入籍から3年越しに結婚式を挙げられたおふたり。気心が知れ子どももいるからこそ、カジュアルで心地良い時間をつくりたいと、会場選びはこだわったそうです。ゆりさんは元々結婚式のフラワーコーディネーターをされていただけあり、会場のフラワーコーディネートのセンスが光ります。お世話になったご家族へ、「ありがとう」と「これからもよろしく」の気持ちを伝えたくて、ゲストが一緒に楽しめる演出にくふうを凝らしました。時間が経つほど味わい深くなる「革」と「木」に、紡ぐ時間への想いをのせています。
開催時期 | 2023年2月 | ||
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総額 | 401万円〜500万円 | ||
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「挙式披露宴は両親と話す時間が少ないから」と、ファミリーミートを取り入れたといいます。ウェディングドレス姿を一番に見せたいという気持ちもあったそう。「私たちの顔が先に見られて、両親もリラックスしてその後のイベントに臨めたようです」と話されました。
「新婦の手紙は、家族だけの前で読みたくて」ファミリーミートを決めた、もうひとつの理由をこっそり語ってくれました。「挙式披露宴の前にボロ泣きするのは...と、シリアスにならないように書きました」と話す姿から、ご家族への気遣いがちらり。
披露宴で新婦の手紙を読むのは緊張します。終盤にもってくるのは少し気が重いと悩まれました。
ファミリーミートなら、家族だけに感謝を伝えられるし、自分も家族もリラックスできます。家族水いらずの時間が設けられるのもメリット。
たいさんも手紙を準備。「君も読むのか、と驚いてほしくて。予想外に感動的な内容で、新郎の父親は最初から泣いていましたね」といいます。
ファミリーミートに少しサプライズ要素を加えたくて、新郎の手紙をあえて取り入れました。たいさんのご両親にも感謝を伝えられたといいます。
会場として選んだのは、THE STYLEのNo.20。ナチュラルな雰囲気とお子さまへのサポートの手厚さが決め手です。
コロナ禍で入籍後すぐに挙式ができず、お子さまも誕生。子連れで楽しめる結婚式に結婚式にしたいと思われました。
キッズ対応がしっかりした会場を選ばれました。遊び場やおもちゃの提供だけでなく、おむつや離乳食・ミルクのあたためなど行き届いた配慮が大人にもお子さまにもうれしく、対応の内容が書かれた案内は招待状に同封されるので、安心して来場してもらえます。
リングボーイをつとめるのはおふたりのお子さま。「こんなに愛嬌を振りまける子だったの?」と、意外な一面にびっくりされたそうです。
「木」と「革」。年月を重ねて味わいが増すふたつの素材が結婚式のテーマです。結婚証明書も「木」にこだわり、SNSで見つけた作家さんにつくってもらったそう。全体の雰囲気との調和も素敵。人前式では、1年前に結婚式を挙げた先輩カップルからの問いかけに答えることで、おふたりらしい誓いをたてました。
人前式での誓いについて、おふたりらしい演出のしかたに悩まれました。
問いかけ式にすることで、自然に誓いを立てられます。ゲスト参加型で、おふたりらしく場も盛り上がりました。
おふたりでゴールドのアラザンを振りかけて、ケーキが完成。ご両親が参加するお手本バイトも取り入れました。「両親は式を挙げていないんです。祖母は母のドレス姿を見ていないので、母の結婚式らしい姿を見せてあげたくて」とゆりさん。ご家族への想いが詰まったケーキセレモニーになりました。
「入籍から3年。家族の仲の良さが伝わるようにしたかったんです」とゆりさんは家族への想いを語ります。お手本バイトを取り入れたのも、お母さまやお祖母さまに楽しんでほしいという気持ちでした。「参列しないと渋っていた祖母ですが、最終的にすごく感謝してもらえて。本当にやって良かった」と笑顔をこぼします。
ケーキ入刀とは一味違うセレモニーにしたい、と考えたおふたり。
ウェディングケーキに、おふたりでゴールドのアラザンを振りかけることでケーキを完成させる演出にされました。「ちょっとかけ方を失敗しちゃって。でもそれも良い思い出」と振り返るゆりさん。その瞬間だけの特別なケーキができました。
中座のエスコート役は、ゆりさんの妹さま。当日息子さんの世話など立ちまわってくれていた末の妹さまは、この時初めて涙をこぼしました。ゆりさんが高校で家を出て以来、一緒に過ごす時間が少なかった姉妹の最高の思い出に。
「息子が1歳になったお披露目もしたくて」と、選び取りと一升餅の演出でお子さまも大活躍。選び取りは、ゲスト参加型のゲームとしても楽しんでもらいました。
赤ちゃんの演出は成功したら奇跡と聞いて、少し不安を感じられたそうです。
赤ちゃんは思い通りに振る舞ってくれません。「泣いちゃったりしてうまくいかなくても、逆に微笑ましい。ハプニングも含めて良い思い出になると割り切りました」と気楽に構えたそう。意外にもしっかりとした行動で、親孝行な一面を見せてくれました。
元結婚式のお花屋さんが結婚式を挙げてみました!ファミリー婚ならではの私たちらしいとっておきの結婚式になりました。
20代 岡山県 & 20代 岡山県
個性的、マイペース、おおらか・ずぼら、とことんこだわる
ハンドメイド・DIY、ライフスタイル・インテリア、ガーデニング・家庭菜園、アニメ・漫画
ご家族への想いが詰まった演出と、「元結婚式のお花屋さん」のセンスが魅力的です。成功が難しいお子さまの演出も、ハプニング前提で取り入れて見事成功。入籍から時が経っているからこそ楽しめる要素も多いと気づかされました。「今更結婚式なんて...」と思わず、挑戦してみると良い思い出が作れるかもしれません。