庭園を含む会場の貸し切り感が魅力。

予算が400万近くかかってしまう。

大人70人で、お料理の値段をグレードアップして、衣装を洋装と和装各1着ずつで見積りを出してもらい、約380万だった。決してお得というわけではないが、人気シーズンの挙式を希望していること、想定していた予算範囲内で、また割引も可能な限りつけていただいたので納得はしている。スタッフさんの評価のところでも言及したが、仮予約ができないので、当日成約特典としての割引を適用するには即決する必要があるのでタイミングによっては困ると思う。逆に言えば、その場で決断したいと迷うほど、会場の雰囲気と費用感などトータルの魅力が大きい。

挙式会場はそれほど広いわけではないが、天井が高めに設計されており、それほと圧迫感はなかった。横に広い扇形のような形で、どの席からも新郎新婦がよく見えるとのこと。バージンロードの真っ白な大理石が会場正面の大きなガラス窓から見える木々の緑色を移していてとても綺麗だった。
規模としてはこじんまりとしていて、ゲストとの距離が近いところが気に入った。ただ、80人着席可能とのことだが、それでは窮屈そうだった。
披露宴会場は2つあり、大きいほうのHISUIは挙式会場のすぐ隣にあって移動が楽だが、メインバンケットのAKAGANEは庭園内を移動する必要がある。庭園はとても綺麗だが、高低差があり足が悪かったり、不安定なヒールをはいている、小さな子どもがいるなど、人によっては移動しにくいので、その場合は庭園ではなくバリアフリーの通路を通るほうが良さそう。
HISUIはモダンで明るいイメージ、AKAGANEはレトロなイメージで、どちらも外の緑がよく見えるように作られていて、自然を感じられるうえに、明るく華やかだった。
会場だけでなく、広い庭園とはなれの望楼籐という2階建ての建物、倉をリノベーションした喫茶スペースも待ち合いスペースとして時間帯貸し切りの状態で自由に使用することが可能とのこと。どの建物もセンスのいいリノベーションがされていて華やかでありつつ、落ち着いた雰囲気で、ゲストにリラックスして過ごしてもらえそう。

定番の演出は特に困ることはなさそう。アンプを使ったパフォーマンスは規約でできないことになっているので、余興を検討しているならどんな余興をしたいのか早めに相談する必要がありそう。演出には特にこだわっていないので、独自の演出ができるかは特に確認していないのでわからない。

提携ドレスショップはアンテリーベというショップ。国内の自社ドレスと海外のインポートドレスも一部扱っているとのこと。洋装だけでなく、和装の手配もあり。ショップは芦屋、大阪に2店舗、京都河原町、銀座の5店舗。ドレスのラインナップの充実具合は、まだフィッティングが始まっていないのでわからない。

ﾜﾀｼﾀﾁﾉの会場への希望、こだわりを理解していただき、それに対してほしい情報をきちんと伝えていただいた。説明も丁寧でわかりやすかった。直接対応いただいたスタッフの方みなさん落ち着いた雰囲気で信頼できそうだった。派遣社員はおらず、スタッフ全員が自社の社員で接客のプロとのこと。
仮予約なしの契約スタイル(成約するかどうかその場で返答する必要がある)は会社のマニュアルとして決まっていて、しかたないのかなとは思うが、やはりその場で決断を迫られることにはストレスを感じる。それはこちらの会場だけのことではないが、一軒目特典のために式場探しの序盤に見学すると困りそう。当日成約を迫らない会場もあるので、そこと比べるとどうしても少し不信感を抱いてしまう。

駐車場は未確認。式当日は京都駅から送迎シャトルバスが運行しているとのことだが、それ以外のアクセスが少々不便な印象。京都駅の改札からシャトルバスの乗り場はそれほど遠くはないと説明されたので、ゲストにはシャトルバスを積極的にすすめたい。京都駅を利用できないゲストにはタクシーチケットの手配が必要そう。