夏真っ盛り!8月は真夏ならではのイベントも多く開放感ある月ですが、ここ数年の猛暑から「8月の結婚式はゲストに迷惑かも…」と悩んでしまうカップルもいるのでは。
この記事は、8月の結婚式のメリットとデメリット、暑さ対策を含めた8月婚を目いっぱい楽しむためのアイデアをまとめました。
8月は結婚式のローシーズンに突入!
一年で一番暑い8月は、寒さの厳しい1月、2月と並んで結婚式が少ない月。夏休みやお盆休みでゲストを呼びにくいことも、避けられる理由のひとつです。
結婚式を挙げた人の割合を見てみるとハイシーズンの半分ほど。結婚式のローシーズンですが、だからこそ穴場ともいえるメリットもあります。
夏本番!8月の結婚式のメリット
暑~い夏が好き!という人にはおすすめ!8月の結婚式の魅力を紹介します。
夏ならではのテーマで盛り上がれる
8月の結婚式の一番の魅力は、夏ならではの開放的感やワクワク感です。イベント目白押しの夏は、気の置けない仲間とわいわい楽しむにはもってこいの季節!なかでも夏祭りやフェス、キャンプ、海は、結婚式でも人気のテーマになっています。
費用を抑えられる
結婚式のローシーズンとなる8月は、夏季限定のお得なプランや大幅な割引プランが用意されていることが多いもの。ハイシーズンと比べるとかなり費用を抑えられるので、寒いよりも暑い季節が好き、結婚式の費用を節約したいというふたりは8月がおすすめ!
良い日程が取りやすい
土日祝日はもちろん、大安など人気の吉日も予約がとりやすいのが8月の結婚式のメリット。お日柄にこだわるふたりはもちろん「人気の式場で結婚式がしたい!」というふたりは、8月の空き状況をチェックしてみて!
旅行を兼ねた予定を立てやすい
長期休暇が取りやすく、旅行を兼ねた日程を組みやすいこともメリットです。式後のハネムーンはもちろん、ゲストの夏季休暇と予定が合えば、滞在型ウェディングやリゾートウェディングを計画してみるのもいいですね。
日取りに配慮が必要!8月の結婚式のデメリット
ここからは8月の結婚式で注意したいポイントを紹介します。
ゲストの夏休みと重なることがある
お盆休み(基本は毎年8月13日から16日)は帰省や旅行など、毎年決まった予定があるゲストも少なくありません。お盆休み前後の結婚式は、迷惑に思われたり断られたりする場合もありそうです。
また、お盆休みはもちろん、仕事の夏休みを取る人が多い8月は交通費や宿泊費が高く設定されていることがほとんど。お車代を多めに渡す、宿泊先はふたりが手配するなど、遠方からきてくれるゲストへの配慮が必要です。
屋外の演出が難しく移動が大変
一番のデメリットはやはり暑さです。2023年8月の東京の日平均気温は29.2度、最高気温は34.3度、最低気温は26.1度※。35度を超える猛暑日となる地域もあり、屋外での演出は厳しい時期。
※気象庁の過去の気象データより
また、ゲストにとってもっとも負担が大きいのは自宅から式場までの移動です。最寄り駅から近い、駅直結で屋外に出ずに行けるなど、できるだけ屋外の移動を避けられるよう式場選びにも配慮したいですね。
台風やゲリラ豪雨の影響を受ける場合も
気温が一気に上昇する7月下旬から8月にかけては、大気の状態が不安定になりゲリラ豪雨が発生しやすくなります。また、8月は台風の発生が多い時期。万が一台風が発生し、結婚式ができなくなった場合はどうするのか、延期の可否やキャンセル料など、契約前にきちんと確認しておくと安心ですね。
8月の結婚式はこれで完璧!暑さ対策&おもてなしアイデア
暑いなか来てくれたゲストに心地よく過ごしてもらうために、参考にしたい暑さ対策&おもてなしのアイデアを紹介します。
ゲストの移動手段を確保
フォーマルウェアは熱がこもりやすいため、暑い時期は少しの距離の移動でも汗だくになりがちです。また、年配の方や小さい子どもは熱中症の心配もあります。屋外の移動は最小限になるよう、最寄り駅からは送迎バスやタクシーチケットを手配しましょう。
到着後は冷たいドリンクでおもてなし
式場に到着したゲストには、冷たいおしぼりと冷たいドリンクのおもてなしがよろこばれます。オリジナルのウェルカムドリンクでふたりらしさを出したり、夏らしくフローズンドリンクやフローズンカクテルを用意するのもおすすめです。
車内の冷房で冷えてしまったというゲストのために常温の飲み物も用意しておくと、より心遣いを感じてもらえますね。
心遣いを感じるアメニティを用意
移動時に汗で化粧やヘアスタイルが崩れてしまった、匂いが気になるというゲストのために、制汗スプレーや汗ふきシート、ヘアスプレーを用意しておくとベスト◎用意するアメニティを招待状にあらかじめ記載しておけば、荷物も少なく済んで親切です。
ナイトウェディングもおすすめ
8月とはいえ、少しでも涼しい時に結婚式をしたいというふたりは、ナイトウェディングがおすすめ。陽射しがないぶん、日中よりは過ごしやすさを感じられそうです。また、キャンドルやバルーンランタン、花火など、光の演出が映えるのも夜ならではの魅力!
少しでも心地よく過ごせるよう、男性はノージャケットOKにするなどドレスコードをカジュアルに設定すると、ゲストも気兼ねなく楽しめます。
8月の結婚式はいつがいい?縁起がいい日をピックアップ
2025年8月のお盆休みは8月13日(水)~17日(日)です。11日が祝日のため、12日に休みを取って8月9日~17日の最大9連休になる人も!
その他の土日祝日と共に、2025年8月の結婚式におすすめの日取りをみていきましょう。
【2025年8月】結婚式におすすめの縁起のいい日は11日と30日
2025年8月は結婚式におすすめの縁起のいい日が多い月!人気の日取りになりそうなのは8月2日(土)、8月11日(祝)、8月23日(土)、8月24日(日)、8月30日(土)です。
8月2日は友引の土曜日。その語呂から「ハニーの日」とも呼ばれていて、挙式・披露宴におすすめの甘~い日。
8月11日は山の日で祝日。大安の一粒万倍日であり、とっても縁起のよい一日です。 ただし、三連休の最終日なのでレジャーの予定を立てる人も。結婚式をおこなう場合はできるだけ早めにゲストに連絡できるといいですね。
8月23日も一粒万倍日の土曜日。吉日の天恩日も重なります。六曜は先勝。午前が吉の時間帯です。
8月24日は友引の日曜日。天恩日・母倉日という2つの吉日が重なる結婚式に適した日です。
8月30日も一粒万倍日の土曜日。六曜は友引、ほかの吉日も重なるラッキーデーです。
お盆期間の結婚式は迷惑?
お盆には夏休みを取る人も多いですよね。帰省や旅行など予定を入れる人も多いことから、できれば結婚式は避けた方が無難。とはいえ2025年のように休みが長期に渡る場合、希望日がお盆の期間に重なることも…。
たとえば2025年のお盆の最終日である8月17日(日)は大安の日曜日。吉日の大明日も重なるお日柄の良い日です。やっぱりお盆期間は迷惑なの? …と、迷ったら、まず親族や主要ゲストに相談を。家族や親しい友人のみの少人数結婚式では、ゲストの都合がよければ問題ないこともあります。式場予約の前に話してみましょう。
それでも、やはり連休の中日は避けるといった配慮は必要です。
8月の結婚式に選びたいおすすめテーマ5選
8月の結婚式を楽しむためには、テーマ選びも大切なポイント!真夏におすすめのウェディングテーマと会場装飾や演出アイデアを紹介します。
リゾート
夏に行きたい場所といえばリゾート地!海や森など、自然に囲まれた避暑地で過ごす優雅な夏を演出できるのが「リゾート」のテーマです。
ビビッドカラーの花にキャンドルやフルーツの小物も飾って、野性味溢れる装花がリゾートムードを醸し出すテーブルコーディネートがおしゃれ。
木のテーブルにグリーンをメインにした装花は、海外リゾートを彷彿とさせます。リラクシーな雰囲気が魅力の「リゾート」は、食事はフルコース形式に、装飾はカジュアルにと、フォーマルとカジュアルをほどよく取り入れるのがポイント。
フラッグ、BBQ、かき氷・・・結婚式はこんなに自由でいいんです♪
ハワイのレイのように、蝶ネクタイや腕飾りなど、おそろいのアイテムをつくってゲストにプレゼントするのも素敵ですね。おそろいのコーディネートで撮る集合写真からは、楽しい雰囲気が伝わりそう!
海・マリン
涼しげな「海・マリン」のテーマも夏ならでは!テーマカラーは海や波を思わせるブルーや白に、砂や貝殻を飾ればとってもかわいい装飾が完成します。
ウェディングケーキやドレスも色やモチーフを統一すれば、まるで海のなかの結婚式のよう。完璧な世界観で、ゲストをあっと言わせて!
貝殻やシーグラスは比較的手に入りやすいアイテムなので、ウェルカムアイテムや席札を手作りするのも楽しそう。
キャンプ
テーマは「人生を楽しもう」!大自然に囲まれたキャンプ場でマルシェスタイルのウェディング
「キャンプ」も夏に人気のテーマのひとつです。装飾には布やウッド小物など、自然素材のアイテムを使うのがポイント!野性味溢れるグリーンのなかに、パンパスグラスやワイルドフラワーを取り入れた装花がとってもおしゃれ。
テーマは「人生を楽しもう」!大自然に囲まれたキャンプ場でマルシェスタイルのウェディング
こちらはカラフルな布を裂いて作ったガーランド。テーマカラーと合わせれば、ふたりの結婚式の目印に。
テーマは「人生を楽しもう」!大自然に囲まれたキャンプ場でマルシェスタイルのウェディング
テーブルには可憐なグリーンを。クロス留めにもグリーンを添えて、とってもかわいいテーブルコーディネートが完成です。
暑い中でもキャンプの雰囲気を味わいたい!というふたりは、空調完備の全天候型の式場を選ぶのもおすすめ。
キャンプらしく食事はバーベキューを取り入れたり…
キンキンに冷やした瓶ジュースを用意して、みんなで乾杯する演出も盛り上がること間違いなしです。
ひまわり
夏の花といえば!「ひまわり」も8月に人気のテーマです。
鮮やかなイエローの花は、見ているだけで元気をもらえそう。会場を爽やかに、元気な雰囲気を演出してくれます。
ペーパーアイテムにもひまわりを取り入れて。トータルコーディネートも完璧です。
後ほど紹介するひまわりのブーケはもちろん、ひまわりのビッグフラワーで登場するサプライズも楽しそう!
夏祭り
子供からお年寄りまで、気兼ねなく楽しめる結婚式にしたいというふたりは、「夏祭り」をテーマにするのはいかがでしょうか。
到着したゲストには綿菓子付きの席札でおもてなし!カラフルな綿菓子に、大人も思わず笑顔になりそう。
フラッグ、BBQ、かき氷・・・結婚式はこんなに自由でいいんです♪
フードトラックやフードテントがあると、よりお祭り気分が盛り上がります。
フラッグ、BBQ、かき氷・・・結婚式はこんなに自由でいいんです♪
夏のデザートに欠かせないかき氷も忘れずに。ゲストが好きに作れるようセルフ方式にしたり、ふたりがつくってサーブする演出もおもてなしのひとつに取り入れてみて。
お神輿が登場する演出もアリ!ゲストの意表をついてインパクト抜群です。ふたりにとってもゲストにとっても、忘れられない結婚式になりそう。
8月の結婚式だから着たい!ウェディングドレス・カラードレス
ウェディングドレスにも季節感を取り入れれば、統一感のあるおしゃれな結婚式に。8月だから着たいウェディングドレスやカラードレスを紹介します。
ヘルシーな背中見せドレス
開放感溢れる夏はいつもよりちょっと大胆に、背中見せドレスにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。フロントは露出が少ないデザインを選べば、後ろから見た時のギャップにゲストをドキリとさせられそう。程よい抜け感が都会的でおしゃれな花嫁を演出してくれます。
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ビビッドカラーのドレス
夏の陽射しに映える、鮮やかなビビッドカラーのドレスは夏ならではのセレクト。ボリューム感がある大胆なデザインが多いので、大きな会場にも良く映えます。普段の洋服では着ることがない色にチャレンジしてみれば、新しい自分に出会えるかも!
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セパレートタイプのドレス
トレンド感がありつつ、動きやすいドレスを探している人におすすめなのはセパレートタイプのドレス。トップスとスカートで分かれているため、座ったり立ったりもラク。ボリュームレスなデザインは洋服の延長線感覚で着られて、イヤリングやブーケで自分らしさを存分に発揮できます。
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8月の結婚式におすすめ!リゾートを感じるブーケ
8月に花を咲かせる植物にはどんな種類があるのでしょうか。季節の花と、その花を使ったブーケのアイデアを紹介します。
ひまわり
8月の花といえばやっぱりひまわり!ひまわりは寒さに弱いため、生花のひまわりをブーケにできるのは夏花嫁の特権です。
小ぶりのひまわりはかわいらしい印象に。みずみずしいグリーンとの組み合わせは、ナチュラルな雰囲気が魅力です。
ひまわりをメインに、おなじくイエローのバラやガーベラを合わせたラウンドブーケもとってもキュート!ひまわりの花言葉は「あなただけを見つめる」なので、ダーズンローズやサプライズの花束に選んでみてはいかがでしょうか。
アンスリウム
ハート型が特徴的なアンスリウムは、初夏から秋にかけて咲く熱帯の花。花びらに見える部分は苞(ほう)と呼ばれるもので、花は突起した黄色の部分です。
ハートの形は結婚運を上げる花としても人気で、ハワイでも「Heart of Hawaii」と呼ばれて愛されています。
歴史ある迎賓館で叶える大人シンプル婚*涙で彩る感動のウェディング
アンスリウムには鮮やかな赤や白以外にも、ピンクやグリーン、ワインレッドのカラーがあります。花でも葉でもない中性的な雰囲気と上品な艶感は、かわいすぎないブーケを探している人にぴったり。ナチュラルでも、ワイルド寄りのブーケによく似合う花材です。
モカラ
ゲストと一緒に夏をエンジョイ!フルーツたっぷりのトロピカルウェディング♪
トロピカルブーケに人気のモカラも、夏から秋にかけて咲く熱帯の花です。ラン科の植物でぷっくりとした花びらが特徴的。優雅な花姿から「優美」という花言葉がつけられています。脇役として使われることが多い花ですが、モカラだけを束ねた小ぶりなブーケもかわいいですよ。
プロテア
エキゾチックな花を咲かせるプロテアは、ナチュラルウェディングに欠かせない人気の花材のひとつ。荘厳な花姿から、ギリシャ神話の神様に由来して名づけられたというからロマンチックですよね。
パイナップルが主役の南国ウェディング!節約しながらもグアム挙式と国内披露宴を実現
乾燥にも強いためドライフラワーとしても人気ですが、8月のブーケにはみずみずしい生花を楽しむのがおすすめ。式後はブーケごとドライフラワーにできるよう、フラワーコーディネーターさんに相談してみるのも◎。
8月の結婚式のおもてなしに!料理に取り入れたいおすすめ食材
料理にも季節感のある食材を取り入れれば、とっておきのおもてなしに!8月の料理に使いたいおすすめの食材とその魅力を紹介します。
彩り鮮やかで栄養満点!8月に旬を迎える野菜
ナチュラル×ヴィンテージ×アンティークのおしゃれウェディング
・モロヘイヤ
・空心菜
・ハスイモ
・オクラ
・アマトウガラシ
・きゅうり
・トマト
・冬瓜
・丸ナス
太陽の光をたっぷり浴びて育つ夏の野菜は色鮮やかでみずみずしく、野菜本来のうま味を味わえるのが特徴です。また、夏の疲れを吹き飛ばしてくれる栄養素が豊富に含まれているので、夏バテ気味のゲストにも最適!カラフルな野菜で彩られたフォトジェニックな一皿が完成します。
人気のあのフルーツも!8月に旬を迎える果物
ナチュラル×ヴィンテージ×アンティークのおしゃれウェディング
・シャインマスカット
・パッションフルーツ
・メロン
・スイカ
・白桃
・パイナップル
・マンゴー
・梨
・栗
8月に旬を迎えるフルーツは、暑い日に失いがちなミネラルを補給できるジューシーなフルーツ。梨や栗など秋の果物もお目見えします。皮ごと食べられて老若男女問わず人気のシャインマスカットも8月~10月が旬。一足早い秋の旬を使ったデザートのおもてなしもよろこばれそう!
有名な高級魚も!8月に旬を迎える魚介
・アジ
・コチ
・アナゴ
・鮎
・カマス
・かわはぎ
・キス
・スズキ
・太刀魚
・真だこ
8月に旬を迎える魚は、暑い日でもさっぱり食べられる白身の魚が多いです。高級魚のコチやカワハギなど、漁獲量が少ないため通常出回らない魚も多いため、メニューに取り入れれば、特別なおもてなしになります。
夏本番を味わう演出で忘れられない結婚式に
暑さがネックの8月の結婚式ですが、夏らしい演出で盛り上がれるのもこの時期ならでは。また、冷たい飲み物やアメニティの細やかな心配りで、ゲストにおもてなしの気持ちをより感じてもらえるのも魅力です。紹介したアイデアにふたりらしさをプラスして、夏の結婚式を楽しんでくださいね。
※ 2024年3月 時点の情報を元に構成しています
「結婚式準備」 の キホン に含まれています