お宮参りや七五三、初詣など思い出がたくさん詰まった明治神宮で6月におこなった神前式。準備期間は4ヶ月という短期間、そして親族のみ参加という比較的小規模の結婚式ということで、準備や演出はできるだけミニマムにすることを心がけたそうです。それでも、「長年お世話になったゲストには最大限楽しんでもらえる結婚式にしたい」というおふたりの思いから、情熱や費用を注ぎたいところには惜しみなく注ぎ、そのほかはくふうとユニークなアイデアで節約するというメリハリのある式を実現させました。
開催時期 | 2022年6月 | ||
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参進の儀をおこなうときは、白無垢の褄(つま)と目線に気をつけると良いそうです。緊張のあまり力が入ると、白無垢の裾を持ち上げすぎてしまい足袋が見えてしまうのでご注意を。また、真っ直ぐ前を見るというよりは、顎をひいてやや下向きに3mほど先を見ると、写真でうつしたときに綺麗に見えるということです。
誓盃の儀(三々九度の盃)では、首から迎えにいかないことと、指を揃えてなるべく伸ばすことを意識したそうです。小さな盃を持つときは、両手で三角形を作るようにすると美しい所作になるとのことです。
挙式後はレトロカーで移動しました。このときやっと緊張がほぐれたそうです。
披露宴は会食と歓談を中心とし、話をする時間を少しでも多くするため、ケーキカットや花嫁からの手紙といった定番の演出はカットしたそうです。ご家族だけのアットホームな食事会という雰囲気にするため、あえて司会者は頼まずに、介添えさんの「ご新郎さまお願いします」という合図のもと新郎Kさんの仕切りで進行することに。高砂はつくらず、流しテーブルの中央に新郎新婦という配置にしました。
歓談中心の披露宴を盛り上げるため、プロフィールブックを自作しました。おふたりがまだ小さい頃の写真やご親族の若かりし頃の写真を載せたところ、「これっていつの写真だっけ?」「このときあんなことがあって」と話題の種になったそうです。「どうしたら楽しんでもらえるかな?」と試行錯誤しながら、約1ヶ月をかけてつくった8ページにわたるプロフィールブック。入稿時も誤植があるなど苦戦したそうですが、ご両家全体がプロフィールブックを話題に楽しそうにしていらっしゃる姿を見て、努力や苦労が報われた気分になったとのことです。
和装から洋装にお色直しをして、ファーストミート。Yさんいわく「基本的に塩反応」というKさんですが、緊張がほぐれてリラックスしていたのか、「ふだんあまり表現しない人の割には嬉しそうにニコニコしてくれたので嬉しかった」そうです。
挙式でおこなわなった指輪交換を、食事会の演出として取り入れました。ゲストと歓談タイムを設けるなど、ゆっくり過ごせる時間に。
ゲストをお見送りするときにプチギフトとしてお渡ししたのは、PIARY (ピアリー)のゼリー。退出するゲストから、「素敵なお式をありがとう」「お部屋がとても寛げて良かったよ」などの嬉しい言葉をかけてもらえたそうです。
30代 東京都 & 30代 東京都
マイペース、慎重・優柔不断、謙虚・ひかえめ、コンサバ・保守的
旅行・お出かけ、グルメ・料理、音楽鑑賞・演奏
おふたりとも「結婚式はどうしてもしたい!」という強い意欲があるタイプではなかったそうですが、当日はゲストから「おめでとう」と祝福してもらえ、想像以上に嬉しく幸せな一日だったそうです。ご家族が喜ぶ姿を見るだけでとても幸せな気分を味わうことができるということでしたので、結婚式をするか迷っている方はぜひ挙げてみてはいかがでしょうか。「体感では、たった3時間もなかったくらいあっという間」らしいので、一瞬一瞬を大切にお過ごしください。