コロナ禍で結婚式を挙げようか迷うなか、ご両親が背中を押してくれて実現できた挙式披露宴。反対されても不思議はないご時世だったので、とても嬉しかったそうです。ゲストにめいっぱい楽しんでもらいたいという思いから、会場はまるで旅行に来たかのような雰囲気が味わえるジェームス邸を選びました。ゲストに参加してもらう場面をたくさん作ったことも、楽しんでもらうためのくふうです。遠距離恋愛中だったため、毎月行き来しながら準備を進めたことが楽しかったといいます。
開催時期 | 2022年5月 | ||
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総額 | 101万円〜200万円 | ||
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「こんなふうになったんだ!」顔を見合わせた瞬間、感激でそう叫んだというおふたり。うっつーさんは、ありちゃんさんのウェディングドレス姿を見て実感が湧いたのか、少し目を潤ませました。うっつーさんはありちゃんさんのために手紙を用意してくれていたそう。「全然、予想していなかったのでびっくりしました。これまでの思い出を綴ってくれていて...長い年月を重ねてきたことを思うとじーんときました」とありちゃんさんは語りました。
挙式前に撮影もおこないました。プール越しに海が見える丘からの写真は、「SNSで見て、絶対ここで撮りたいと思ったんです」というこだわりの一枚。「素敵な写真を本当にたくさん撮っていただいて、すごく満足です」とありちゃんさんは話されました。
ジェームス邸の入場は少し独特です。うっつーさんとお父さまがクラシックカーで、ありちゃんさんとお母さまは歩いて会場に向かい、その後ベールダウン。「ウェディングドレスを着て母とふたりになると、改めてお嫁に行ったことを実感。少しさびしいような、感慨深い気持ちで歩きました。母は、私のエスコートに必死で会話はあまりありませんでしたが、私と同じような気持ちなんだな、とその様子から伝わってきました」とありちゃんさんは振り返りました。
「よろしくお願いします」ありちゃんさんのお父さまから、うっつーさんへバトンタッチの瞬間。「実は私の父は、バージンロードを歩くのが下手で。リハーサルで失敗したので、本番まで姪っ子をつかまえて何度も練習したらしいんです」と、ありちゃんさんはなんとも微笑ましいエピソードを語りました。誓いの言葉は、主にうっつーさんが考えてくれたそう。「夫婦の5か条、みたいな内容にしました。夫から初めて見せられた時、なかなかの力作で嬉しかったです」とのこと。
「ゲストの人数が少人数だからこそ、一人ひとりとの時間を大切にしたかった」と語るありちゃんさん。ご両親とのお時間は、ジャケットセレモニーや入場の場面、バージンロードなどでたくさん過ごすことができたといいます。いとこのおふたりとの時間も作りたくて、リングキッズとして活躍してもらうことにしたそうです。
結婚証明書は、ウェディングキャンバスを取り入れました。真っ白なキャンバスに、ゲストが一筆ずつ色を重ねて、世界でひとつのアートが出来上がり。右下のハートは、ありちゃんさんのいとこが描いたものだそうです。
ご親族だけでおこなう結婚式のため、披露宴というよりお食事会に近いスタイルにされました。「カジュアルに楽しめるお食事会にしました。ウェディングケーキのセレモニーや余興は特におこなわず、親族の集まりという肩肘張らないイメージです」と、リラックスして楽しめるスタイルを意識されたそうです。
まずはおふたりからご親族の紹介をされました。子どもの頃に連れて行ってもらった場所のエピソードなどを中心にお話されたそうです。「そのあとの会話の良いきっかけにもなったみたいですし、全体の緊張がほぐれたような気がします」といいます。ご歓談タイムでは、いとこの通う学校での出来事など、アットホームな会話を楽しまれたそうです。
お食事会とはいえ、せっかく結婚式なのだから少しゲストが参加できる演出をしたいと考えたそうです。
取り入れたのは、オリーブセレモニー。ゲストが1束ずつオリーブを花瓶に生け、最後におふたりが水を注ぎます。両家の水を汲んできて一つの盃に注ぐ水合わせの儀をイメージされたとのこと。ゲストにその様子を見届けてもらうことで、夫婦になる実感が湧いてきたとのこと。
新婦の手紙も披露。一人暮らしをしたことで、生活の大変さを実感したというありちゃんさん。「暮らしだけでこんなに大変な中、育ててもらったことは本当に感謝しかなくて。手紙にはその気持ちを書きました」とのこと。
出会いは大学、同じ学部の同級生8年8ヶ月の交際ののちに入籍しました。旅行が共通の趣味なので、新郎の全国転勤を生かし、行く先々の開拓を楽しんでいます。2023年は念願のヨーロッパへの新婚旅行も実現し、今後は海外旅行もたくさん行きたいです!
20代 兵庫県 & 20代 兵庫県
ポジティブ、マイペース、計画的・几帳面、慎重・優柔不断
旅行・お出かけ、ドライブ・ツーリング、グルメ・料理、お笑い、お酒、ファッション
外国に来たかのような雰囲気の会場がとても印象的です。会場の周辺ものどかで落ち着いており、ゆったりと過ごしたい結婚式にはぴったりのロケーション。そんな場所でおこなわれた、小さくて心あたたまる結婚式です。ゲストとの時間を大切にした、と話す様子が印象的な新婦のありちゃんさん。挙式を後押ししてくれたご両親への感謝の気持ち、たくさん伝わっていることと思います。