雰囲気は上々、サービスは問題あり。

博多駅から徒歩10分弱というところ。正装で歩くにはしんどいが、タクシーを使うのはもったいないという、微妙な距離。そして、その間はビジネス街なので休憩できるようなところはない。博多駅から歩いて右手にツタの生い茂った建物があります。入り口がわかりづらいですが、案内の人がいます。アジアンリゾートの雰囲気はあるが、会場は狭く、正直レストランウェディングと思っていったほうがよい。会場の中に受付が作られているほど狭い。また、会場に隣接して（というより会場の中に）お手洗いがあるが、個室は２つしかなく、化粧直しスペースも２つの手洗い場しかないので、駅からけっこう歩くにもかかわらず、きちんと身だしなみをととのえることもできない。プールがあったりして、雰囲気はあるので、若者にはよいかもしれないが、正直それなりの年齢の者には配慮が足りないと思わせるつくりです。

特に変わった演出はない。ごく普通に披露宴がすすめられた。アジアンテイストの雰囲気はあるが、別にそれは食事にも演出にも生かされていない。

まず、会場の建物に入るときに、入り口が分かりづらかったが、スタッフがすぐお出迎えしてくれたので、感じがいいなと思ったのもつかの間、「披露宴まで時間がありますので、ちょっとこちら（ロビーのようなところ）でお待ちください。あ、もう受付が始まってたから、やっぱりこちらへ」という頼りない案内。披露宴の終りのほうに、ワンモアチアーズと称してもういちど乾杯があったのですが、その乾杯用のシャンパンをかなり早いタイミングでそそがれたため、私の隣席の方が、歓談中に飲み干してしまい、もう一度注いでいただけるように女性の配膳スタッフにお願いすると、きつい調子で「おひとり一杯と決まっているので、おかわりはできません」と・・・。いや、勘違いして飲んだだけなのに、そこまで言わなくても・・・。しかも、注ぐタイミングとして早すぎるし、テーブル全体に説明はされていましたが、ざわざわしてる状態で酔っ払っている人に遠くからされた説明が届かない場合もありますよね。どうしてもダメなら、つぐときに一人一人に説明すべきではないでしょうか。で、乾杯の時に空のグラスというわけにもいかないので、しかたなくテーブルの上のビールを注ごうとしたら、別の男性スタッフが「あ、おかわりお注ぎしますよ」とシャンパンをあらたに注いでくれました。これが普通の対応だと思うのですが、スタッフによってここまで対応が違うというのは、よくないと思います。また、会場が狭いというのもありますが、お手洗いへの通路がスタッフが邪魔で通れず、黙って待っていても気づかず、こちらから「すみません」と言って通していただいたこもありました。また、ほかのテーブルでは、ゲストの座席を間違えるという不案内もありました。

博多駅から徒歩10分弱。歩いていくには距離はあるし、タクシーを使うには近すぎる。私がお招きを受けた日は雨が降っており、博多駅からタクシーを使おうかと思ったが、急な雨でタクシーがフル回転しており、この距離でお願いするのは申し訳ないと思い、歩いて行った。ビジネス街なので、歩くのはちょっとしんどいが、遠方から来る人には、博多駅からも空港からもそう遠くないということでいいのかも。便利な会場に慣れすぎているから辛口になっているのかもしれない。