ふたりの結婚をカタチに残すフォトウェディング。
挙式披露宴よりお金をかけずにドレス姿などでふたりの思い出を残せると、新たな結婚スタイルとして注目を浴びています。
この記事では気になるフォトウェディングの費用にクローズアップ。平均費用と基本プランに含まれることが多い項目の内訳を、スタジオ・ロケーションの撮影種類ごとに解説します。先輩花嫁さんの失敗談からわかった、見積もりがアップしがちな箇所や、節約ポイントも紹介するのでぜひ参考に!
フォトウェディングの種類は2つ
フォトウェディングとは、写真撮影のみで結婚の想い出を残すウエディングスタイルのこと。
前撮りや後撮りなどの別撮りと混同されることもありますが、一般的には結婚式をおこなわず結婚写真の撮影に代えることを指します。
- 結婚式をおこない別日に結婚写真を撮影する→前撮り・後撮り
- 結婚式をおこなわず結婚写真の撮影のみ→フォトウェディング
フォトウェディングには、ライティング設備が整った撮影スタジオでおこなうスタジオ撮影と、海や山などの屋外やチャペルや歴史的建造物の中など、スタジオ以外で撮影を行うロケーション撮影の2つの種類があります。
スタジオ撮影は天候や気温に左右されない環境で撮影することができ、ロケーション撮影はロマンチックな場所やふたりの思い出の場所など、好きな場所・オリジナルのシチュエーションでの写真を残せることが魅力です。
フォトウェディングのプランは、スタジオ撮影とロケーション撮影に分かれているのが一般的。それぞれ含まれる内容やカット数、撮影料も異なります。
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フォトウェディングの平均費用と内訳
撮影スタイルによる平均費用と費用の内訳をみていきましょう。
※記載の費用は結婚式の別撮りをおこなったカップルが実際にかかった金額(みんなのウェディング「結婚式の前撮り・後撮り」についてのアンケート・2023年5月実施より)を元に紹介しています
スタジオ撮影 の費用は平均約13万円
スタジオ撮影をおこなったカップルの平均費用は13万3929円。
ボリュームゾーンは10万円未満と、比較的低予算から撮影できるのが魅力です。
スタジオ撮影の基本プランに含まれることが多い内容は以下の通り。
- 撮影(〇〇カット)
- 衣裳(新郎新婦各1着分)
- 着付け料
- ヘアメイク
- アクセサリーや靴などの小物一式
- 1枚分の写真代
- 1カット分もしくは全カット分の写真データ代
※プランに含まれる内容は依頼する業者によって異なります
撮影は無制限ではなく、「〇〇カット」または「〇〇カット以上」とカット数で決められていることが多いようです。もらえるデータ数にも制限があり、「全データ」の場合もあれば「〇〇カット」と指定されていることも。何カット撮影できて、もらえる写真やデータは何カット分なのかをしっかり確認しておきましょう。
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ロケーション撮影の費用は平均約17万円
ロケーション撮影のみをおこなったカップルの平均費用は17万1214円。「10~20万円未満」がボリュームゾーンと、スタジオ撮影より5~10万円程度高い傾向に。
ロケーション撮影の基本プランに含まれることが多い内容は以下の通りです。
- 撮影(〇〇カット)
- 衣裳(新郎新婦各1着分)
- 着付け料
- ヘアメイク
- アクセサリーや靴などの小物一式
- 1枚分の写真代
- 1カット分もしくは全カット分の写真データ代
- 移動費・出張料
※プランに含まれる内容は依頼する業者によって異なります
ロケーション撮影の場所はプランによって決められているか、複数ロケーションから1か所選べるといった内容が一般的です。移動費も出張料も場所によって異なるため、希望の場所がある場合は契約前に見積もりを出してもらうのがおすすめ。
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スタジオ+ロケーション撮影の費用は平均約18万円
スタジオ撮影とロケーション撮影どちらもおこなったカップルの平均費用は18万1980円。
費用のボリュームゾーンはロケーション撮影のみと変わらない「10万~20万円未満」。セットプランになることで割引になるため、それぞれを別日で行うよりは安くなります。
スタジオ+ロケーション撮影の基本プランに含まれることが多い内容は以下の通りです。
- 撮影(〇〇カット)
- 衣裳(新郎新婦各1着分)
- 着付け料
- ヘアメイク
- アクセサリーや靴などの小物一式
- 1枚分の写真代
- 1カット分もしくは全カット分の写真データ代
- 移動費・出張料
※プランに含まれる内容は依頼する業者によって異なります
オプションで追加料金が発生しがちなのはここ!
上記の費用以外で追加料金が発生しがちなオプションにはどんなものがあるのでしょうか。
撮影カット数の追加
一般的なプランに設定されているカット数は100~200枚前後。通常の撮影では充分な枚数になっていることが多いですが、衣裳を着替える場合やロケーションを追加する場合は基本カット数では足りないことも。追加費用1万~3万円程度でカット数を増やすことができることが多いもの。
ただし、カット数が増えるほど欲しい写真をチェックするのが大変になるので注意!受け取るデータ数も追加することになり大幅に費用がアップしてしまったなんてことも。
たくさんのカット数を撮ってもらいたいというカップルは、最初からカット数多めのプランを選ぶといいですね。
全データの購入
「データ20カット」のようにデータ数が限られている場合でも、オプション料金を払えば全データを受け取ることができます。費用は3~5万円程度。
こちらも最初から「全データ」が基本料金に含まれている業者やプランを探すと、予算内に収まりやすくなります。
アルバム作成や焼き増し
基本プランについている写真の焼き増しは5000円程度、選んだ写真をアルバムに加工する費用は5万~10万円程度です。
両家にアルバムの配布を考えている場合などは予算を多めにとっておくか、アルバム込みのプランがある業者に依頼しましょう。アルバム制作は撮影業者と別のサービスを利用すると費用を抑えられます。
衣裳の追加やグレードアップ
基本プランに含まれる衣装は1着分ということが多いもの。ドレスも和装も着たい、カラードレスも着たいなど、衣裳を追加する場合は数万円程度の追加費用がかかります。
また、プランのドレスは種類が限られていることが多く、それ以外を選ぶとグレードアップ料金が追加されることも。
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土日祝や時間帯による割増料金
土日祝日や秋など撮影に適した繁忙期は、1~2万円程度割増料金が設定されていることが多いので要注意!また、ロケーション撮影では早朝や夕方の撮影で追加料金が発生する場合があります。
移動費や施設使用料
ロケーション撮影で複数ロケーションを追加したりプラン外の場所を希望する場合には、実費で移動費や施設使用料、ヘアメイクの追加のアテンド料などが発生します。
その他
そのほかに追加料金が発生しやすいのは
- 美肌加工や肌補正などのレタッチ料
- ドレスや小物の持ち込み料
- フォトグラファーの指名料
特にレタッチ料は修正の度合いやカット数によって費用も高額になりがち。最初から含まれているプランを選ぶと安心ですね。
結婚式場のフォトウェディングの費用相場は?
結婚式場によってはフォトウェディングプランがあるところも。結婚式場で撮るフォトウェディングの費用相場は6~25万程度。会場のグレードやプラン内容によって大きく異なりますが、本物の結婚式場で結婚式風の撮影ができるとあってカップルに人気があります!
ただしフォトウェディングは平日のみといった場合や、フォトウェディングのみの利用はできない式場もあるので条件を確認しておきましょう。
フォトウェディングを海外でする場合の費用相場は?
海外で行うフォトウェディングの費用相場は10~20万円程度です。こちらは撮影費用のみの相場で旅費を含まないので、別途交通費、移動費、宿泊費などがかかります。
基本費用の中に衣装代が含まれていることが多いですが、その場合は当日現地で選ぶのが一般的です。
衣装のサイズが合わない、バリエーションが少なく好みのものが見つからないというトラブルもあるので、衣裳は持ち込みも可能か確認しておくのがおすすめです◎
フォトウェディングの費用負担は新郎新婦どっち?
フォトウェディングの費用で気になるのは支払いの分担。折半する?新郎新婦どちらかが多く負担する?など悩みますよね。
あくまで挙式披露宴をおこなったカップルへの調査ですが、アンケートでは結婚式の費用負担を「折半した」という回答が半数以上で、「平等にしたかった」「ふたりのことだからふたりで折半」「すでに財布が一緒だから」という意見が多くありました。
中には「引っ越し費用と家財購入費は夫で、結婚式は妻」のように分けたり、「収入(貯金)が多い方が多く払った」「夫(妻)が多く出したいといったからお願いした」という意見も。
フォトウェディングもどちらが多く払うといった決まりはないので、ふたりの希望や経済状況を考慮して決めるのがベストです。
フォトウェディングの費用で失敗!先輩花嫁の体験談
リーズナブルなフォトウェディングですが、思わぬ追加費用が発生したり、イメージと違ったなんてことも…。
フォトウェディングの費用に関する失敗について、どのようなものがあるのか先輩花嫁の声をピックアップしました。
■手ごろなプランと思って予約したが、プラン内のドレスは少なく結局追加料金になった
■webで素敵だと思った衣装が、実際には傷んでいた。
ドレスのトラブルは後悔のもと!契約前に基本プランで借りられるドレスのグレードや枚数を確認しておきたい。また、できれば実物を見ておくと安心ですね。
■アルバム代と、データ代が別料金で総額が予算オーバーになった。
■プラン内のデータのサイズが小さく印刷向きではなかった。自分たちでアルバムを作るためにデータを購入した分追加料金になった。
見落としがちなデータサイズ。受け取ったデータを年賀状に使いたい、アルバムを造りたいという人が多い。データは印刷に適したサイズなのかも要チェック。
■ロケーションフォトで複数のロケ地を希望していたが、場所ごとに申請の手数料や入場料がかかり、追加料金になった。
■ロケーションフォトを希望していたが雨…。そのために日程変更をしたが、その日には希望のドレスは予約で埋まっていて、変更したドレスに追加料金が発生した。
オプションが発生しがちなロケーションフォト。雨天の場合にどうするのか屋内撮影にするのか、延期するのか、延期の場合はドレスの予約状況もしっかり確認して!
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費用を抑えつつ賢くフォトウェディングを叶えるには?
フォトウェディングの費用を抑えるには、基本料金が安いスタジオ撮影を選ぶ、プラン内で収めるといった方法がありますが、他にはどんな節約ポイントがあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
洋装プランを選ぶ
衣裳は和装よりも洋装プランの方が安く設定されていることが多いので、費用を抑えたい人は洋装プランを選びましょう。
1着だけでは物足りないという人は2着分の費用が含まれているプランにするか、2WAYタイプのドレスにしてコーディネートをアレンジするといった方法もおすすめです。
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▼2WAYドレスの魅力やコーディネート例
繁忙期や人気のシーズンは避ける
少しでも安く撮影したいなら、土日祝や人気の春・秋を避けて撮影しましょう。平日やシーズンオフの撮影では1~2万円程度安くなることも。
夏季限定でリーズナブルなプランが出ていることも多いので、限定プランをチェックしておくといいですね。
データから自分たちでアルバムを作る
高額になりがちなアルバムは業者に依頼せず、撮影データを使って自分たちで作る方法もあります。自分たちでネットプリントやプリントショップを活用すれば、かかる費用は数千円程と大幅な節約に。
画質や台紙の品質にあまりこだわらないのであれば、写真の焼き増しも自分たちでしてしまうのも手。ネットプリントで台紙付きを選べばこちらも節約になります。
表紙や中身をカスタマイズして台紙を作れるネットショップもあるので、オリジナルの台紙に入れて両家にプレゼントするのもすてきですね!
▼おすすめ自作アルバム
持ち込み料がかからない場合は持ち込みで節約!
衣裳小物、撮影小物に別途レンタル代がかかる場合は、持ち込んで節約する方法もあります。ただし持ち込み料がかかる場合は逆に費用が割高になってしまう可能性も!契約前に持ち込み料の有無を確認しておきましょう。
▼撮影用にコスパ抜群!1万円以下で買える格安ドレス
「セルフフォトウェディング」という選択も!
費用が気になるカップルにはセルフフォトウェディングという選択肢もあります。セルフフォトウェディングとは、準備から撮影まで全てを自分たちで行うフォトウェディングのこと。
費用面の他にも、ふたりの都合で撮影できる、場所に制限がない、自然体の写真が撮れるなどメリットもたくさん。撮影に必要な準備や実際の手順、卒花嫁さんたちの実例は下のセルフ前撮りの記事を参考にしてくださいね。
▼セルフ前撮りの魅力と実際の撮影手順はこちら
フォトウェディングで最高の思い出を残そう
まずは撮影内で叶えたいことと、撮影後の写真をどうするのか明確にしておきましょう。そのうえで予算を組んでおけば、予想外の出費に困ることもありません。事前準備を万端にして、費用面でも納得のフォトウェディングを実現してくださいね。
4万8000円から!エニマリのフォトウェディングがおすすめ
新しいカタチの結婚式をプロデュースしているエニマリでは、さまざまなフォトウェディングのプランを用意しています。なんと本格ドレスからヘアメイク、写真データまで全て揃った洋装スタジオフォトプランは48000円から!(料金は条件により変動します)
そのほか、ハウススタジオから本格チャペルまでさまざまなシチュエーションを選ぶことができ、こだわりのフォトウェディングを実現させることができます。
撮影だけじゃない!セレモニーやゲストとの時間を楽しめるプランも
またおすすめは、挙式や披露宴とは異なるふたりだけのオリジナルセレモニーやゲストとの食事会などを組み合わせた特別なフォトウェディング「1Day Weddingプラン」!
ふたりの自然体の姿を写真に収めるのはもちろん、オリジナルデザインの結婚証明書でのセレモニーや、食事がセットになったプランなど、かけがえのない1日を過ごすことができます。
►記憶と記録に残す1Day Weddingプランをチェックする
※本記事内で掲載している写真はエニマリのフォトウェディングの事例です
※ 2023年8月 時点の情報を元に構成しています
「結婚式の費用」 の キホン に含まれています