディングドレスへお色直し。参列経験の多いゲストにも新鮮に楽しんでもらえるくふうがたっぷり詰まった印象深い結婚式になりました。
開催時期 | 2022年12月 | ||
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挙式前には、八芳園の敷地内にある紅葉がとてもきれいな広い庭園で、ファーストミートがおこなわれました。
ファーストミートをおこなった理由は、あささんの衣装はこの日までゆうさんに内緒にしていたことと、おふたりだけで楽しめるイベントをつくりたかったこと。お支度中からゆうさんと対面するまで、「早く白無垢姿を見てもらいたいな」と、わくわくした気持ちでいたそうです。ゆうさんが背を向けて待機しているところに、あささんが近づいて初対面。白無垢や紋付袴はおふたりとも見慣れないものだったため、お互いに新鮮な気持ちだったといいます。特にゆうさんは、綿帽子が珍しく感じたようで、注目されていたとか。
キラキラ華やかな王道チャペルと、海が見えて開放感のある披露宴会場に憧れがあったというあささん。しかし、八芳園を見学すると会場の荘厳さや美しさに大感激。太鼓橋がかかった神殿で執りおこなわれる出雲式の神前式を挙げることに。契約直前の最後の最後まで憧れのチャペルと悩まれたそうですが、ゆうさんの「招待するゲストは結婚式や参列の経験がある方ばかりだから、ちょっと違ったことをやったほうが面白くない?」という一言が、印象的な結婚式にしたいと思うあささんの心に刺さり決定したそうです。
白無垢や色打掛など、結婚式でないと体験できない衣装も魅力的だったとのこと。予想外の選択である和婚でしたが、当日はすべてが新鮮で素敵な時間を過ごすことができたそうです。後日ゲストから、「あささんの式に参加して和婚っていいなと思いました」という感想をもらえ、やっぱり和婚で良かった!と嬉しかったそうです。
フラワーシャワーのように華やかな演出を和婚に合わせておこないたいという思いから取り入れたのが、折り鶴シャワー。大きめサイズだと投げつける印象になる可能性があるため、千羽鶴用の小さめサイズで、ゲスト1人あたり10羽、合計1,000羽を10色で作りました。1年前に始めた結婚式準備のなかで最初に取り掛かったそうですが、あまりの作業量の多さにいったんは中止に。
挙式後にゲストと顔を合わせるタイミングで何もないのは寂しいと思い、結婚式の2、3週間前からふたたび準備を始めました。結婚式準備の大詰めを迎えたときに、当日のゲストと過ごす時間を想像したことで、あささんの気持ちを奮い立たせたそうです。折り鶴の入れ物は、あささんがデザインして自作したもの。ご両家の家紋が入ったおしゃれな仕上がりに。
あささんの地元である神戸から駆けつけてくれたご親友と一生の思い出を作りたいという思いで、和のブライズメイドを。着物を4人とも揃えることに苦労したそうですが、なんとか実現させることができました。
お色直しでは和装から洋装に着替え、ガラッと印象を変えられました。クリスマスリースを連想させるようなブーケ、ウェディングケーキの赤いリボンなど、クリスマス婚らしいコーディネートを楽しまれました。
ゴールドのテーブルクロス、光沢のある赤ナフキン、緑のクリスマスリースなどのアイテムを使用することで、和婚にクリスマスの雰囲気を取り入れました。真ん中にキャンドルを置くことで、全体のバランスを調整。入場時に会場の照明が消えると、キャンドルの明るさだけが残り幻想的な雰囲気に。
12卓の各ゲストテーブルに置かれたプレゼントボックスのオーナメントを最初に見つけた合計12名のゲストに、クリスマスプレゼントを贈る演出がおこなわれました。プレゼントは、ハーゲンダッツのアイスセット・紅茶と焼き菓子セット・DIORのリップクリーム・ReFaの美顔器・食器セット・旅行券・カタログギフトなど、豪華なラインナップを取り揃えました。
あささんの学生時代のバイト先のご友人が発案者となって、サプライズムービーをつくってくれました。テレビ番組のパロディームービーでは、あささんの人物像や、バイトメンバーからのメッセージ、そしてゆうさんからのメッセージが語られました。出会った当時の心境や今後の思いについて語るゆうさんの姿に感動しつつも、シャイなゆうさんらしくないということで「爆笑してしまいました」とのことでした。
プロポーズのとき、ゆうさんは人差し指につけるファッションリングをあささんにプレゼントしました。しかし、数ヶ月後にあささんはそのリングをなくしてしまいます。大泣きして悲しむあささんは、結婚式後に同じリングを購入するつもりでしたが、実はゆうさんがこっそりリングを用意していたのです。ゲストが退場してからのサプライズは、忘れられない大切な思い出となりました。
会社に同期として入社し、出会って約3ヶ月で交際スタート。(本当は最終面接で出会っていました)会社の人には内緒で5年間お付き合いし、6年目に入籍する頃に報告しました。お付き合いした6年間は、ふたりとも国内旅行が好きで、北から南まで、たくさんのところへお出かけし、美味しいものを食べました。一番の思い出は、お付き合いしてから5年の記念日に108本のバラの花束とともにプロポーズを受けたこと。また、後日婚約指輪を一緒に選びに行った際に、私の生年月日と、同じ数字のカラット数のダイヤと出会い、主人から贈ってもらったことがとても素敵な思い出です。
20代 東京都 & 30代 東京都
ポジティブ、ひとを楽しませるのが好き、とことんこだわる、ちょっぴり背伸びしたい
旅行・お出かけ、カメラ・写真、グルメ・料理、TV・映画・動画、アニメ・漫画、アイドル
「当日は言われるがままに動いて、あっという間にすべてが進むので、噛み締める余裕があまりなかったです」というあささん。和婚は比較的事前に情報を手に入れにくいですが、「式の流れや視線をどこに向けるかなど、ある程度進行を予習したりシミュレーションをおこなうと、より良い式にすることができると思います」というアドバイスが印象的でした。