結婚式で使う曲・BGMが費用に影響!?音楽と著作権のこと

みんなのウェディング編集部
最終更新日 2017.07.13
結婚式で使う曲・BGMが費用に影響!?音楽と著作権のこと

結婚式をグンっと盛り上げてくれる曲やBGM。
新郎が結婚式の打合せのなかでも唯一といっていいほど打合せに積極的になってくれるのが曲を決めるときではないでしょうか…。

入場シーンに使いたい曲、ケーキ入刀に使いたい曲、新婦手紙、退場、ほかにも歓談中はこんな雰囲気で…

または、最近は、プロフィールクリップや流行りのエンドロールなどの映像と共に流れる音楽など、お二人の選曲によってパーティーを個性的に印象づけることができます。

日頃は家で、車のBGMにと、プライベートな範囲で楽しんでいる音楽ですが、結婚式の場合は披露宴会場などで列席人数も多数であれば、プライベートな範囲とはいえなくなってしまいます。

そのため音楽に関する著作権というそれなりのルールを知っておかなくてはいけません。

今回は、結婚式のBGMに関して、著作権者が厳しくなっているとの話題もありますので、このことについてお話しします。


音楽に関する著作権を理解しよう

音楽の著作権とか、一般になじみがないものはなんだか難しく思えますね。

最近なら、YouTubeにBGMをつけて投稿している人ならこの音楽の著作権についても把握しているかもしれませんが、一般的にはなかなか理解されていません。

でも、ブログやFaceBookなどの流行りによって、画像の著作権なら少しは親近感がわくという方もいるのではないでしょうか?

画像にも著作権があります。他人の画像を勝手に使用するのは、原則として著作権侵害となるわけです。だから、投稿するときは、自分で撮影したものか、有料もしくは、無料の著作権フリーの画像を使用していますよね。

つまり、音楽も画像と同じことなのです。

著作権者が厳しくなったってことは?

音楽に関する著作権について、最近になって法律が変わったということではありません。
以前からある法律なのですが、著作権者の姿勢が厳しくなったというのが事実です。

消費税のように新しい法律が施行されると一般の方にも情報が行きわたっていくので全体の対応が統一されやすいですが、対応の強化となると、お客様に理解を得るという過程が必要となり、式場によって対応に多少のバラつきがあるのが現状のようです。


音楽の著作権について何を理解しなければならないか?

演奏権と複製権の二つを理解しましょう。こちらのサイトも参考になります。

ブライダルの音楽利用について

演奏権とは…

会場のなかで音楽を流してもいいよ!という権利になります。
これは通常、会場が権利の申請を行い発生する金額を一括して支払っています。

結婚式の見積もりに音響代があるのは、音響スタッフがBGMの操作をしていることもそうですがこの演奏権の支払いが存在することも理由になっていると思います。

そして、結婚式ごとに使用する曲数などが違ったとしても、たいていの式場では使用する平均的な曲数などを考慮して、音響代は一律の金額を設定しています。

複製権とは…

問題になりやすいのはこちらです。CDのコピーや、プロフィールなどのDVDに曲をいれる行為がこの複製権の侵害にあたります。

結婚式は多数の集まりになりますのでプライベートでの使用にはなりません。ここでコピーしたCDをBGMとして流すこと、またDVD作成のために曲をコピーして入れるということは複製権を侵害する行為となってしまうのです。

そこで、対応の方法としては、複製する曲を申請し、定められた料金を支払わなければなりません。


具体的にどう式場の対応が変わってきているのか?

では、結婚式におけるさまざまな状況ごとに説明します。

BGMを流す場合

BGMの打合せをして曲を決め、その曲を当日、式場の音響スタッフが操作して流す、これには以前と変わらず会場が申請を済ませているはずですので問題はありません。

ただ、新郎新婦が持ち込んだCDを流したいとなった場合は、曲をコピーしたCD-Rですと複製権の侵害となりますので、原盤のCDのみ持ち込OKとする式場が増えてきています。(余興の場合も同じです)

プロフィール映像などを注文する場合

作成する映像に曲を入れる場合は、複製の申請が必要となります。
そのため、映像の製作費とは別に申請費用が請求されるようになります。

申請費用の金額については、映像の長さや使用曲数などによって異なりますし、式場ごとに申請手続きの手数料が異なるでしょう。

申請費用については、こちらのサイトで確認できますが、映像が静止画を編集したものか、動画を編集したものかによって倍ほど金額が異なってきます。

例えば、静止画なら1曲1500円~3000円、動画なら1曲5000円~6000円となるでしょう。あくまで参考ですが…。
使用料計算シュミレーション

手作りの映像を流す場合

商品ではなく、自分で作成したものであっても複製権は同じ扱いになりますので、映像に曲を入れる場合は申請が必要になります。

結婚式で流す場合は、映像だけのDVDを式場へ渡して、BGMを流してもらうのと同じで曲は原盤のCDを預けてタイミング良く映像と一緒に流してもらうか、式場のBGMを使用するかであれば申請はしなくても大丈夫でしょう。

やはり、曲の編集にこだわりたい!という場合は、自分で複製の申請をするか、著作権フリーの曲を使って編集するのが良い方法だと思います。

近年は、余興の方も映像を制作してくれることが多いので、新郎新婦は予めこのことを伝えておく必要がありますので気を付けてください。


新郎新婦が気をつけること

ここまで、本来の著作権に対する対応をお伝えしましたが、現状ではまだまだ対応が統一されておらず、式場によっては以前と変わらず申請費用が発生しないこともあります。

ただ、これは安く済んだ!ラッキー!ルールのゆるい会場で良かった!ではなく、万一、発覚したときはアウト!となってしまいます。

最近では、SNSで動画投稿なども頻繁に行われているようなので、どこで発覚してしまうかわかりませんしね。

新郎新婦もきちんと理解しておくことが大切です。不明なことは、式場に確認してみましょう。


今回のポイント

  • 1.結婚式のBGMについて、著作権侵害をしないために演奏権と複製権の二つを知っておきましょう
  • 2.式場によってばらつきのある音楽著作権への対応ですが、きちんと対応している会場はトータルで安心できるはずです
  • 3.まだまだ周知されていない音楽に関する著作権に対する知識、余興をお願いする場合は、新郎新婦からこのことをきちんと伝えて、せっかく作ってくれた映像が当日流せないということがないようにしましょう

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