日本の中心で式を挙げる

皇居のまわりを散歩したり、遊びに行ったことがある人なら、この会場の存在を知っているのでは？毎週末のように披露宴が行われていて、窓が大きいので外から幸せそうなパーティ会場が見えるのですよ。私ももちろん前から知っていましたが呼ばれたのははじめて。とても明るく、開放感のある会場です。都心の真ん中にありながら、これだけの開放感は、他の会場では求められないでしょう。何と言っても目の前は噴水公園と、あの皇居ですから。

新郎新婦が無宗教ということで、式は人前式の形が取られていました。式のオープニング映像が流れた後、新婦と新郎が一緒に入場してきました。そのオープニング映像というのも素敵で、新郎新婦に見立てたクマのぬいぐるみが、東京駅から会場まで一生懸命歩いてくるという内容でした。そしてそのふたつのクマのぬいぐるみが会場の入り口に入っていく映像が流れた後、本物の新郎新婦が登場したのです！

いろいろな結婚式に参加させていただき、その度に余興や何やらでプランナーや担当の方と絡むことが多いのですが、その中でもだんとつで一番いい人でした。なんというかまったく事務的じゃないんです。言葉や行動に心がこもっているんです。この会場で式を挙げる新郎新婦に悪い人がいないんじゃないでしょうか。だからスタッフにも悪い人がいないのかなあ。そんな風にも思えてしまいます。日本人なら誰でも、皇居の前では神聖な気持ちになるのかもしれませんね。

何と言っても最寄駅は泣く子も黙る東京駅ですから。どこから来る人にも便利です。東京駅からは少し歩きますが、あの素晴らしくも美しい会場までの道のりを億劫に思う人はまずいないでしょう。