きれいな空気、自然雄大の中でおちついて。

【ロケーション・会場設備など全体的な感想】　　
田舎にあるのですが、駅まで送迎のバスを出してくれました。新館もあり、山の中にどーんとお城のように建って居ます。私たちは宿泊代などすべてを出したかったので、親族のみにしたのですが、温泉もとてもひろく、申し分のない（肌がすべーっとするのがすぐわかる！）宴会も、司会は一切立てず、式は仏前でした。不満は、隣の宴会場から和太鼓の演奏がはじまってしまい、途中1時間ほどまったく話も出来ないほどの騒ぎだったことです。（事前にお話はありましたが、そこまでとは・・・・・）でも全体的には、お料理もおいしく、こちらの細かな要望（足のわるいひと、妊婦にイスをよういしてもらったり、引き出物をこちらで用意したのですが、それを手紙を添えてチェックイン前にお花とともに各お部屋においていただく・・・など）にとても丁寧にこたえてくださり、その気配りには頭の下がるおもいでした。理想だった手作りな結婚式にさせていただいて、全体的には大満足でした。（きちんとした挙式プランがあるのをすべて断ってしまいました）

【料理について】　　
お料理は一番ランクの下にしてもらい、飲み放題にしてもらいました。小さな子供にはお子様ランチプレートを用意してくださり、全部食べてしまうほどおいしかったそうです。大人の料理は、和食でした。下にしていたはずなのに、おつくりや、大きなえびのてんぷらなど、事前のお話では「これはお出しできませんが・・・」といっていたものがいくつか含まれており、とても心があたたまりました。司会進行もなく、雑談タイムのようなかんじだったので、私たち夫婦は酌してまわってばかりであまり食べれませんでしたが、「ちょっと食べてきなさい」と仲居さんがお酌してくれたりもしました。量もちょうどよく、追加も可能だったので、まったく心配はありませんでした。

【コストについて】　　
最初にお話したときに、しっかりと予定額を伝え、そのうえで要望をお話しました。なので、ランクを下げたり、飲み放題のお酒の種類を減らしたり（ブランデーのみ無し）ととても沢山の案を出していただきました。ランクを下げるとどの程度見た目などに影響があるかも、包み隠さずお話してくださり、最終的なお支払いでは予定額よりやや下がっていました。さらに、私たちは一番ランクの低い部屋で・・と伝えていたにも関わらず、最上級のお部屋に通していただきました。普通は、後から悪いことがわかって驚くことがあるのでしょうが、私たちは逆でした。

【スタッフの対応】　　
事前にかつらの試着はしていました。が、実際本番となると、緊張も手伝ってか、かつらが窮屈に感じてしまい、頭痛→吐き気→ふらつき、とだんだん悪化してしまいました。着付けの先生、メイクの方々などが励ましてくださり、なんとか二人での写真撮影となったのですが、そのさいに失神しかけてしまいました。それでも嫌な顔ひとつせず、ホテルのスタッフの方々にも支えられて、こなすことができました。先ほども書きましたが、事前に各部屋にお花やプレゼント、お手紙を置くことなど、花嫁の手紙を省きたかった私の要望どおり、一人一人に手紙を渡すことが出来、とても嬉しかったです。 とにかく、これを言ったら恥ずかしいとか、これはこういうもんだろう、という先入観は捨てて、最初から理想などをお友達に話すように沢山コミュニケーションをとれば、必ずこたえてくださります。 都心にある大きなシティホテルにはない、自分達らしさをみつめることが出来ると思います。

【喜怒哀楽エピソード】　　
このときが両家の親戚の初顔合わせでした。なので、それなりの時間をとってお話が出来るように事前にそれぞれに親戚達のはなしを沢山しておきました。当日は「あ、あなたが例の・・・！」と笑い声が絶えないものでした。司会はないよ、とみんなに話してありましたが、酔っ払った伯父がマイクを離さずに司会をしてくれ、義理妹夫婦はビデオを終始回してくれて後で見たら一人一人のところへいって「一言くださーい」と録画してくれていました。そんな私たちの知らない時間も見れて、改めて感謝するばかりでした。トータルで、式場までは3，4回は行ったと思います。片道3時間。近いとはいえませんでしたが、岐阜にいる主人の祖父母がそのくらいの距離なら出席できるかな・・・ということで決めました。正直「木曽」って名前が田舎くさいし、温泉も、まあ、そんなもん・・・とおもっていたものがすべて裏切られたので、感激ばかりでした。