結婚前の貯金を自費治療に使うこと

独身時代、結婚資金とは別に30万円ほど貯金がありました。
将来的に自由に使えるお金がなくなったとき、ほしいものができた時の足しにしようかと思っていたのですが、入籍直後に引っ越し先で歯医者に行ったところ、それまで地元の歯医者で定期検診を受けていたにもかかわらず、酷い虫歯がたくさんあるのがわかりました。念のため、セカンドオピニオンも受けましたが同じ結果でした。
かなりショックでしたが、先生と相談し、強度や再発防止のために自費治療の白い歯も検討することにしました。結婚式前でしたので、目立つ場所に銀歯はいれたくないという気持ちもありました。
夫には、「自費治療になる部分もあると思うけど、それにはわたしの貯金を充てるから」とだけ話しており、夫からも特に金額などは聞かれませんでした。
歯の中の虫歯は開けてみないと状態がわからないため、最終的に4本の歯に自費治療をすることになりました。値段は全部で20万円ほどでした。
わたしは、「思ったよりかかってしまったけど、夫に迷惑をかけることなく自分の貯金で賄えてよかった」と思っていました。

しかし、今月になり確定申告の医療費控除の書類を見た夫に、「こんなに大きい金額だと思わなかった、一言言って欲しかった」と言われました。
最初は、「わたしの貯金からこんなに出すくらいなら援助したのに」という意味かと思いましたがそうではなく、要するに「こんなに払う必要があったのか」ということのようなんです。
「逆の立場で、自分が黙って20万円で欲しいものを買っていて、自分の貯金だからいいじゃないかと言われたら、何も思わない？」とも言われました。
わたしは正直なところを言うと、家計に響かないなら多少好きなものを買ってもいいんじゃないかな…と思いますし、そもそも服とかバッグならまだしも、医療費となると、話が変わってくるような気もします。

今回の件でわかったのですが、どうやら夫は結婚前の貯金も共有財産という認識のようです。夫はわたしよりはるかに独身時代の貯金がありますが、現在の生活にそれを充てているのかはわかりません。でも、充てているから不公平だと感じたのかな、と思います。
夫からしたら「勝手に共有財産を使った」という認識なのでしょうし、「心配になった」とも言われました。今後は高額な治療費がかかる場合は相談する、という話で落ち着きました。
が、モヤモヤしています。
もし、相談されていたら反対していたとも言われたため、わたしの体のために出したお金なのに、無駄使いと言われたようで悲しかったですし、この先のことが不安になってきました。それとも、やはり相談しなかったのがいけなかったのでしょうか…。

夫のことは好きなので、仲良くしていきたいのですが、価値観の違いやわたしの認識の甘さなど、自分でわかっていない部分もあると思うので、第三者の意見を聞きたいです。