大学時代に軽音学部で出会い、現在は同じバンドでプロのミュージシャンとして活動しているおふたり。十数年の付き合いを経て、2021年3月に入籍されました。コロナ禍での入籍ということもあり、結婚式をいつ挙げるか悩まれていましたが、容態が優れない智香さんのお祖母さまに晴れ姿を早く見せたいと、ご友人との結婚パーティとは別日に、ご親族だけで「お祖母さまための結婚式」をあげることを決めました。
開催時期 | 2022年6月 | ||
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総額 | 約125万円 | ||
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結婚式当日は、朝7時からお支度がスタート。写真撮影はメイクシーンから始まり、挙式や食事会だけでなく、挙式のリハーサル中や挙式から食事会に移動する合間の時間などにも、たくさんの記念写真を残すことができたそうです。
挙式スタイルは、日本ならではの神前式に。神聖な雰囲気のなかで、大切なご家族に見守られながら結婚の誓いを立てられました。お祖母さまは、おふたりが入場したタイミングから「よかったね」と涙を流しておられたそうです。その手には、亡くなったお祖父さまの写真が収められたロケットペンダントが。智香さんは「私たちの結婚を家族みんなが祝福してくれている」と実感されたそうです。
おふたりは結婚式当日に向けて、お祖母さまが快適に過ごせる空間づくりをプランナーと相談することに。砂利道ではなく歩きやすい平坦な道に誘導してもらったり、車椅子でも移動しやすい空間をつくってもらったりするなど、気になる部分について式場側と何度も話し合いを重ねたそうです。
おふたりは関東圏に住んでいるため、結婚式当日まで三重県にある会場の様子を現地で確認できない状態でした。
電話やメールだけでなく、Web会議ツールも活用することで、現地に行かなくても遠方にいるプランナーさんと打ち合わせを重ねることができたそうです。プランナーさんから写真を送ってもらうなどしながら、記念写真を撮る場所やお祖母さまが快適に過ごせそうな環境かどうかなど、当日のイメージをすり合わせていかれました。
ご両家がそれぞれ横並びに座ることで、お相手のご家族の顔が見えて話しやすくなるようにしたそうです。最初はかしこまった雰囲気で始まりましたが、お食事をしながらおふたりの子供時代の思い出などを語り合ううち、だんだんと和やかな雰囲気に。これまで交流がなかった親族どうしが語り合う姿を見ながら、おふたりは幸せな気持ちになったそうです。
お祖母さまのご自宅からなるべく近く、和を大切にした渋くてかっこいい会場を探していたおふたりが見つけたのは尾上別荘。そのなかにある雰囲気の異なるいくつかの会場から選んだのは、シックで木の温もりを感じられるコンパクトなお部屋です。限られたスペースに集まれるようにすることで、ご親族がアットホームな雰囲気で親密に話せる食事会になったそうです。
大坂元紀、宮城県出身。森智香、三重県出身。埼玉県の大学の軽音楽部で出会い、卒業後一緒のバンドを組んで音楽活動をしています。ふたりとも映画や音楽が大好きです。
30代 埼玉県 & 30代 埼玉県
個性的、繊細、ひとを楽しませるのが好き、とことんこだわる
お笑い、音楽鑑賞・演奏、TV・映画・動画、ファッション
お祖母さまのために挙げた家族婚。会場選びから当日の進行、衣装選びまで、おふたりがお祖母さまのことを大切に思っていることが伝わる結婚式ですね。その気持ちがご家族全員に伝わることで、よりあたたかい雰囲気の結婚式になったのでしょう。