リングピローには、心がふんわり温かくなる、とっても幸せな言い伝えがあるのです。
リングピローの由来
リングピローの始まりは古代エジプト。
エジプトでは結婚式を行う間、装飾された枕状のものに宝石などを乗せていたそうです。
そして、王族に宝石等を献上する際、直接手で渡すのは失礼なので、ピローに乗せてお渡ししていました。
やがてヨーロッパの挙式で指輪交換が行われるようになり、指輪をピローの上に乗せて運ぶようになったのが由来だと言われています。
またヨーロッパでは、リボンや縄でひとつに結ぶ事が、「約束」を意味していて、そのことで結婚を表現したのだそうです。
その風習からリングピローにはリボンがついており、「ふたりの永遠の愛を約束するもの」として、リングピローは挙式には欠かせないものとなりました。
今のリングピローと昔のリングピロー
今のリングピローは約15cm~20cm程度の大きさのものが一般的です。
四角いものやハート型のもの、飾りがついていたり小さなウェディングベアがついていたり、とさまざまな種類のリングピローがあってどれも可愛らしいですよね。
では、昔のリングピローはどのような大きさだったのでしょう??
実は今のリングピローの倍以上の大きさだったそうですよ。小さなクッション位の大きさです。
なんとリングピローの中には羽毛を使っていたものも多かったようです。
指輪をふたつ乗せるだけのために、なぜそんなに大きなリングピローを用意していたのでしょうか??
愛と幸せの伝道師?? リングピローの言い伝え
結婚式で使ったリングピローを大切に保管し、やがてふたりの赤ちゃんが産まれたら時に「ファーストピロー…。つまり赤ちゃんの枕として使うと、その赤ちゃんはこれから先ずっと幸せでいられる、というものです。
新郎新婦の永遠の愛を誓った瞬間を一番近くで見ているリングピロー。そしてゲストからの祝福を浴びて、リングピローの中にはたくさんの愛と幸せが詰まっているんですね。
そんな幸せが新郎新婦だけではなくて、その後に産まれてくる赤ちゃんにまで伝わるなんて、とても素敵ですよね。
リングピローを手作りしてみよう
会場でリングピローが用意されていたり、インターネットなどでも可愛いものが販売されていたりしますが、是非リングピローは手作りしてみてください。
せっかく高価で豪華なリングピローを購入したとしても、結婚式から何年か経てば引き出しの奥底にしまったまま、若しくはどこにあるかもわからない状態になってしまってはもったい無いですよね。
素敵な言い伝えにあるように、やがて産まれてくるふたりの愛の結晶である赤ちゃんの枕に使うため、少し大きめの四角いリングピローをぜひ作ってみてください。
赤ちゃんが大きくなった時「あなたが生まれた時に使っていた枕はパパとママが結婚する時に永遠の愛を誓ったリングピローだったのよ。
産まれてくるあなたの事を想って手作りした枕なのよ。」と伝えてあげたら、きっとお子さんも嬉しいと思いますよ!!
いかがでしたか??
リングピローの素敵な言い伝えについてご紹介しました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
※ 2016年6月 時点の情報を元に構成しています
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