結婚式前に晴れ姿を写真に残す前撮りは、近年自由度が増しています。衣装や場所、小物、ポーズも多様化し、前撮りでふたりらしさを表現するカップルも。
いま流行っている前撮りスタイルはどのようなものなのでしょうか。新しいカタチの結婚をプロデュースする株式会社エニマリの“中の人”6人が「前撮りのトレンド」をテーマに熱く語り合いました。スタッフが教える“前撮りで後悔しないためのポイント”も要チェックです!
サムネイル画像出典:「みんなのウェディングストーリー」より
座談会のメンバーはこちら!
Nさん:「みんなのウェディングニュース」編集部
Hさん:リゾート挙式会社を主とした代理店営業
Kさん:「みんなのウェディングストーリー」編集担当
Aさん:「みんなのウェディングストーリー」編集担当
Sさん:「みんなのウェディング」SNS担当
Iさん:エニマリプロデュース担当
▼前回の座談会記事はこちら!
最近気になった“前撮り”は?
Sさん:最近、室内・屋外を問わず「コマ撮り風フォト」をするカップルが増えている気がします!
Nさん:かわいいフォト構図ですね。撮影時の楽しそうな様子が伝わってきます。
Sさん:あと、ドローン(無人航空機)を活用した前撮りも増えましたよね。海や森などの大自然の中で、もはや風景がメインの構図もSNSでよく見かけます。
Hさん:すごい!
Kさん:前撮りとあわせて、結婚式のプロフィールに使う前提で、ドローンでムービーを撮るカップルもいますよね。
Nさん:まるで映画のワンシーンのようですね。
Kさん:反対に、商店街や身近なスポットで撮る人も多い印象です。
Sさん:街中で撮るカップル、増えましたね!
Kさん:漁港や遊園地、下町のカフェ&レストランなど、昭和っぽい雰囲気の場所で、ちょっとレトロに撮るのが流行っていませんか?
@hkr_412さんのインスタグラム 「みんなのウェディングストーリー」より
Hさん:使い捨てカメラで撮ったような、フィルム感が素敵!
Nさん:“エモい”ってやつですね。かわいいです。
Sさん:結婚式のスタイルもそうですが、前撮りもどんどんカジュアル化してきていますよね。
Kさん:言われてみれば、ドレスではなく白いワンピースを着用したり、私服で撮影するカップルも増えたかも?結婚式とは別の衣装で撮影できるのがメリットですよね。
Hさん:「人と違う」「ふたりらしさを出す」という点を意識しているカップルがグッと増えましたよね!衣装はもちろん、ロケーションや構図もこれからどんどん新しいアイデアが更新されていきそうです。
カメラマンはインスタで探す時代!?
Nさん:最近はウェブ検索ではなく、インスタなどSNSを活用してカメラマンを見つけるカップルが増えていませんか?
Sさん:“ハッシュタグ(キーワードを分類するタグ)”を利用して、簡単にお気に入りのテイストやカメラマンさんの作品を探せる時代ですもんね。
Aさん:個人で手配したほうが、既存のパッケージプランよりも安く済んだ…という話もきいたことがあります。
Hさん:ロケーションフォトだと、代理店を挟まないほうが安く済む場合もあるかもしれませんね。ただ、何を重視するかですよね。パッケージプランの場合、衣装やヘアメイク、ブーケなどの小物一式に移動時の車まで用意してくれるところもあるので、手間がかからなくて便利ではあります。
Nさん:コロナ禍でフォトウェディングやウェディングフォトの需要が高まったこともあり、低価格でおしゃれなパッケージプランを打ち出す会社も増えてきましたよね。いずれにせよ、時間やこだわりポイント、予算と相談して決めたいですね。前撮りデータの使い道や、結婚式をするかしないかなど、前撮り自体の位置付けも選び方に影響しそうです。
共通の趣味を反映させたり、思い出の場所で撮影するカップルも!
Nさん:最近の前撮りは、いかに“ふたりらしさ”を出すかがキーポイントになっているのかもしれませんね。そういう意味で、ふたりの思い出の場所で撮影したり、共通の趣味を反映させた前撮りが増えているように思います。例えば、お互いの母校だったり。
@yuzu.wdさんのインスタグラム 「みんなのウェディングストーリー」より
Aさん:この前取材させていただいた方は、お相手と小学校からの付き合いとのことで、母校で前撮りをしていましたよ。当時の先生たちはもちろんいませんが、今の知らない先生方に交渉してアポを取ったそうです。
Sさん:みんなのウェディングのインスタでも、「母校前撮りカット」という特集をアップしました。新宿で出会ったから新宿で…のように、出会った場所で撮るカップルもいましたよ。
Iさん:スポーツなど、お互いの趣味をテーマにした前撮りの人気も高まっている気がします。エニマリのサービスだと、 「ヨドコウ桜スタジアム」での前撮りがサッカー好きのカップルに人気です。そのほか、テニスコートやゴルフ場で撮影するのもいいですよね。
ちなみに最近、SNSでドレスを着ながら実際にスキーやカヌーをしている写真を見かけて驚きました!
Sさん:前撮りで登山をしている友人、いました!
Iさん:カメラマンさんやメイクさんも登るのかな(笑)
Nさん:前撮りは“ここで撮らないといけない”というルールがあるわけではないので、お城やキャンプ場、ライブハウスなど、ロケーションの選択肢はいろいろとありますよね!
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トレンドのポーズ&アイテムは?
Nさん:前撮りのポーズやアイテムにトレンドはあるのでしょうか?
Kさん:「ベールインフォト(ベールショット)」をよく見かけます。ベールの中にふたりで入るもので、リクエストして撮ってもらう人も多い人気のショットだそうですよ。
Nさん:幻想的ですね。
Sさん:相手のほっぺをぷにっとするポーズも人気じゃないですか?新婦が新郎のほっぺをつまんで、ふざけ合っているイメージです。
@wedding_yrnさんのインスタグラム 「みんなのウェディングストーリー」より
Kさん:小物はシンプル化している気がします。ブーケだけとか。ブーケのデザインが年々かわいくなってきている、というのも理由のひとつに挙げられそうです。
Sさん:アイテムも多様化していますよね!趣味の釣りざおとか、撮影した土地にちなんだものとか推し活グッズとか。シチュエーションやふたりの前撮りのテーマにあわせて選ぶのがいいのかもしれません。
▼【保存版】前撮り&フォトウェディングで使えるおしゃれなポーズ
人気の韓国風前撮り、どう変わった?
Nさん:一時期、「#韓国ウェディングフォト」「#韓国前撮り」というハッシュタグが賑わっていましたよね。最近はどうでしょうか。
Hさん:たしかに、韓国風のスタジオフォトが流行ってましたね。
Aさん:取材していると、今でも「韓国風を意識した」という人は多いです。テイストやコーディネート、アイテムも韓国風を意識して、インスタやピンタレストでイメージを探したという方も。
Kさん:韓国風の定義って難しいですよね…。私はシンプルだと韓国っぽいなと思っちゃいます。小物はブーケのみだったり、少しナチュラルテイストだったり。ただ、ネットで検索すると壁一面に色とりどりの花が敷き詰められている写真をよく見かけます。
Nさん:韓国風前撮りといえば、背景に色鮮やかな花がたくさんあるイメージでした!
Sさん:一時期ブームになって、今では定番化していますよね。韓国ドラマ『愛の不時着』で生まれたビッグカップル、ヒョンビンさんとソン・イェジンさんの前撮り写真も、華やかな花のオブジェを背景に撮影していましたね。
とはいえ、SNSをチェックした限りでは韓国風前撮りも、今までのキュートな雰囲気より、シンプルで大人っぽいテイストの写真の人気が高まっているように思えます。
Iさん:2020年に、俳優の瀬戸康史さんと山本美月さんがスーツを着たスタイリッシュな雰囲気の写真を結婚報告に添えていましたね。ノースマイルでキリッと決めた感じは、なんとなく韓国っぽいなと思いました。
Nさん:ふたりともALLホワイトの衣装でとても素敵でしたよね。シックな場所や背景に合わせて、クールな雰囲気の写真の人気も高まりそうな予感です。
▼「韓国ウェディングフォト」って?
後悔しないために!前撮りで押さえておきたいポイント
Nさん:ネットで「前撮り」と検索すると、関連キーワードに「前撮り 後悔」「結婚式 前撮り 失敗談」というワードが出てくるんですよね…。みなさんが思う、後悔しないためのポイントがあれば教えてください。
Hさん:最近結婚式と前撮りを終えたのですが、小物だけのカットをもっと撮っておけばよかったと思いました。自分たちを撮ってもらうことに必死で…。指輪やシューズだけのカットも撮ればよかったなぁと。
Sさん:以前お話をきいた方の中に「カメラマンさんが指定したポーズが思っていたイメージと違った」という体験談がありました。前撮りのように、被写体になる経験ってあまりないと思うのでつい任せがちになりますが、もし理想がある場合は、具体的なイメージは事前に伝えておいたほうがいいのかもしれません。最近では「前撮り指示書(撮影指示書)」というシートを作るカップルも多いですよ。
Nさん:撮りたいポーズをまとめたシート、ということですか?
Sさん:そうです。前撮りで撮ってほしい雰囲気の写真をまとめたり、撮りたいアングル・ポーズを指定したりする資料を作って事前にカメラマンに共有しておくんです。
前撮り当日に口頭でリクエストを伝えるのは難しいですし、希望の雰囲気を画像で見せられた方が伝わりやすく、イメージ通りに撮ってもらえます。
Iさん:前撮りだけでなく、結婚式当日の撮影の指示書を作る人もいますね。
Kさん:「#前撮り指示書」のハッシュタグ、インスタにたくさんありますね!
ちなみに、“前撮りを数回行った”という花嫁さんからきいた話ですが、「最初に撮った写真はガチガチで、慣れてきた最後のほうが自然体な写真が撮れた」とおっしゃってました。なので、あまり緊張しすぎないことが大切なのかも。
また、スタジオよりもロケーションのほうが自然に撮れるという話もよく聞きますね。開放的な場所もそうですし、街中だとふたりとカメラマン以外の人がいることも普段の感じが出やすいのかもしれません。
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“ふたりっぽさ”が前撮りのトレンド!
今どきの前撮りには決まった型がなく、どんどん自由なスタイルが広がっています。場所や衣装、ポーズはもちろん、前撮り全体を通して表現する雰囲気やテーマなどに“ふたりらしさ”を取り入れるのがトレンドといえそうです。
最新トレンドをチェックして、ふたりに合った前撮りスタイルを考えてみてくださいね♪
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※ 2023年4月 時点の情報を元に構成しています
「前撮り・後撮り」 の トレンド に含まれています