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結婚式のブーケで「失敗しない」オーダーのコツをフラワーデザイナーに聞いた!

2023.12.26

結婚式のドレスとヘアメイクが決まったら・・・次はブーケ選び!
花嫁を引き立ててくれる大切な存在だからこそ、とことんこだわりたいブーケですが自分にどんな形や色が似合うのか、悩んでしまう花嫁さんも意外に多いようです。

洋服やヘアメイクと違って「自分に似合ってるのか、似合ってないのか」ジャッジが難しいブーケ。
「どれも可愛くて迷っちゃう!」「自分のセンスの良し悪しに左右されそうでイマイチ不安・・」
そんな迷える花嫁さんのために、フラワーデザイナーさんにブーケをオーダーする際、どんな点に気をつけて伝えればいいのか取材してきました!

"運命のブーケ"に欠かせない要素はこの3つ!

お話を伺ったのは、フローラルデザインなどの花の演出の企画・制作のほかスクールも運営するエドウィン リチャード モレナールさん。

ヨーロッパ出身らしい自由かつ洗練されたデザインが人気で、ブーケについては「今まで1つも同じものを作ったことない」というほど、花嫁さんの個性やストーリーに合わせたこだわりの逸品を作りあげる話題のフラワーデザイナーです。

エドウィンさんいわく、フラワーデザイナーに伝えてほしい情報は以下の3つ、とのこと。

1.花嫁のドレスと花婿のタキシード写真

基本はウエディングドレスのスタイルに合わせてブーケを作るのが定番なので、結婚式で着るドレスとタキシードが決まったら、必ずその写真をフラワーデザイナーさんに見せましょう。

「花嫁がどんなドレスを選んだのか、その色合いやスタイルから、好みのブーケのイメージはある程度頭に浮かびます。例えばAラインのドレスだったら可愛いものが、マーメイドラインだったらスタイリッシュな雰囲気が好きなのかな、とか。
そして”そのドレスのどんなところが気に入ったの?”と花嫁さんに詳しくヒアリングしてさらにイメージを膨らませます。
ドレスのレースが手編みなのか機械編みなのかまでチェックすることもありますよ!
そうすることで花嫁さんも自分の好みを再確認することができ、ブーケのイメージもより鮮明になるんです」(エドウィンさん)

2.会場の雰囲気

忘れがちですが、重要なのがブーケと会場の相性を考えること。
例えば、大聖堂のような天井の高い場所には小ぶりなブーケは物足りなく感じてしまいます。会場とドレス、ブーケをトータルコーディネートできるようにしましょう。

「どんな場所で挙式するのかもブーケ作りに大きく影響する大切な要素となります。
野外なのか、室内なのかによってブーケの形状やチョイスする花材や色合いも変わってきます。会場の広さもわかった方がベターです!」(エドウィンさん)

3.持ちたいブーケのイメージ

ドンピシャで「このブーケ!」と言った具体的な見本がなくても大丈夫。 逆に季節やその時期の天候などで、同じ花材が手に入らなかったりすると見本と同じブーケを作るのが難しい場合もあります。 まずはinstagramやpinterestで好みにあった画像をリストアップしておいて、自分がそのブーケのどんなところに惹かれたのかをまとめてデザイナーさんに伝えると、イメージを共有しやすくなりますよ。

「"ピンクと黄色の組み合わせは変かも…"など余計な心配はしなくてOK! 自分が持ちたいブーケのイメージがあれば、フラワーアーティストにどんどん伝えてみて! 理想通りに作るのは難しい場合もありますが、花嫁の希望をなんとかして叶えることが、 デザイナーの腕の見せ所なんですから」(エドウィンさん)

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いま、ブーケのキーワードは「フリースタイル」!?

続いて「令和らしい」ブーケのトレンドについてエドウィンさんに聞いてみました。
すると、「カップル2人のストーリーに合わせたフリースタイルなオーダーが増えている」と言う気になる答えが!

確かに昔は高級な生花を使うのが定番だったブーケも、ここ最近は「なんでもアリ」な雰囲気に。
以前は"タブー"とされていたドライフラワーやブリザードフラワーは今や定番の花材としてブーケに使われていますし、花を使わずにユーカリやプロテアなどグリーンのみで構成されたブーケも人気なのだそう。

「最近では仲良しの友人だけを集めた、アットホームな雰囲気の結婚式が増えてきました。
だからなのか、2人のなれそめに関係する素材をブーケや会場装花のポイントに使って欲しい、という"自分たちらしいこだわり"を希望するお客様が見られるようになりました」(エドウィンさん)

こちらはそんな唯一無二のオーダーに答えてエドウィンさんが製作したブーケの1つ。
なんとなんと、トマトを使ったブーケなんです!!

ブーケとは花やグリーンを使うもの、といった従来の既成概念なんて関係なし。
結婚する2人の出会いから結婚までのストーリーが詰まった、まさに世界でたった1つの"運命のブーケ"が誕生しました。

これまで数え切れないほどの花嫁のブーケを手掛けてきたエドウィンさん。

「一生に1回の結婚式を彩ってくれたブーケのことは、きっとおばあちゃんになっても忘れないはず。
それならば、結婚する2人やゲストの記憶にずっと残るような”自分たちのこだわり”をブーケで表現してみるのも楽しいチャレンジだと思いますよ!」
と最後にアドバイスしてくれました。

いずれにしても、実際にブーケを作るフラワーデザイナーさんとのコミュニケーションが重要になってくるので、不安や疑問点は我慢せずにどんどん伝えていきましょう。
その会話の中から、最終的に自分たちが望んでいた”運命のブーケ”が出来上がっていくのですから。

あなたも一生忘れられない"運命のブーケ"が手にできますように!

取材協力:エドウィン アール モレナール
エドウィンさんのInstagram

※ 2020年10月 時点の情報を元に構成しています

みんなのウェディングアドバイザー