これから結婚を控えている方へ。結婚って、実は家族の「はじまり」
あなたはどんな家族を作っていきたいですか?
笑いの絶えない家庭を作りたい。 何でもみんなで乗り越えていけるような強い絆で結ばれた家庭。
誰でも、そんなちっちゃな願望をもっているもの。
今回は「こどもみらい探求社」の小竹めぐみさん、小笠原舞さんと一緒にこれから「家族」を作っていくみんなで考えていこう!というイベントを開催してみました!
こどもみらい探求社とは
“こども達にとって、「本当にいい」とは?“
という問いは、こどもみらい探求社がいつの時代も変わらず持ち続ける軸。
こどもたちは私たちに、多様なにんげんの色や形を教えてくれました。それはこどもたちだけではなく、大人たちもそうだということも。 人の本質で生きるこどもたちの世界と様々な問題を抱えて生きる大人、社会の架け橋となれたら、もっと素敵な未来がつくれるかもしれない。
そんなことを思った私たちは、園を飛び出して、社会に向けてアプローチすることにしました。 こどもたちの力を借りながら、大人もこどもも「違いを活かし合う社会」の実現に向けて、様々な企業様と手をつなぎながら、探求し続けていきます。
―こどもみらい探求社HPより抜粋
舞さんやめぐみさんから、家族にまつわる様々なお話からスタート
常に変化している家族の形だったり女性の働き方の中で自分らしい家族の形とは・・・
女性の働き方。
- LGBT
- 国際結婚
- 夫婦別性
- 里親制度
日本の家族を取り巻く環境は次から次へと目まぐるしく変化していきます。
これから日本で生きていく中でどうやって自分らしく家族を作っていけるのか。 そんなお話をめぐみさんと舞さんが交代にしてくれました。
「保育園に入りたいけど入れてあげられない。」 「こどもともっといたいけど、早く預けないと会社のポストが無くなってしまうのではないかと不安になってしまう・・・」
聞き終えた後は隣の席の人とペアになって感想を伝え合う時間に。 感想にはリアルな声が。 自分らしくありたいと思いつつも、社会と調和しながら生きていくということがこんなにも難しく感じるなんて、と改めて思ったのでした。
休憩をはさんで2人のトークセッションでは「よい〇〇」について考える
よいパパ・よいママ・よいこどもとは? そもそも、「よい」って何なんでしょう・・・というところから。
小笠原さん
自分の好きなこととか嫌いなことを知っていて、それを活かして生きている。 そんな子が「よい」こどもなのかなとか思うけど確かに「よい」ってなんなのでしょう。
小竹さん
私は、そもそもこの「よい」っていう言葉に違和感を感じています。 そういう役割を表す言葉って突然降りかかってくるものなんですよね。 だから、よいパパとかよいママじゃなくて、私今良い生き方してるなとか自分の人生良いなとか。そういう風に思える事が軸となって、結果的に「よい」パパとかママになっていけるんじゃないかなと思います。
小笠原さん
今聞いていて思ったのだけど、私たちって「結婚」とか「出産」とかっていう言葉にものすごく振り回されているなって感じました。 私はまだ結婚していないし、これから結婚していくときに自分が大事にしたい事があって、でも、それってイコール相手にとって大事にしたい事じゃない可能性もありますよね。 だけど、そういう違いを話しながら自分達らしい家族を作っていけたらすごく素敵だなと。「結婚」という、そのもの自体がゴールになってしまっている人がいるけれど、でもそれだと全然違う事ですよね。
そもそも「結婚」というのはゴールでもなく、本当に始まりですから。20代後半になると結構周りからのプレッシャーも大きく影響しているのでしょうか。 「結婚」のその先にある事についてもっともっと考えていければ、そういう人が増えるといいなあって感じています。小竹さん
そうですよね。そして、改めて今「よい」こどもについて考えたのですが、そもそも大切な人との間にうまれたこどもが「よい」ものじゃないはずないと。 でも、それを超えて「よい」っていうちょっと違う価値観みたいなものに左右されてしまっていつの間にか大事な事を忘れてしまうのかもしれないと思ってしまいました。
小笠原さん
きっと当り前過ぎて忘れてしまう事って多いのかもしれませんね。私は保育士をしているから家族のバリエーションを知る事が出来て本当に良かったなと思っています。 というのも、他の人の家族を知る機会ってあまりないですから。聞いてはいけない事ではないんだけど聞く機会もない・・・という感じがしています。
小竹さん
ちびまる子ちゃんとかサザエさんとか。家族モノって絶対に人気が出る。人の家族のハプニングって面白いなあと思う人が多いということなのだと思います。 とはいえ、自分達の事になると急に口を閉ざしてしまう・・・
小笠原さん
そうですよね。結婚って日常の積み重ね。お互いもっともっと日常を大切にしていけたらいいなって、そう思うと結婚がゴールじゃなくて、ひとつの通過点として感じていけるのかなあって思います。
これを聞いた参加者からはこんな感想が・・・
「社会に存在している言葉に、やっぱり縛られているよね・・・」 「色々な家族の話を聞くって大事なことだなって思いました。」
等々。
これから新しい家族をつくっていく人もそうでない人も頭の中は「家族」というワードがぐるぐる。
みんなで話してみよう 理想の家族とは・・・
この先はいくつかのグループに分かれてワークショップを。みんなで自分たちの理想の家族について話す。こんなテーマで行いました。
編集部メンバーもいくつかのグループに入ってみなさんのお話を聞いてみることに!
ここでは、みんなの理想とする家族や、自分の家族についてみんなでわいわいおしゃべり。 会話の内容はちょっぴりプライベートな話になることもあり、ここではみんなの書いたメモをご紹介します!
どんな「かぞく」をつくりたいですか?
という問いに対して、グループになって会話をしながら自分の思うように書き込んでみたり、他の人が書き込んだことにふむふむと同意したり。追記したり!
紙全体を見ても、それぞれに自分の考えている事があってそれはひとりひとり違うという事が分かります。 中にはこんな書き込みも・・・
- 結婚してからがスタート。
- ほんまに好きやったら何でもオッケー。
未婚の男性が書き込んだ言葉です。 既に家族をつくり始めた方、この言葉を読んで「はっ。」となった方もいるのではないでしょうか。
この言葉も結婚式で良く目にする言葉かもしれません。 当たり前の事を大切にするだけで、日常がちょっぴり変わるんですよね。
最後に
家族を築いていく・・・
今までは遠い存在だったはずの家族という言葉が、結婚をすると突然自分にとって身近だったりリアルになってくる。 その先、自分に与えられた名前が「奥さん」「旦那さん」「パパ」「ママ」と変化していく。
そんな中でも日々の小さな当たり前のことを大事にすることで、見えてくる日々の積み重ねの大切さ。 今回、小竹さん、小笠原さんと通じて話した中で浮かび上がる「家族」の正解。
正解なんて言うものは無く、自分達にとって心地よい場所や人。 そんな「家族」をつくれる人を増やしていきたい。 そう思った編集部メンバーなのでした。
小竹さん 小笠原さん ありがとうございました!
※ 2016年3月 時点の情報を元に構成しています
「生活・家事・ライフスタイル」 の スペシャル に含まれています