和風派手婚ご希望の方にはいいかも

私たちはあまり時間の余裕がなかったので、よく見ていませんが、
雅叙園は広い会場で様々なお店や催し物がある様でした。
そのせいか、一階は普段着のおばさまが大勢ごった返していました。
フロントの方に奥のエスカレーターを案内していただきましたが、
少しわかりにくかったこと、大勢の中をかき分けて歩いていかなければならなかったことがちょっと難点でした。
エレベーターないの？？とも思ってしまいました。
目的の部屋に着くまでに、立派な中庭が見え、その横にラウンジもありました。
ここも混んでいて、時間があってもあんまり寄りたくないと友人も言っていました。
部屋に行く途中、中庭以外にもインテリアや装飾品があちこちにあり、
和風に派手に作りたいんだなぁという感じはしましたが、
なんだかテーマパークのようで、友人と私の感想は
「煌びやかでオシャレ！」というより、「なにこれ？！面白い！」といった感じでした。
落ち着きのある、洗練された和風の結婚式がしたい方にはお勧めしません。

披露宴会場の並んだ廊下は長く、ソファーが置いてあり、そこに友人がいたのですぐわかりましたが、
いなかったらどこの部屋か探すのがわかりにくそうでした。
他の式の花嫁さんたちもいます。
挙式、披露宴に荷物を持った方が何人もいたのですが、その廊下の途中にあったクロークがわからなかったと言っていました。
廊下も披露宴会場内の壁や天井にも様々な絵が描いてあり、とにかく派手な印象でした。
趣味が合う人には素晴らしい会場だと思います。

神前式会場はその廊下を歩いた先にありましたが、
空調管理が違うのか、外にいるように風がスースーと通り寒かったです。
上着をクロークに預けた後なのでなおさら寒かったです。
神前式会場はこの建物の中では、シンプルでした。
挙式後は退場する途中に親族で写真を取るスペースがあり、そういったものを撮りたい方にはスムーズな導線が良いと思います。

披露宴会場も派手ですが、高砂の後ろは黒く重厚な雰囲気で、写真を撮った時のの背景はコレか…と思うと、なんだか会場の派手さとは不一致な気がしてしまいました。

会場が独特なので、特別な演出や装飾をしなくても印象に残るお式ができそうです。
むしろ、何かやるならば個性が強いものを取り入れて、会場の雰囲気と反発しないように注意が必要だとさえ思えました。

出席した披露宴は目立った演出等もなく、一般的な流れでした。
どういう事情かわかりませんが、花嫁の手紙の前にご歓談タイムが入ったのに、
お開きになった時間は予定より遅かったようで、雅叙園内の違う部屋で行われた二次会からの参加者が戸惑っていました。

私たちのテーブルを担当した方は、配膳が乱雑でした。
慌てていたのでしょうか、カトラリーに不備があり、隣の友人との会話に割り込んでくるし、食器は毎回ガチャガチャならしていました。
態度も決して良い印象はありませんでした。
どこから派遣されてきたのか知りませんが、正直驚きました。

駅から数分で行けて、難しい道順ではありませんが、駅前はごちゃごちゃした雰囲気で、案内等も見当たらず、スマホの地図を頼りに歩きました。
行きは劇坂を下り、帰りはバスやタクシーもあったようですが、
私たちは引き出物を抱えてその坂を登りました。
慣れないヒールの参列者や年配の方にはきついと思います。