大正ロマンスタイルでアットホームな結婚式

最初の見積もりは基本中の基本しか含まれていないため必ず上がると言っていいです。どのくらい上がるのかが見当がつかない中、その都度、選択をしていかなければならないのはやや不安がありました。ただし、用意されるものは洗練された上質の物ばかりで、どれを選んでもやはり間違いはないです。
特に衣装にこだわりたかったので、質の良いもので３着にしたためかなり値上がりし、最終的には全体で約４００万となりました。

挙式会場は深みのある黒に近い色で厳かな雰囲気が出せました。大正ロマンスタイルが売りの会場ですが、表面上だけではなく、本当に会場全体がそうなっているので、そういったものが好きな人にはたまらないと思います。
披露宴会場は横長でそれほど広くはなく、高砂もゲストと同じ高さなのでアットホームな雰囲気が良かったです。夜になると隅の方はやや暗めとなりました。
ゲストルームは２階にありますが、エレベーターは無いので年配の方には少々きつい昔ながらの階段を上り下りして頂かなくてはなりません。

俥夫という他の会場ではあまり見かけない演出ができます。新郎新婦の先導や会場への入場時など、俥夫さんがいるだけで空気が変わり、ゲストも喜んでいました。ここで披露宴を行うなら必須の演出だと思います。
それから、鏡開きをしました。これが予想以上に盛り上がって、飲み切らないだろうと思っていた樽が空になり、みなさんに大変満足していただきました。
余興は特には行いませんでしたが、ゲスト紹介という時間をたっぷり儲けさせていただきました。自分が関わってきた大切なゲストを引き立てることができ、ゲストからも嬉しかった、面白かったなど様々な反響を呼びました。この萬屋らしい演出は、素敵でかつしっかりした専任の司会者の方に支えられて執り行うことができました。

ドレスや着物はレンタルであるため、その時々で品揃えが変わり出会えるものが違います。そんな中、偶然出会った着物に一目惚れし、本番で切ることができたので大変満足しています。基本的にはレンタルの中から選ぶのですが、どうしてもこれにしたいというヘッドアクセサリーがあったので付けさせていただきました。自分至上最高の組み合わせにでき、大変満足しています。

メイクさんらがメイクルームを出た後もずっとサポートをしてくださって、結婚式ってこんなに心強いものだったんだなと感じました。正直、お手洗いが近いのでそれがとても心配だったのですが、付き添いの方が「意外といつでも行けるのよ。ゲストの挨拶の最中はやめた方がいいかもね。」と言ってくださって、不安が一挙になくなりました。
その他、お料理の出し方などもプランナーの方が臨機応変に対応してくださり、みんなにとってのベストな式が出来て大変嬉しく思っています。

どうしても遠方から来られる方にとっては鎌倉は少し遠回りかもしれません。しかし、鎌倉駅から電車で５分、さらに歩いて５分もかからない距離なので、実際に行ってみるとそんなに遠くは感じないと思います。