祖父母と同じ春日大社で挙げた神社婚

挙式前には、お食事会の会場となった菊水楼で親子だけ集まり、これまで伝えられなかったことを伝え合う「答え合わせの時間」がおこなわれました。これは、おふたりが結婚式をおこなうにあたって担当プランナーさんがおふたりの気持ちに寄り添い提案してくれたもの。改めて言葉で伝えることで、お互いの気持ちを知れ、挙式前にとても有意義な時間を過ごせたそう。

当日はあいにくの雨。雨がしとしと降っている様子もどこか趣があり、良かったそうです。花嫁行列では傘をさして御本殿へと向かわれました。

おふたりが春日大社で結婚式をする理由

春日大社は、新郎Kaiさんのお祖父さまとお祖母さまが60年以上前に結婚式を挙げた場所。お祖母さまが当時のアルバムを見ながら、結婚式の様子や想いを聞かせてくれていたそうで、おふたりは同じ場所で結婚式をすることに決められました。Yuiさんも大好きだというお祖母さまと同じ場所で結婚式を挙げることは、とても嬉しかったんだとか。

厳粛な雰囲気のなか、和婚ならではのひとつひとつの儀式がおこなわれました。おふたりがこれからの人生をともに歩んでいく夫婦としてのはじまりを、神聖な気持ちで重く受け止めることができたそうです。

挙式が終わったあとは、春日大社のすぐ側にある菊水楼でお食事会がおこなわれました。おふたりだけでなくご家族全員が楽しめるように、また、ご家族どうしが交流できるような場を設けることに。

和の雰囲気に合わせて、担当プランナーさんからウェディングケーキの代わりとして提案してもらったみたらし団子のピラミッド。みたらしのタレをおふたりそれぞれからかけられました。ご家族は、珍しい演出に盛り上がっていたそう。タレをかけたあとは、用意された串に団子を刺し、食べさせ合いました。

料理と歓談を楽しめるようなお食事会に。甥っ子くんのお誕生日祝いでプレゼントを渡されたそうです。

ご家族だけだからこそ交流できる雰囲気を作って

ご両家で集まる機会は限られてしまうもの。また、Kaiさんの親戚とYuiさんの親戚同士はこの結婚式で初めて会うこともあり、ご家族全員から自己紹介とおふたりに向けたメッセージを話してもらう時間をつくられました。

ご自身のご家族だけでなく、お互いのご家族も大切にされているおふたり。ご両家で集まっての食事会ではゆっくり時間を過ごすことができ、また、これまでの感謝やこれからの未来に対する想いを伝えることができ、とても素敵な結婚式だったそうです。