新郎新婦に親身に寄り添ってくださいます

田舎独特のアクセスの悪さ

結婚式場のみの最終金額は、50人で1,151,150円でした。
持ち込み費用がかからないということで、引き菓子や貸衣装を外注し、県外にお住まいの新婦ご親族の宿泊費などもかかりましたので、なんだかんだでトータル200万近くはかかっております。

値上がりしたところといえば、せいぜい移動費ぐらいでしょうか。
妻が県外なので、親族のバスの移動費は高速代やフェリー代などがかかってくるわけですが、直前にならないと判断できない状態でもあったので、その点だけ値段が上がりました。
それでも、微々たる上昇にとどめていただいた方で、むしろ県外の送迎は利益がそこまで出ず、時間も労力も徒労に終わるだけなので、ホテルシーサイド島原以外、どの地元の式場も引き受けてはもらえませんでした。

最終的に下がったところといえば、不参加の知らせが来て、出席者の参加人数が減少した分費用負担が減ったところぐらいですね。元々のサービスの価格設定が安めに設定されてますし、下げようと思えばかなりギリギリまで交渉してもらえました。

ご担当者様は、そういった費用のギャップにも心理的負担がなるべくかからないように、打ち合わせ段階で想定可能な高い金額を最初からご提示いただいた上で、来賓への失礼がない範囲で折り合いがつけれる項目の金額を削れるよう、あらゆる提案をしてくださいましたし、フリードリンクや音響照明関係の割引など、式場にサービスしてもらったところもいくつかあります。
どの項目もかなり歩み寄っていただいたので、会計上において何一つ不満はありませんでした。

逆に、婚礼1周年記念メモリアルディナー招待や、スイートルーム1泊プレゼントなど、結婚式以外でも複数の特典を付与いただいたので、めちゃくちゃお得感がありました。

建物の構造上、海が一望できる施設になってます。とても見晴らしの良い会場でした。
元がホテルということもあり、パーティーや会合に利用されるなど、汎用性を求められる会場なので、結婚式に特化した設備ばかりが拡充されているわけではありませんが、清潔感もあってシャンデリアもついていて、私たちには十分素敵な披露宴会場に見えました。
ただ、海をバックに席の配置を考えてもいいのですが、その場合、お昼のウェディングだと写真撮影時に逆光になってしまうので、その点は気をつけたほうがいいかもしれません。
一応、自動カーテンが備え付けられているので、式場の方に相談すれば、この問題にはご対応いただけます。

演出にも色々とご提案をいただきましたが、何分コスト重視なので基本的には新郎新婦で用意可能なものを準備しました。
式場にとってはあまり都合の良い話ではありませんが、ムービーもウェルカムボードも、あらゆるものを持ち込んでも持ち込み費用がかからない方針のおかげで、自前で用意した演出で安く済ませることができました。新郎新婦の懐事情に配慮し、嫌な顔一つせず許容してくださった点でもかなり感謝しております。

プランナーさんと言えど、ホテルマンの方々と変わらぬ指導を受けられてますので、礼節や気配り、心遣いは完璧です。
打ち合わせの度にドリンクを出していただき、おもてなしの心を常に忘れていない印象がありました。
私たちはコストを下げることを重視して式を考えていたので、その点についてもかなり相談に乗っていただけました。
準備の段階でも式のときでも、常にその判断は冷静で、わからないことがあってもすぐにご回答いただき、あらゆる緊急事態にもご多忙の中臨機応変にご対応いただきました。新郎新婦に向き合う真摯な姿勢は、尊敬の念すら感じさせます。

やはり島原は田舎ということもあり、車移動以外の手段は乏しい印象があります。
純粋に式場に来るだけだったら、バス送迎はもちろん請け負っていただけますし、公共交通機関でも来れなくはないですが、例えば親族が前日宿泊で参加する際、ついでに観光に行こうと思ったら厳しいところはありますね。
歩いて自由に行動するにしても少し遠い距離に観光地があり、移動手段は基本タクシーかバスしかなく、足がなければ結局ホテルの中で過ごす形にはなると思います。
アクセスがめちゃくちゃ悪いわけではありませんが、プラスアルファの要素では劣る面はあるかもしれません。しかしこれらはホテル側の過失ではなく、田舎特有の現象なので、仕方ないといえば仕方ないと思います。