京都 京都市エリアの神社・仏閣「上賀茂神社(賀茂別雷神社)(かみがもじんじゃ)」の結婚式口コミ、費用や写真が満載。料理やスタッフ、進行演出、衣装や施設の評価をチェックしよう。
本番時 20代後半 女性
挙式日 2018年11月 (投稿2019年3月)
とても素晴らしいロケーションです。
塗り直したばかりという鳥居や本殿の朱色が美しいです。どこも手入れが行き届いており、四季折々の自然が楽しめるのも魅力です。世界遺産で式を挙げれたのも貴重な体験になりました。
敷地内には控え室と宴会場がありますが、まだ出来たばかりだそうで綺麗です。
専用のメイク室はありませんでした。畳敷きのお部屋に特設のような感じで道具を並べてメイクしてくださいました。顔を前から照らす照明は全くないため逆光でした。薄暗くメイクのチェックをしにくかったです。
完全個室ではないので同じ部屋のつい立ての向こうでは他の花嫁さんが使用していました。
新郎新婦は同じ支度部屋なので、支度姿を見られたくない方はその旨伝えた方が良いかと思います。
ロッカーは外にあり事前に確認したら使用可能とのことでしたが、当日使わせてもらえず私物の管理に困りました。後で説明を読み返すと「貴重品は各自でお持ちください」とありましたが婚礼衣装でどうやって持ち歩くんでしょうか……
神社内は写真映えするスポットが沢山あります。本当に美しいのでぜひロケで素敵な写真を残してくださいね。
演出は特にしてません。
婚礼部提携の衣装店が11社もあります。おかげで大変気にいる衣装に出会え大満足です! 東京や名古屋など関西以外にもお店があるため遠方の方にもおススメです。
頭部分は婚礼部の管轄らしく、カツラや簪、角隠しなどはこちらで有料で用意してくださいました。
当日着付けの際には立ち居振る舞いの指導が少しでもあると嬉しかったです。手の位置や歩き方などが分からず困ったので事前にYoutubeなどで勉強すると良いかもしれません。
お料理は併設の宴会場に調理場はないため仕出しです。そのためか少し冷めていました。お味は美味しかったです。お酒の種類は多くゲストは満足しておりました。
途中で退席しなければいけないゲストがいることをプランナーさんに事前に伝えると「ではその方だけ早めにお料理をお出しして全て召し上がって頂きましょう」と仰ってくださいました、が当日すっかり忘れてしまったらしく料理が出されるスピードは他のゲストと同じでした。結局そのゲストは後半のお料理に手をつける事なく帰ってしまいました。
また別の項目でも書きましたが、宴会中スタッフが誰一人いないシーンもあり、サポートが必要なときに少々不便を感じました。介添人が常についてくださると思ってたのですが後日確認したらプランに入ってませんでした。私の確認ミスですね。よく見たら「会食事美容延長料 15,000円」という項目がありました。食事中は特にサポートが必要だと感じましたので付けられることをお勧めします。
式の間は宮司さんや巫女さんなど神社の方が取り仕切ってくださいました。宮司さん達は本格的な衣装をお召しで平安絵巻のようでため息が出ました。
色んな方にお世話になりましたが、準備段階から対応してくださった婚礼部に限定して評価させていただきます。
婚礼部自体はまだ歴史が浅いそうで、そのためかスタッフさんが不慣れな印象を受けました。
例えば見積書やメールで私達の名前を4回も間違えたり。担当プランナーさんはじめ毎回違うスタッフさんが色んな風に間違えるので全体としての意識がその程度なのでしょうね。
またメイクやカメラマンなどの技術スタッフは外部のプロの専門業者との提携ではなく、ほとんどが婚礼部のスタッフでまかなってるとのことでしたが、申し訳ないですが技術に物足りなさを感じました。
例えばメイクさんがベースメイク中に「どうしましょう…はがれてきちゃいました……」と。見ると過剰にのせすぎた白粉がはがれ逆むけの様になってます。どうしましょうと言いたいのは私のほうですよ……そしてよく見ればマスカラはダマだらけ、ラインは左右で違う。失礼かと思いつつも結局自分でやり直しました。
ロケでは介添人がつきませんでした。素人が慣れない婚礼衣装で動く訳ですから衣装などそこかしこが乱れます。不安な気持ちで撮影後半になった頃。例のメイクさんが泣きそうな顔で「すみません!どこにいるか分からなくって!!」と駆けてきました。……迷子にでもなってたんでしょうか、後で出来上がった写真を見たら衣装の乱れが気になる箇所がありとても残念でした。スタッフへは頭を下げていましたが私への謝罪はありませんでした。
列席の親族数人が着付けを頼みましたが後日笑いながら「下手くそだったわー」と…。着付けやメイクはプロではなかったんだろうか?と少々疑問です。
またカツラが度々ズレました。カツラは「京かつら今西」という京の芸妓さん御用達店のレンタルです。婚礼部で美容さんが「カツラ合わせ」といって頭のハチを測ったりしてくださったデーターを元に、今西さんで結い直してくださってるそうです。
ですが、もみあげは肌に食い込んでるし度々ズレるしで、終いには宴会中にズルムケに。「カツラずれてるよ…」とゲストに指摘され逃げる様に外に出るもスタッフはおらず、一人助けを探しながらとても惨めな気持ちになりました。
気になったので後日「京かつら今西」さんに問い合わせてみました。すると「カツラ合わせがきちんとされていれば本来ズレることはありません」と。ズレる可能性があるのは、カツラ合わせと当日で髪をバッサリ切り地毛のボリュームが大きく変わった時ぐらいだそうです。
ちなみに式の直後、美容さんは私が辟易しているのに気づいたらしくこうおっしゃいました。「カツラってズレるものなんですよ、だから芸妓さん達もズレないように常に顎を引いてるんですよ」と。そして「顎を引いてください」と私に何度も注意されました。
本来ズレるものなのかズレないものなのか素人の私には分からないのですが、少なくとも婚礼部ではズレることは日常のようですね。
ちなみに今西さんは問い合わせた際に仰ってました「カツラ合わせは当店でもおこなってますからお越しくださればきちんとさせていただきますよ」と。カツラがズレるなんてコントの世界だけかと思ってましたよ笑。今後カツラをお考えの方、当日カツラを被せるのは婚礼部に任せるにしても、カツラ合わせは今西さんにお願いされたほうが良いかもしれませんよ☆
スナップのカメラマンさんは撮影中とても明るく声をかけてくださり楽しくロケを過ごすことが出来ました。アルバムの種類も豊富でした。
プラン内の婚礼写真はスナップやロケのカメラマンとは別の外部業者のプロです。何枚か撮影してくださる中のどの写真に決定するかはお任せでドキドキしましたが良い表情を選んでくださりとても嬉しかったです。
交通機関はバスのみのため移動しやすくはありません。しかし繁華街から離れるぶん静かです。そのため行きにくさは苦にはなりませんでした。
上賀茂神社では式そのものを執り行うのが神社、衣装やカメラや披露宴など式に付随するものは神社直属の婚礼部もしくは外部のプロデュース会社にお願いすることになります(大変だとは思いますが個人で手配することも可能です)
私は婚礼部にしましたが、終わってから振り返ると営業には熱心ですが内容が少々おろそかに感じました。
一生懸命努めてくださった上での多少のミスは寛大に受け止めたいですが、婚礼部の場合は姿勢そのものがプロ意識や誠実さに欠けると感じ残念でした。
私が期待しすぎていたのかもしれませんね。
私は結婚式は上賀茂神社でしたかったので他の式場は一切見ませんでした。やはり上賀茂神社にして良かったと思います。この神社で式を挙げれたことは一生忘れることのない宝物です。ただプロデュース会社の選択はもう少し検討しても良かったかもと思いました。
手厳しい事も色々と書きましたが、婚礼部スタッフさんは普段は上賀茂神社の行事手伝いなどもしているそうでブライダルのみを扱ってる訳ではありません。ブライダル専門の会社と同じサービスはやはり期待してはいけないんでしょうね。まぁ良くも悪くものんびりしていました。
これからの方、拙い文章ですがお二人のベストな選択の参考になれば嬉しいです。
上賀茂神社でのお2人のスタートがどうか素晴らしいものになりますように!!
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会場名 | 上賀茂神社(賀茂別雷神社) |
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挙式スタイル | 神前 |
住所 |
京都府京都市北区上賀茂本山339
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費用・コストパフォーマンス
婚礼部のプランを利用しました。 スナップ撮影などのオプション以外はプラン内でほぼ完結しましたので見積もりと最終金額はさほど差はありませんでした。
衣装はプラン内で済みましたが、頭部分の装飾はプランに含まれてはおりません。カツラ5万、かんざし1万5千円、角隠し1万かかりました。衣装は店によってプラン外商品の差額がかかるところとかからないところとありますので、予算があるならば注意が必要です。
列席者の美容着付けは留袖、訪問着は8千円、ヘアセットは5千円です。
婚礼部以外で手配された方が神社内にカメラマンなど持ち込む場合は持ち込み料がかかります。カメラマン3万、衣装は3万、美容は2万です(神社外で美容、着付けを済まして来社する場合は不要)
テーブル装花はプラン内ですとかなり貧弱なので、パンフレット画像の設えをイメージしているならグレードアップされたほうが良いと思います。
式を執り行って頂く初穂料10万円は内容からしてかなり良心的だと思いました。神棚や袱紗、盃など葵紋のついたお土産を持たせてくださいました。