雰囲気とサービスが良く招待されたい式場

プランナーに当事者意識がない

見積もりから金額が上がるのがとにかく嫌だったので最初から多めに見積もっていただいたのもあり、最終的な金額もあまり変わりありませんでした。（90名弱で350万円程度）またエンドロールを当日の映像にするのに20万円ほどかかるためこれをなくし、自分達で作成したのですが稼働はかかったものの節約もできた上にオリジナリティも出て好評でした。食事や演出などゲストの印象に残る大事なところは多少お金をかけましたが、装飾などはあまりお金をかけなくても綺麗で良かったです。

他の挙式の方と会わないこと、エレベーターなどでの移動が多くないこと、チャペルから外に出られることを意識して会場を選んだので会場を貸し切りできたのはよかったです。またチャペルも雰囲気が良く、外に出てフラワーシャワーなどができたり、披露宴会場もガーデンに出られたりと中と外を両方楽しむことができました。「２人だけの村」というコンセプトも気に入りましたし、表札をプレゼントいただけたのも嬉しかったです。またゲストの待合スペースも「リビングルーム」のようにゆったりとくつろげ、小菓子や飲み物がサービスされるというところも選んだポイントです。ゲストとして呼ばれたい式場だと思いました。ただ、親族用の控え室がなく、親族紹介もチャペルの中で簡易的だったのが唯一残念でした。
雰囲気の欠点としては隣がドンキホーテなところでしょうか笑 でも大事なのは中身なので全く気になりませんでした。むしろ必要なものをすぐに買いに行けて便利でした。

演出はほとんど自分たちで考えたのであまり式場のアイデアはありませんでしたが、やりたかったことが実現できたのは良かったです。ちらし寿司のケーキは当日まで見ることができず不安でしたが、想像以上のクオリティでした！スノーボードをテーマにしていたので雪山をイメージしたちらし寿司を作っていただいたのですが、ウェアを着た新郎新婦をチョコレートで作っていただいたのが本物に忠実で、本当に感動しました！ありきたりのケーキカットやファーストバイトをなくしてメインのお茶漬けをお代わり自由のちらし寿司にしたことでゲストの方にも喜んでいただけました。
また二人のオリジナルカクテルを作っていただけたのも良かったです。ご担当の方がとても親身になって私たちの理想のカクテルに近づけてくださったのが嬉しかったです。
ただー１点にしたのは、当日の司会進行が打ち合わせと異なった点がいくつかあったからです。まず、何度も司会の方と確認して打ち合わせたサプライズの演出を、当日のスタッフの方が間違えて本人に先に伝えてしまったというミスがありました。ゲストの方はあまり気にならなかったと思いますがこちらはとても楽しみにしていた演出だったのに台無しになってしまいました。また当日必ずアピールしてほしいと何度もお願いしていたポイントも会場が騒がしい時にさらっと案内されてしまい、ゲストに聞こえていなかったりしたのでもう少し気を遣っていただきたかったです。当日の会場の雰囲気で難しいところもあるかもしれませんが、何度もお願いしていた点だったので打ち合わせ通りにやってもらいたいと思いました。

正直衣装に関しては不満がたくさんありました。ウェディングドレス、カラードレス、タキシードのセットプランをご提案いただいたのですが、プラン内におさまる金額のドレスがほとんどなく、結局追加料金が発生するような仕組みでした。（よっぽどドレスのこだわりがない方なら良いのでしょうが。。）しかも最初式場からはプラン内におさまる商品が「結構ある」と言われていたのですが、ドレスショップでは「あることはあるんですが…」というような言い方をされ、話が違うと感じました。結局「一生に一度」というお決まりのキーワードで自分が気に入ったデザインのものを選んだのでプランには全くおさまりませんでした。またドレスショップも予約が非常にとりにくく、何回も試着に行くのも面倒なのであまり候補を広げずにすぐに決めました。また二次会で着用する場合は２０％とられるというのも正直意味不明です。同じ日に返却するのに二次会に持っていくだけで発生する２０％は一体何の手数料なのでしょうか？（夜の披露宴のプランもあるので時間の問題ではないはずです）無料で借りられる小物も切りっぱなしのようなベールとグローブはまさかの軍手のようなショートグローブのみ。実質小物は別料金ということです。結局自分で探して安く購入しました。これだけ不満もありましたが、何よりドレスのデザインはとても気に入りました。素敵なドレスだったので３の評価とさせていただきました。

式場を比べることはできないので絶対評価になってしまいますが、プランナーさんがあまり良くなかったです。最初は私たちのTo Doを淡々と確認するのみで全く演出の提案などはなく、これではプランナーという名前のただの進捗管理係だと思いました。しかたないので自分たちで考えた演出案が可能かきくと、「前例がなく…」という回答。オリジナリティを出したいので前例がないことをやりたいのです。途中からようやく案を出してくれるようになった時もあったのですが、最後の方はなぜか打ち合わせの時もせかせかと焦っていて（お忙しかったのかもしれませんが）、こちらまで急かされている気分になりました。また説明も不足していて私たちが理解しきれていないことも多く、こちらから確認するまで案内がなかったり、伝えられてもいないものを当日急に求めてきたりと、最後は進捗管理すらできなくなっていたのでこれならわざわざ打ち合わせに行かなくてもToDoだけメールでくれた方が楽だと思いました。「聞いていない」と言うと「渡した書類に書いてあるはず」という回答も非常に不親切だと思います。大量の書類を渡されて隅から隅まで熟読して覚えることはできませんし、ちゃんと直接ご説明いただくべきではないでしょうか。一度説明いただいたのかもしれませんが、こちらが理解できていないということは説明不足ということだと思います。
プランナーさんは表面的にはニコニコしていましたが、この方にとっては数多くある結婚式のうちの１つでしかないということがひしひしと伝わってきました。私たちの挙式日は台風が上陸する恐れがあり、天気を非常に気にしていたのですが、プランナーさんは「台風なんて来るの？」というぐらいの軽い反応で、それを見たときに私たちと同じ目線に立ってくれていないことを確信しました。親族紹介について相談した時も、遠方から来てくださった親族に一度も挨拶せずに挙式が始まるのは普通ないですよね？と確認したところ、「うちではこれが普通です」という回答をされました。「うち」で挙式を経験したことがある人はいません。｢うち｣でのルールばかりで業界での一般的なルールなどは気にしていないことがよくわかりました。プランナーさんにとっては日常かもしれませんが、私たちにとっては一生に１回だけの貴重な経験なのだという意識をもう少し持ってもらいたいです。
とはいえ、当日サポートしてくださったスタッフの皆さんは大変すばらしかったのでハートコートのスタッフの皆さんが同様というわけではないと思います。実際に私たちが最初に話を聞いた時の方の対応は気持ちよかったですし、他のカップルはプランナーさんと楽しそうに笑っていたりもしたので、たまたま担当の方と合わなかったのだと思っています。式場の決め手の一つに最初に打ち合わせた方がとても親切だったという点もあったので、そのままその方に担当していただきたかったです。

都内からはやや遠いですが新幹線の駅が近く、駅も広くなくてわかりやすいので地方からの来場者には便が良いと思います。
駅から式場までは遠いですがシャトルバスがあるので問題ありません。ただ平日はシャトルバスがないため平日に打ち合わせに行くときは不便でした。