平安神宮という唯一無二の存在は素晴らしい

プロ根性かけるスタッフ。悔いの残る結婚式

結婚式の費用は0か100のようなもので、単体価格での値引きや細かなランク分けなどがそんなにないので、やるかやらないかで10万単位で変わってくる、そんな印象だ。
当初親族の食事会を検討して見積もりも20名で150万円ほどだったが、きちんとした披露宴をしようと決めてからお色直しの衣装の追加（35万）や料理の追加（10万）、ムービー（20万）もあり、結局300万円程度になった。（家族衣装10万円込み）私は桜の時期に挙げたくて平日にしたので、仏滅と平日割引を適用してもらっていた。できるだけ費用を抑えようと思っていたが、結局倍近くなった。（ペーパーアイテム手作り）平安神宮会館の各単価は高すぎる訳ではないように思うが、安くもない。基本的な見積もりは低いランクのものが入っているため、アルバムや装花でも上がってくる。契約時では、各単価まではあまりわからないので、見積もりから50万円くらいは料理やなんだかんだと上がる想定はしておいたほうが良いと思う。

平安神宮という唯一無二の場所で挙式をあげる良さは何もにも変えられないと思います。挙式会場からもガラス張りの大きな窓からは神苑が望め、私の会場では新郎新婦のバックが神苑となり、とても絵になりました。ハード面はとても満足です。会場から臨める景色は平安神宮ならではだと思いました。

持ち込みPC禁止でした。余興の人どうするのだろうと心配になったくらいです。基本的に映像系は当日の音響スタッフに渡して流してもらうものしか難しいようです。デジタル機器の持ち込みや操作がまったくできないので、考えている演出が実現可能がもしも式場決定する際に聞けるのであればきいておいたほうがよさそうです。私は考えていたものから変更せざるおえないことが多かったです。披露宴中の演出についてはプランナーからの提案はこっちが聞いてはじめてという感じであまりなかったように感じます。（ほぼオンライン打合せで、回数も少なかったため、一緒に創る結婚式というよりも必要事項のみの伝達という感じがしました。）

提携ショップが3つありました。平安神宮会館の衣装室では王道ベーシックな白無垢がそろっている印象でした。私は少し立体感や写真映えを考え別の店舗の衣装店に決定しましたが、どの店舗も快く仮押さえを何着もさせてもらえたので、悩む人にはありがたいです。また桂由美の京都唯一の提携店舗があったため、桂由美の衣装を考えている人には良いと思います。私自身たくさん試着しましたが、やはり近くで見るとその技術力の差を感じ、袖を通すと他のものとの違いを感じ、結果的に桂由美の衣装に決めました。

コロナの影響でオンライン打合せが中心で回数も少ないと感じた。契約時に会場を見たっきり、会場を見ることはできず会場内の演出であったり話をしてもいまいちわからず打合せしにくかった。前もってオンライン打合せなのだから通常よりも伝わりにくいことを想定して資料等や動画・写真を準備していくべきだと思う。ウエルカムスペースにしても案内が１か月前ちょっととすごく準備に焦るタイミングであり、納得のいくものはできなかった。プランナーさんは日中打合せが多く、メールでのやり取りを希望されたので、メールで打合せをしていたが、案内されていることが少なくこちらからの確認事項が多くラスト2か月は毎日のようにメールを送るような感じだった。プロフィールビデオを自作したが、いつまでに制作して、いつまでにチェックという案内がなく「前日でもよいのですか？」と聞いたら「映れば問題ありません」と言われた。（そりゃそうだろうとツッコミたかった）こちらの準備も遅く結局前日チェックとなり映らない事態。会場スタッフも「わかりません」と言われ、新郎は前日何時間も会場で対応に追われた。こちらの知識不足もあるが、スタッフの対応に疑問を感じた。（今まで同じようなケースはなかったのか？自作する人への注意事項とか案内とかあってもよかったと思う。後になって準備サイトに案内がアップされていたことを知る）
花打合せについては、打合せと呼ぶにはお粗末だった。好みを聞かれても担当者からの提案はなく、結局こちらが持っていった写真の完全コピーを依頼する形となった。こちらは花に詳しくないので、もっと会場に詳しいプロの意見・アドバイスを期待したが、期待していただけに拍子抜けしてしまった。打合せ時間がオーバーとなり、決めきれていない部分があると「あとはメールで」と言われた。対面でも決まらないことをメールでするなんてビックリした。
式終わり、色打掛をおろして写真撮影する時間を設けてくださりとても嬉しかったが、出来上がりの写真をみてショックだった。裾が綺麗にハの字になっていなかったから。色打掛をおろして撮影する意味はそこにあると思っていたので、当日の美容スタッフが後ろで２人見ていたが、何を見ていたのだろうと思った。（型物写真の撮影スタッフが直していたのを見ていただろうに）アルバムのラストにﾄﾞﾄﾞﾝと使用されていたが、そこが気になって残念すぎた。
全体を通して、オリジナルで色々したい人には向かないと思う。会場側のスタンスやスタッフにその対応力はあまりないのではと感じた。（ケーキも写真の完コピならできると言われ、私はイラストで描いた）平安神宮というハードは素晴らしいが平安神宮会館のソフト面はお世辞にも素晴らしいとは言えなかった。
あくまでも「平安神宮で挙式したい人」向けであり「一生に一度の結婚式、やりたいこと全部叶えたい」と意気込む新郎新婦には不完全燃焼することもあり得ると思った。

親族のみだったため、全員車使用で式場に駐車場があり助かった。公共交通機関の場合は、地下鉄やバスになり、地下鉄の駅からは少し距離がある。京都駅からも希望すればシャトルバスがでるようだ。