京都のゲストハウスならここで！

京都で貸切できるゲストハウス限定で探していました。５件ぐらい見学に周り、概算見積もりもしていただきました。北山モノリスに行く前に、別の会場を見学させていただいた際、検討している会場の名前（北山モノリス）を挙げて相談しましたが、京都のゲストハウスの中で一番コストがかかる会場だとこっそり教えてくださいました。
そして、実際に北山モノリスを見学させていただいて、概算見積もりをしていただいたところ、前に見学に行った会場の倍くらいのお値段でした。事前に聞いていたけど、驚いて笑ってしまいました。しかし、私たちはこの空間と立地なら納得かなと意見が合いとりあえず第一候補として会場を決めました。

会場のエントランスは天井が高く、統一された今風のスタイリッシュ系のインテリアで揃えられていました。そういうところが少し薄っぺらいかな、とも思いましたが、私たちの好きなダークチョコレート色。落ち着きを感じました。
式場はガラス張りで日が差し込むと冬でも暑いくらいに感じました。チェアはガラスのようにクリアで式場に溶け込んでいます。夕方前に式をしましたが太陽がとてもいい演出をしてくれました。
トイレはそう広くはなかったですが、アメニティが豊富で整髪剤なんかも用意してくださっていて招待した友人に感謝されました。
披露宴会場はエントランスとは少し違って、ほんの少し重工さを感じます。会場もガラス張りでカーテンを開けると日本庭園が広がり、「あ、京都だな」と和の心を思い出させてくれそうな一面がありました。
お料理のキッチンもガラス張りでオープンでした。次に出てくるお料理がもっと楽しみになるようになっているようです。
二階の待合室にはバルコニーやソファが幾つが設置されていましたが、夜だし、真冬だし。見学当初は、とてもいい画ができそうと思っていましたが、実際に使った招待者はあまりいなかったようです。

会場の演出に関しては至って普通だと思います。これができるのはここしかない！といった演出はなかったです。ゲストハウスですし、結婚式を挙げる私たちがどんなことがしたいかを伝えて、それを実行できるかどスタッフさんに尋ねての繰り返しでした。スタッフさんから、お庭からの登場もできますよと教えていただき、お色直しの後の登場を庭園からできたことが一番印象に残りました。この時、夜の式にしてよかったなと思いました。お庭もライトアップされていて、登場前のスタンバイは寒くて凍えるかと思いましたが、会場のカーテンが開くとみんなの驚きと笑顔に祝福されて寒さも一気に吹き飛びました。

私の性格上、早めに準備をしておかないと心が落ち着きません。結婚式はほとんどの人が一生に一度のことなので披露宴を失敗したくないと思うと思います。わたしも前もって考えて、準備を早く終わらせたい一心でした。どこの式場もそうみたいですが、式場のスタッフさんはたくさんのカップルを抱えているので準備の先走りはさせてもらえません、せかせかした少しもどかしい期間がありました。
もともと私たちは京都在住じゃないので、打ち合わせに行くには小旅行感覚でした。なので、単一（衣装なら衣装のみ）の打ち合わせはどうにか避けたくてスタッフさんに相談すると、お花担当の人と衣装の人など、少しずつまとめて打ち合わせをしていただき助かりました。メイクに関しては私が住んでるところに支店がある会社だったのでそちらで対応していただきました。
一番感動したのはヘアメイクを担当してくださったスタッフさんです。当日にしてもらいたい髪型を雑誌から切り抜いて持っていきました。すると、ヘアメイクのスタッフさんはそこからさらにアレンジを加えて私に一番合うように仕上げてくれました。あっさりした感じの方で、お世辞を言うようなタイプではなかったのでとても信頼できました。
ひとつ残念だったことは、お色直しの時に衣装や髪型は替えてもアクセサリーを替え忘れたことです。私も担当してくださったスタッフさんも誰も気づかずにそのまま登場してしまいました。登場後、キャンドルサービスが終わって着席した際にスタッフさんが謝ってさっと首元のアクセサリーを取り換えてくださいました。その時は全く気にしませんでしたが、キャンドルサービスの写真を見るとアクセサリーが変わってないことを知っているだけに、見るたびに思い出します。

京都市内にあるゲストハウスの中では一番いい方だと思います。雑誌を見て、良さそうなところをいくつか見学しましたが、会場の前がラブホテルだったり、会場がビルの中で縦長かったり。見ないとわからない情報がたくさんありました。そんな中で、北山モノリスは隣に民家があるにせよ高い塀で景観を統一されていたのでよかったです。
閑静な住宅地で交通の便はさほど良くなく、駅から少し距離があるのでタクシーのピストン発車をしていただきました。大阪からのゲストがほとんどだったので申し訳なかったです。