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花嫁が確認したい和装の挙式&披露宴での美しい所作とマナー

2019.12.18

結婚式での花嫁の美しい所作は、会場の雰囲気を上品にします。

着物姿の花嫁はかつらや長襦袢など、ドレスにはない小物をつけるので、着付けに時間もかかります。

また、レンタルをする際に、和装の髪型、着物の種類など、知っておくと便利です。

そこで今回は結婚式花嫁が確認したい和装結婚式の挙式や披露宴での美しい所作とマナーについてご紹介します。

1.和装の紹介

最近の「和婚」ブームをうけ、和装を選ぶ新郎新婦が増えています。 和装での結婚式としては、以下があげられます。

  • 神前式
  • 仏前式
  • 人前式

神前式と仏前式は宗教挙式であり、決まった所作をこなします。
一方、人前式は挙式スタイルも婚礼衣装もふたりで自由に決めることができます。

着物の種類

和装の婚礼衣装には、次の種類があります。

  • 白無垢

  • 色打掛

  • 引き振袖

  • 中振袖

【白無垢】

和装の婚礼衣装のなかで、もっとも格の高いものが白無垢。

白無垢は挙式のときだけに許さ、邪気をはらい神聖な儀式に臨むための特別の衣装です。

打掛(一番上に掛ける着物)、掛け下(打掛の下に着る振袖)、その他の小物類もすべて「白」で統一されています。

【色打掛】

打ち掛けとは小袖の上からもう一枚同形の衣をかけたスタイルのことで、室町時代以降の武家女性の礼装でした。

挙式では白無垢、披露宴に色打掛を羽織るケースが多いのですが、色打掛も白無垢と同格の婚礼式服として神前式の結婚式にも着用可能です。

【引き振袖】

花嫁ならではの引き振袖(お引き摺り:振袖の裾を引いた振袖のこと)が人気です。

元々は、江戸時代の武家の正式な婚礼衣装。

挙式に着られる振袖は一般的な振袖ではなく、黒地の引き振袖(黒引き)のみとされてきましたが、最近は白地など黒以外の引き振袖も許容とされています。

【中振袖】

中振袖はいわゆる成人式で着る着物、本来は婚礼用には向いていません。
ただし、「祖母や母からの着物」などの特別な思い入れがあるケースもあるでしょう。

婚礼用には引き摺る中綿がはいった長い裾が必要ですが、中振袖にはその長さも中綿もないため、「ぺったんこ」で短い印象です。

婚礼用の「お引き摺り」として着用するには、中振り袖のお端折りを伸ばしたまま着用するか、綿を入れたり着丈を伸ばすなどの「お直し」が必要になります。

また、挙式では、角隠しをつける必要がありますが、中振袖に重厚感が少ないために、文金高島田(ぶんきんたかしまだ)のかつらが大きく感じられ、バランスがおかしくならないよう、注意が必要です。

和装婚礼衣装の帽子

神前式や仏前式での挙式は魔除けの意味もあり、白無垢ならば綿帽子、それ以外は角隠しを必ずつけることが慣わしとなっています。

最近では、「黒引き+洋髪」のコーディネートが増えていますが、神前式では角隠しを合わせるようするのが伝統的な習わしです。

「綿帽子」も「角隠し」も挙式のときのみかぶるものです。

披露宴に臨む場合は、綿帽子や角隠しをはずします。
洋装のベールアップと同じ意味で、婚儀が成立したという象徴です。

【綿帽子】

文金高島田の上から被る、丸いシルエットで愛らしい白い布の袋状の帽子です。
挙式時の白無垢にしか合わせられません。

一方、本来綿帽子は白無垢に合わせるため「白」のみでしたが、最近では色打掛を挙式に着る花嫁も増えてきたことを受け、色打掛用の綿帽子もあります。

【角隠し】

文金高島田の髪にかける白い布のことです。
白無垢をはじめ、色打掛や振袖(黒引き)にも合わせられます。

江戸時代、良家の女性が髪に挿したかんざしの端を隠すために着けた、「おしゃれ」でしたが、明治時代の頃から花嫁の習わしとなりました。

和装の髪形

江戸時代に流行した未婚女性の髪型「島田髷(まげ)」から派生して、武家の娘の間では髷の位置が高い髪型である「高島田」が定着しました。

和装の婚礼髪型の「文金高島田」は髷の位置が高く華やかなものです。
「文金高島田」の由来には、徳川八代将軍吉宗の時代に貨幣を「文金」と呼び縁起がよいため、といわれています。

現在はこの髪型を地毛で結い上げることは大変なので、かつらをかぶるのが一般的です。

和装に合わせる小物

【白無垢に合わせる小物】

白無垢を着る際の小物類は白で統一するのが基本です。

アクセントとして、白地に金や銀の刺繍で柄を織り出したものや、袖口や襟の縁等に赤・ピンクの生地を入れた華やかな小物もあります。

【色打掛に合わせる小物】

華やかな色合いの刺繍が施された小物を合わせます。

【引き振袖に合わせる小物】

目を引く色や凝った刺繍、染め柄など、華やかな色合わせでのコーディネートも楽しめます。

  • 懐剣(かいけん)

帯にさす短剣のこと。
武家に生まれた女性が、「自分で自分の身を守る」ために護身用に短刀を所持していたことが由来です。

  • 帯締め(おびじめ)

金銀を織り込んだ「丸帯」の上から帯を固定するもの。
婚礼では「丸ぐけ」(綿が布のなかに包まれたもの)を使用します。

  • 末広(すえひろ)

扇子のこと。先に向かって広がる形から、将来にわたる結婚生活の幸福と繁栄の広がりを願って使われています。

  • 草履(ぞうり)

白の他、金や銀・赤等、衣裳に合わせて選びます。
白無垢には必ず白の草履ですが、最近は引き振袖には色柄の草履を合わせるようです。

ドレスのときのヒールと同じように、草履のかかとの高さも2~12cmと幅があり、新郎新婦の身長差に合わせて調節します。

  • 箱迫(はこせこ)

胸元の合わせに差し込まれる房と刺繍のついた箱状の装飾品のこと。
本来はくしや鏡など小物を入れるものですが、打掛等では華やかな刺繍が施され、装飾的です。

箱迫(はこせこ)の代わりに、「紙ばさみ(紙入れ;懐紙入れ)」を用いることもあります。

  • 抱え帯

帯の下の位置に結ぶ細い帯のこと。
婚礼のお引き摺りの裾の長さを調節するために用いられます。

江戸時代、上流階級の女性は家の中では長い裾を引きながら歩き、外出の際は裾を紐で抱えて上げましたが、その紐を抱え帯と呼ぶようになり、花嫁衣裳の必需品になりました。 帯に合わせて色柄を選びます。

  • 髪飾り(かんざし・こうがい

日本髪を飾り立てる時に使用。 さまざまな素材や色・柄があり、そこに施された細工にも手が込んでいます。

挙式と披露宴では替えることが多く、挙式では気品のあるシルバーやべっこうを、披露宴では華やかにゴールドや真珠製が用いられるようです。

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2.和装の所作とマナー

和装での挙式の所作

【入場時】

和装は洋装よりも身に付ける衣裳が多く、かつらをつければなおのこと、とても重く感じます。

つい、猫背になってしまうのですが、ぐっと背筋をのばすくらいがちょうどよいと言われています。

とはいえ、洋装のときよりも、もう少し手前の地面(3メートル先)を見て「伏し目がち」にすることがポイントです。

目線は会場の参列者の胸元あたりをみながら、ゆっくりと歩きましょう。

また、和装の婚礼衣装は裾が長く、特に神社での挙式では入場の際に境内を歩く際、お端折(おはしょり)を持って歩くのが基本です。

ずるずる引き摺ってしまって、せっかくの衣装を汚したりしないようにしましょう。

体験談
「内股を心がけた」
■歩き方や袖の取り扱いに注意します。お着物でガニ股歩きの方をみますが内股で歩くように心がけ、振り返るときは体ごと振り返るようにしています。(30代後半女性)

体験談
「すり足だときれい」
■大またで歩かないように内股で歩くようにしています。すり足であるくときれいに見えると思います。普段どおりの所作では汚く見えます。(30代後半女性)

【直立時】

花嫁の立ち方

和装では、あごを引いて、肩の力をぬき、腰を引き気味にすると美しい立ち姿になります。
白無垢の場合はかつらの重心がうしろにあるため、少しうつむき加減を意識するとキレイに見えます。

ふたりの立ち方

ふたりが「ハ」の字になるように立つと美しくみえます。

お互いが重なる内側の肩を引き、新婦の肩が新郎の少し後ろにあるようにします。

【歩行時】

神前式など和装では、新郎新婦が腕を組むことはありません。

必ず新郎は新婦の前を歩きます。新婦は小さめの歩幅で「ゆっくり」と歩きましょう。

打掛の場合は、専用のきものベルトなどで留めて歩くので、すその心配はありませんし、室内などの短い距離を、打掛を下ろしたお引きで歩く場合でも、「おしとやかに」歩けば大丈夫です。

一方、新郎は、あごを引き、目線をきっちりと定め、背筋を伸ばします。
新婦の歩幅が小さいので、ゆっくりと歩くように配慮しましょう。

白扇は「かなめ」を持ち、先を少し下向きにします。

【神前式の所作】

神前式では「三三九度」がハイライト。

これをきちんと決めるには盃(さかずき)の持ち方がポイントになります。

親指以外の4本の指をそろえて盃を持ち、親指で上を押さえる感じです。

飲む所作では、顔を近づけるのではなく、肘をはらずに脇をしめて盃をもち、口に近づけましょう。

着付けしてもらった際に、腕を上げ下げして、三三九度の所作をシミュレーションしておくとよいですよ。

和装での披露宴中の所作

【袖の扱い】

披露宴においては、背筋をぐっとのばし、かつらの重みに負けないように頭をあげることが基本ですが、特に気をつけるべきことは、「長い袖」の扱いでしょう。

披露宴で飲食する際には、袖を汚さないように注意が必要です。

体験談
「袖が床につかないようにする」
■階段を上り下りする際や椅子に座るとき、袖が床につかないように気をつけました。(30代後半女性)

【座り方】

着物で椅子に座るとき、背中の帯には気をつけて!
背もたれに寄りかかっては帯がくずれてしまいます。

しかし浅く座りすぎると姿勢が前のめりになりがちです。

帯は、椅子の背から5cmほど離して腰掛けるとちょうどよいでしょう。 だんだん猫背になりがちですが、目線を膝頭に合わせ、背筋が伸びた状態をキープするよう心がけましょう。

【鏡開き】

和の結婚式ではケーキ入刀のかわりとして「和のテイスト」の鏡開きが人気です。

花婿は木槌を両手で、花嫁は右手で軽く握り、袖口を左手で押さえます。酒樽のフタは前もって開けてあり、軽くコツンと叩くくらいでOK。

木槌を強く振り下ろすとお酒がきものにかかってしまいます。

升で乾杯をする場合は、両手でしっかりと持ち、角から飲むとお酒がこぼれずにすみます。

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3.和装を選んだ先輩花嫁たちの意見

和装はやはり日本人ならではの味わいがあります。
しかも婚礼衣装を身にまとえるのは一生に一度。

実際に和装を選んだ先輩花嫁たちの意見を聞いてみましょう。

【着物の選び方】

和装挙式でも、白無垢ばかりではなく色打掛が増えてきました。
着物選びもバラエティがあって、迷ってしまいますよね。

先輩花嫁たちはどのようにして選んだのでしょうか?

体験談
「色打掛が気に入ってしまった」
■当初は白無垢を着る予定だったけど、色打掛けの華やかな衣装を気に入ってしまったため予定を変更して色打掛けを着ました。(20代後半女性)

体験談
「白無垢と綿帽子がステキだった」
■わたしは着物が大好きで、和装のうちでも黒引き振袖を着たかったのですが、いざ選ぶとなったら白無垢と綿帽子が一番ステキだなと思いました。(30代前半女性)

体験談
「節約もかねて色打掛で挙式も披露宴も」
■ほかの和装の衣装にも憧れましたが、写真が栄えるし、披露宴でも色打ち掛けは使えると思ったからです。2着も3着も借りている予算はないので。(20代後半女性)

体験談
「白無垢もバリエーションが豊富」
■白無垢に憧れていたので迷いませんでした。真っ白の着物はやはりとても素敵でした。刺繍等に違いもけっこうあるので選んでいても楽しいです。(20代後半女性)

【かつら選び】

かつらも頭の形、生え際の位置によって「合う」「合わない」があるので、かつら合わせはきちんと行ないましょう。

そして、かつらの髪の色も微妙に異なるので、自分に合う色を探しましょうね。

体験談
「黒髪かつらは色白にみせてくれる」
■かつら選びに迷う人も多いと思いますが、若い子は茶髪が多いからちょっと明るめの色のでもOKですが、30代後半の方は逆に黒髪のかつらのほうが、しっくりくることもあります。私は、茶髪かつらが逆に老けて見えたので黒髪にしたのですが、かえって色白に見え、口紅も映えて大正解でした。(30代後半女性)

【着物の重さ】

和装とドレスの婚礼衣装での大きな違いは「重さ」ではないでしょうか。

和装はとにかく身に付ける着物や小物が多く、また動きが制限されるため、とても重く感じます。
普段着物に慣れている人であっても、婚礼衣装は別。

衣装合わせの際に、腕の上げ下げ、足のさばきかたなどを忘れずに確認しておきましょう。
また、当日の着付けのあとも、動きを必ず確認します。

そして、きつく感じた際には着付け担当のスタッフに遠慮無く伝えましょう。

体験談
「所作を練習しておいたほうがよいかも」
■内掛けが重いです。着物に着なれている人でも、あそこまで重たい衣装は着ないので、全く着た事が無い方は、普通の着物で練習しておいた方が良いです。 着物の所作と洋服の所作は全く違います。 着物の所作が出来てると、などと見ている方も安心します。(30代前半女性)

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4.まとめ

和装の婚礼衣装は日本の文化を感じられる素敵な花嫁衣装です。 一生に一度の花嫁衣装として、記念に残るでしょう。

普段着慣れていないために、所作に不安を感じる人も多いのですが、「婚礼衣装を着る」ということでは誰しも初めて。

ポイントをおさえて、当日上品で美しい花嫁になりましょうね。

※ 2016年1月 時点の情報を元に構成しています