結納式の際に、婚約成立のしるしとして贈られる「結納金」。お金の使い道は基本的にもらった側の両親の判断に委ねられ、“結婚するふたりの支度金”として使われることがほとんどです。とはいえ、使い道に明確に決まりはないためトラブルに発展するケースも多くあります。
みんなのウェディングでは、「両親の結納金の使い道に納得がいかない…」という相談が寄せられ、注目を集めています。
結納金を家のローンに充てようとする両親
相談内容
先月結納を行い入籍しましたが、両親の考えにどうしても納得できません。
結納金として、彼が100万円を贈りました。彼自身が働いて貯めたお金です。私の実家はお金がないので、両親が自分たちのために使うと思い事前に「結納金は用意しないで」と彼に伝えていました。ただ、「けじめとして渡したい」と言うので結納金を贈ることに…。金額を確認した母親は案の定「そんなにくれるの!」という反応でした。
両親と私たちは別々に住んでおり、結納金は私が持ち帰りました。しかし、その行動に父は激怒。結納の席では「いいよ」と言っていたのに、です。結局半分私の実家に送り返しました。
そもそも結納金は支度金なのに、私たちに使ってくれる気配はありません。家のローンが残っているのでそこに充てるのではないかと思っています。裁判したいと思ってしまうほど、納得できません。みなさんはどう思いますか?
花嫁Q& A ※相談・回答内容は一部編集しています
この相談に対して、みんなのウェディングユーザーからコメントが寄せられました。
親孝行として割り切るのはどう?
■彼は両親が結婚支度金ではない使い方をするかもしれないと分かっていながらも、結納金を贈ってくれたのですよね…。本来の使い道とは異なりますが、結納金を“親孝行”として考え忘れるべきだと思います。
両親の対応に彼が納得しているようであれば、“彼なりのけじめ”、“親孝行”と割り切って、気持ちを切り替えるのがいいのかもしれません。
今後のためにもしっかり話し合いを
■それは困った両親ですね。今後お金のやりとりがある時は、慎重に行動するといいと思います。また、ちゃんと両親に意見を伝えていますか?一度きちんと話し合われたほうが良いと思います。
結納をする前に、あらかじめ結納金の使い道について両親と話し合っておけばスムーズだったかもしれませんね。今後のためにも、今一度結納金を含めた“お金のこと”について話し合っておいたほうがよさそうです。
結納金は諦めたほうがいいかも…
■もうお金は戻ってこないでしょう。彼との生活に目を向けて今は少し距離を置いた方がいいかもしれませんよ。
結納品も現金ではなく、家電など物を贈ったほうがよかったのでは?これから色々お金がかかりますから、もっと知恵を絞って工夫してくださいね。
楽しいはずの婚約期間が、モヤモヤした感情で埋め尽くされてしまうのはもったいないですよね。気持ちの整理がつくまで距離を置くというのも一案です。
「結納金は諦めるべき」という回答が多く寄せられました。結納金はあくまで「家」に納めるものというのが基本の考え方。渡す側が使い道を明確にしない限り、結納金の使い道は一般的には受け取った側の両親に委ねられます。両親の対応に彼が納得しているようであれば、気持ちを切り替えるほかないのかもしれません。
ただ、今回のケースに限らず今後も両親とお金に対する考え方で揉めることがあるかもしれません。トラブルを未然に防ぐためにも、今一度しっかりと話し合ったほうがよさそうです。
▼先輩花嫁に聞いた!結納金の使い方は?
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※ 2023年1月 時点の情報を元に構成しています
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